ココロセラピストが語る!?『引き寄せの法則』ザ・ビギナーズ~魔女狩りの時代はいつしか過ぎ去っていた~

魔女狩り

魔女狩りを引き寄せていた時代。

前回、風邪をこじらせた話をした。実をいうと、まだ治っていない。甘く見ていていたわけではないが、なかなか手ごわい。

ただ、風邪をこじらせて思ったことがある。もし、これが今年じゃなくて去年や一昨年だったら。そう。きっと、コロナ疑惑をかけられて、周囲から冷たい視線を投げかけられていただろうなと思う。そして、そんなことでいちいち仲間さえも疑ってしまう『魔女狩り』的な空気感に耐えられず、メンタルも悪化していたかもしれない。

コロナという存在が消えたわけではないが、そういう魔女狩り的な風潮が薄れてきてくれて本当に嬉しく思う。極端にいえば、安心して風邪をひける時代を取り戻した気分だ。

いちいち、誰かを疑っていなければならないとか、疑われたらどうしようとビクビクしていなければならないとか、そういうのは精神的にかなりキツかった。コロナそのものも脅威ではあるが、人間の方がよほど脅威だった気がする。人間は不安が大きくなりすぎると、『魔女狩り』さえ引き寄せてしまうのだ。

自分の時間を引き寄せた。

それはそうと、僕は今、仲間たちのおかげで、自宅療養に専念させて貰えている。決して、暇ではないのにかかわらず、だ。これは本当に感謝の気持ちしかない。かなり良くなったとはいえ、中途半端な状態で無理をしたら直ぐに悪化してしまいそうな感じはしていたので、回復に専念できるというのは実にありがたい。

何気にこれも引き寄せ立ったりする。「まとまった時間、家で寝まくって回復したい」と思っていたのだ。結果、それが風邪の回復を遅らせてしまったのであれば問題ではあるが、風邪そのものは確実に良くなっているからおそらく問題ない。思い返せば、まとまった時間を確保できることは正直あまりなかった気がする。なので周囲の同意のもと堂々とまとまった時間を家で寝ることを許されたというのはすごいことだと思う。これが、去年だったら、ちょっと無理だったかもしれない。

一見すると、一日中布団から出ない日が続くなんて不健康そのものかもしれないが、僕にとってはまさに理想の状態だ。後はさらなる健康を引き寄せるのみだ。というか、もうその結果も得られたようなものだ。

療養中に考えたこと。

具合は日に日によくなってきているので変な症状は残っているが、あれこれ考える余裕はあった。まず、これは普段から望んでいることではあるが、僕がいなくても仕事がなんとかなってしまう状況だ。別に傲慢になる気はないし、僕がいなければ回らない仕事って逆にいえばなんだよって話になるけれど。もう少し言い方を変えるのであれば、誰かが万一何らかの理由で一時的に抜けても、仕事にそれほど影響が出ない状態って望ましいよねという話だ。

たとえば、あるあるだが「君がいないと困る」といいつつ、感謝してくれるわけでもなく、待遇がよくなるわけでもない。いなくなられると困る割に酷い待遇の職場ってあるじゃないですか。そういうところって、みんなが無理してるから、生産性が落ちてきて、どんどん心身が摩耗してくるっていうか。だから、そう考えると、仕事面では理想に近づけているってことだと思う。

ここで、引き寄せを絡めて話をすると、ここでもし僕が「僕がいなければ絶対に困る」という状態を引き寄せてしまっていたら、誰のためにもならない結果も一緒に引き寄せてしまっていたかもしれない。これに関しては自分のメンタルもとい自己肯定感が以前よりパワーアップしたのかなと思う。

僕はネガティヴ人間だから、自己肯定感なんて、そもそもないし、コンプレックスにいつでも押しつぶされそうに生きてきたからだ。今も、そんな余韻は残ってはいるが、引き寄せを改めて考えるようになって、自分の考え方も徐々に変化してきた。ネガティヴだったりコンプレックスがあるから、人生がつまらなくなるわけではない。「僕にとって、よりよい状態を常に引き寄せ続ける」というイメージを続けたのだ。性格そのものは変わらなくても、思考プロセスが変わったので、引き寄せのベクトルも無意識化で書き換えられたと思う。

次に、先ほども触れたが感謝だ。これがとにかく重要だ。僕の考え方が変わったから引き寄せ力がアップしたというのはあるかもしれないが、感謝の気持ちあってこそだと思う。たとえばだが、恩を仇で返す人ってたまにいると思う。そういう人には誰も力を貸してくれなくなる。当たり前の現象だ。だからこそ、常に感謝の気持ちは大切にした方が良いと思う。引き寄せ力が大幅にアップする。ただ、「感謝とかいうけど、感謝されるに値しない状況の時は感謝しようがないよね……」と思う人もいるかもしれない。その気持ちはわからなくもない。以前の僕も、そっちよりの考えだったからだ。だが、引き寄せ的には、そこが大きな間違いということになる。引き寄せ的「既にある」状態なのだ。つまり、感謝に値する状況そのものを引き寄せているのだし、それは既にある状態だと自分の中で認識してこその引き寄せなのだ。だから、もし現時点で何に対しても感謝の気持ちがわかなかったとしても、未来に得られる望んだ結果や、それに伴うプロセスに何かしら感謝するポイントは複数出てくるのだ。それに感謝すれば良いだけの話なのだ。

僕の場合「自分に感謝」「仲間に感謝」「運に感謝」「場所に感謝」「このタイミングに感謝」などなど、とにかく、色々なものに感謝している。もっというと、四六時中引き寄せをしているので、言い方を変えれば四六時中何かに感謝している、とも言えるかもしれない。

辛いときや、不調なとき、感謝どころではない時もあるかもしれない。そんな時は「おっと、これは、何かの間違いだ。軌道修正モード発動!」とか心の中で念じながら理想の状態をイメージして、引き寄せ完了後に対して感謝するようにしている。

十人十色。

というのが、僕の実体験を通した引き寄せの話だ。だが、引き寄せの方法は、たぶん無数にある。根本的な法則は表現が違うだけでみんな同じことを言っているとは思うが、細かい点は、焦らず自分にあった方法を使って欲しい。「お、これ、いいじゃん」って思えるような引き寄せ方法はきっと見つかる。





  

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