ひぐらしのなく頃に。
知らない人も多いかもしれないが、かつて『ひぐらしのなく頃に』というアニメが流行った。原作はゲームだ。コミカライズもされたし、実写映画にもなった。サスペンスっぽいホラーというか、ホラーっぽいSFというか、とにかく、よくわからない作品だった。簡単にいうと、ループものなのだが、そのよくわからないところが人気の秘訣だった。
どのくらいよくわからないかというと、これもまた一昔前に流行った『LOST』海外ドラマをイメージしてくれるとわかりやわすいかもしれない。これも、ブームが去ったら完全に忘れ去られてしまったので、もしかしたら参考にならないだろうか。ひぐらしに話を戻す。ぶっちゃけ、グロいし、恐いのだ。謎の開始事件が毎回毎回起きて、ある一定の期間が過ぎると、また同じ時間にループ（転生？）してしまうのだ。
なんで、今更、ひぐらしについて熱弁しているかというと、個人的に大好きな作品だからという理由が最たる理由だ。同時に、せっかく良い作品なのに、気持ち悪さや不気味さだけが一人歩きしてしまって、悪いイメージが世間に定着してしまった感もあるので、それを今更ではあるが払拭したいからだという気持ちもある。ぜんぜん『引き寄せの法則』と関係ないじゃないかと思うかもしれないが、僕は結構、関係があると思っている。作品を見直していて気づいたことがある。とあるキャラクターは、惨劇が繰り返されることを自覚している。100回くらい、同じ時期をループして魂が摩耗しきっている。だが、その先の、望む世界をずっと諦めていないのだ。
引き寄せが苦手な人は、僕も含めてだが、たぶんネガティヴすぎる人だと思う。確かに、人生いろいろだ。他人には理解されないような悲劇もあるだろう。だが、そこで諦めてしまうと、望む世界は手に入らない。プラス思考信者は、ネガティヴを否定するが、僕は必ずしも否定しない。辛いことはつらいし、悲しいことは悲しいのだ。ただ、それはそれとして、自分が本当に引き寄せたいものを手繰り寄せるのだ。これこそが引き寄せだと僕は思っている。
一説によると、引き寄せは、引き寄せ効果が発動すると、望む結果を得られる世界線（パラレルワールド）に移動しているという。これが、嘘か本当かはわからないが、なかなか面白い発想だと思う。嘘でも本当でも、自分がイメージしやすいかどうかが引き寄せでは重要なので、異論反論がある方はスルーで。そもそも、引き寄せが本当かどうかも僕にしてみればどうでも良いのだ。科学的だろうと非科学的だろうと関係ない。結果的に誰かに迷惑をかけたりせず、望む結果を得るきっかけになれば、それで良いと思っている。
ただ、この世界を生きていく上では、科学は重要だ。引き寄せが科学的かどうかは僕は知らない。矛盾しているかもしれないが、それはそれとして、僕は引き寄せを楽しんで使っている。ただし、理解を超越した魔法的な存在を妄信しすぎるのは危険だとも付け加えておく。そして、他人に勧めるときも決して無理強いはしないことだ。
というわけで、僕がひぐらしを再履修しながら引き寄せについて改めて気づいたことを挙げておく。
・ネガティヴだろうとなんだろうと関係ない。自分が本当に望むものを引き寄せろ。
・世界観は多種多様。自分とは縁もなく、まったく関係のなさそうな人たちもいる。だから、価値観をゴリ押ししないこと。
・自分の考えやイメージが、なんか変だと思ったら冷静に軌道修正すること。
最近の、地味だけど嬉しかった引き寄せ。
僕は大それた引き寄せもしているが、それよりも、地味だろうが何だろうが、できれば毎日何かしら望むものを引き寄せて楽しむことを心掛けている。「継続は力なり」ということだ。だからといって、気合いだ、根性だと言うつもりはない。引き寄せの法則は、気合や根性で行うものではないからだ。ただ、良い習慣というものは確実に自分の人生を豊かにする。これは間違いない。これは、引き寄せの法則関係なく、重要なことだ。
最近、世界線が本当に微妙に変わったのではないかと思える日が増えてきた。基本的な日常に大きな変化はないのだが、それこそ地味な幸運が、毎日のように何かしら得られるようになったのだ。特に、食べ物運はアップした。食べ物が欲しいなと思っていると、誰かが何かしらくれたりする。しかも、望んだタイミングでだ。「マジかよ!?」と、思わず自分でツッコミを入れたくなるようなこともあった。
ちなみに僕は人間関係が良好になる引き寄せもふんだんに使っている。といっても、特に難しいことをしているわけではなく、移動中にブツブツアファーメーションを唱えたり（危ない人みたいなので、無理に声に出さなくても大丈夫！）イメージしたりしているだけだ。そうそう。イメージが大事という話はよくするのだが、イメージが苦手な人は、実はそれほどイメージにこだわらなくても大丈夫っぽい。可能な範囲で言語化して脳内で繰り返していれば、引き寄せ効果は発動すると思われる。
あまり普段、話をしない人が自己開示してくれたり、本音を話してくれたりという程度なら簡単だ。ふとしたことで、会話をするきっかけが突然現れて、そこから先はスムーズにコミュニケーションが取れたりということもあった。なので、何を引き寄せても楽しいが、良好な人間関係を引き寄せるのはお勧めだ。もしかしたら、良好な人間関係を引き寄せ続けているから、食べ物を貰えたりしているのかもしれない。そもそも、嫌いな人に食べ物をくれる人って、あまりいないし。
つまりだ。地味な引き寄せでも継続し続けると、それがきっかけになって、他の引き寄せに勝手にリンクされて引き寄せ速度があがっていくのではないかと僕は思っている。なので、もし、僕の引き寄せパターンを良さそうだと思ったら、ダメもとでぜひ試してほしい。そして、毎度同じことを言っているが、最終的には『感謝』に辿り着く。これは、人間に限定したことじゃなくて、あらゆることに対してだ。
