ココロセラピストが語る!?『引き寄せの法則』ザ・ビギナーズ~エゴはそんなに悪なのか?~

スーパーブルームーン

僕の理想の状態について。

理想の状態。常にその瞬間に感動し、満足できる状態。それこそ地味でも何でもいい。無理に何かに対して感動しようとしたり、感謝しようとしたりするのではなくて、ただ、それでいい。そんな状態が望ましい。このようにいうと抽象的過ぎてよくわからないかもしれないが、もしかしたら、あなたも僕と似たようなことを感じたことがあるかもしれない。

たとえば、だ。仕事先に向かって車のハンドルを握っているとき。なんとなく木々を見ると季節を感じる。ただそれだけで、なんか良い気分になる。赤信号になったとき、ふと窓の外を見ると、そこには青空が広がっている。とても美しい。雲は、その時その時で形が違って、これがまたおもしろい。夏の暑さ、冬の寒さが、何故だか、とても心地よく感じる。こんなとき、特に何かがあったわけじゃないはずなのに、とても満たされた気分になったりしたことはないだろうか。

他にも、家族や友人、職場の仲間たちに会って、特に何するわけでもなくても相手が元気だとわかった瞬間も、なんとなくホッとするというか、しあわせな気持ちになったりするときはないだろうか。ただ水道水を飲んだだけで満足できることだってある。特段美味しいわけではなくても、だ。見知らぬちびっこが元気に走り回っている姿を見た時も不思議としあわせになる。

毎回そういう気分になるわけではないが、本当になぜだかわからないが自然と、良い気分でいられるときってときどきある。この充足感は意図的にそのように自分自身に言い聞かせているわけではないところが興味深い。何をするわけでもなく、ただただ、いろいろとしあわせを感じることができている。まさに理想の状態だと思う。

「無理にでも笑わなきゃいけない」とか「無理にでも感謝しなければならない」とか「無理にでもポジティヴでならなければならない」とか、そういう強制力が一切ない。だからこそ、とても心がとても軽い。僕は、こんな状態が理想な気がする。あなたは、どう思うだろうか。ちなみに「ね? あなたも、そう思うでしょ?」と無理に「はい」と誘導するつもりはない。あくまでも、そういう不思議なしあわせの感じ方もあるよね、という話だ。

エゴについて。

引き寄せの法則に限ったことではないのかもしれないが、よく「エゴを手放す」とか「執着しない」とか言われていると思う。それもまた正論ではあるが、これについて改めて考えてみた。これは、僕の考えではあるが、それは最終的にそういう状態を引き寄せるというか作り出せるのであれば、それが理想的だよね、という話なのかなとも思う。なんというか、それって『悟りを開く』的な難しさを感じるよなと思うのだ。もっと言うと「それができれば苦労しないよ」なのだ。

さきほど話した、特に何かがあるわけではないが、その瞬間その瞬間から何故か充足感が得られる状態とは矛盾しているが、人は、「あれが欲しい、これが欲しい」「あれがしたい、これがしたい」という欲求は少なからず誰しもが持っていると思うのだ。「エゴを手放すと引き寄せがはじまるよ」と言いつつ「1億円手にしました」とか「イケメン彼氏ができました」とか、なんとまあ、欲にまみれた世界だな、と。この時点でエゴ丸出しだと思ったりもするわけで。そう考えると、別にエゴという言葉に、それこそ執着する必要はないと思ったりもするわけで。

一方で執着についても考え方によってはアリなのかなと思う。たとえば、アファーメーションを駆使して引き寄せをするタイプの人もいると思う。僕もそうだ。映像でイメージする人もいれば、言葉でイメージする人もいる。願望達成の状態を徹底的に潜在意識に植え付ける作業をすることで引き寄せをする人もいる。

それもある意味、執着ではないかと思うのだが、それでも、そっち系の方が引き寄せしやすい人がいるのも事実だ。これは仮説ではあるが、引き寄せの法則で「エゴを手放す」とか「執着しない」とか言っているのは、意識しすぎて、ネガティヴな感情が出てきて、それが引き寄せの邪魔をする可能性があるからではないかと思うのだ。

エナジー・ヴァンパイアについて。

最近、あまり聞かなくなった言葉かもしれないが、あなたはエナジー・ヴァンパイアをご存じだろうか。相手のエナジーを奪ってしまう輩の総称と思ってくれればいい。やる気をそぐ人。ディスる人。そういう人は案外身近にいるかもしれない。そして、そういう人たちに深くかかわりすぎると、知らないうちにエナジーをどんどん奪われてしまうので注意して欲しい。エナジー・ヴァンパイアに出会ってしまうと引き寄せ力は落ちる。

何が言いたいかというと引き寄せの法則も、法則と言いつつ、実は多種多様だったりする(と僕は思っている)のだが、そのやり方で満足できていたり、成功していたりする人も、安易に他の人のやり方を否定しない方が良いということだ。「他のやり方ないかな?」と聞かれたら自分のやり方をアドヴァイスしてあげればいいと思うし、自分のやり方を強要する必要もない。何を選択し、何を決断するかは自分の意志なのだから。

おまけ。

最後に、この記事を書いているのは2023年8月31日だったりする。そう。知る人ぞ知る、『スーパーブルームーン』の日だ。それが何かを説明すると長くなるので省くが、運気が上がる可能性がある、とだけ言っておこう。みんなで運気を上げたいなと思って写真を取ったので共有する。芸術的な写真でも何でもないが、少しでもあなたの引き寄せ力の向上につながればと思う。







  

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