ココロセラピストが語る! 親の顔が見てみたい!? ~子供の未来を本気で考える~

親子

子供に対して「私の子とは思えない! なんなのその態度!?」という場合も、当然あると思います。
これも繰り返しますが、親子は似ていても同一の存在ではありません。
そして子供が親を反面教師として見てしまった場合、真逆の言動をするように育ってしまうかもしれません。
ちっとも自分と似ていないと思う気持ちはわかりますが、視点を変えるとそこまでイヤで強烈な影響力を子供に与えてしまったという可能性も否めません。

逆に子供が親に強い影響を与えることもあります。
そうすると親がどんどん我が子に近い価値観になってくるということもないとはいえません。
もちろん幼児退行するという意味ではありません。

 

それはそうと親子でコミュニケーションを!

時代の流れでの影響もあるのか、年々、親子の関係性が薄くなっている気がしないでもありません。
ハッキリ言えば忙しい時代になってしまったのかもしれません。

最近『モンスターペアレント』がうんざりするほど身近な存在になってきました。
彼らに関していつも思うのは何故、子供の人生に関わる重要なことを「文句を言いたくなるような信用に値しない人間に預けるのか?」ということです。

学校でも塾でも学童でもそうです。
本当に人道的に問題がある接し方をしている大人になら、文句を言っても良いですし、早急に問題を解決すべきだと思います。

でも、忘れて困るのは、自分が忙しかろうと何だろうと、我が子を他人に預けたのは親の責任だということです。
脅して先生を思い通りに操ろうとかするのは言語道断です。
気に入らない事がある度にクレームをつけるのも論外です。

確かに、子供を育てる上で親が必ずしも100%責任を抱え込む必要はないと思います。
地域の協力も必要だと思いますし、公的機関や民間企業の力を借りることも必要だと思います。

ただ家庭レベルの教育方針や人間性の価値観を他人に押し付けて「頼んだわよ! 責任取ってよね!」というのは何か筋違いな気がするのです。

誰かに子供を預けて品行方正な立派な人間になるなら、そもそも親なんて必要ありません。むしろ親が関わらない方が良いかもしれません。

でも、そんなことありませんよね。
子供は親を必要としています。
親も当然子供を愛しているのです。
だったら子供を育てる覚悟が本当にあるのなら、全部を誰かのせいにするのではなくて、自分が子供にしてあげられること(教育やマナー、感情面でのケアetc…)は可能な限り親が率先してやって欲しいのです。

「それができれば苦労しない……」という話ではありません。
可能な範囲で良いのです。
そして、子供の面倒を誰かに見てもらう時は、有料であれ無料であれ「我が子の命を守ってくれてありがとう」くらいの気持ちは持っていてもらいたいと思います。

親子

僕が言いたいのは「先生は偉いんだよ」ということではありません。
親が先生や他の大人たちに対してどう接しているかも子供はちゃんと見て学習しているのだということを思い出して欲しいのです。

良かれと思ってもモンスターはモンスターです。
子供はモンスターの背中を見て育ってしまうのです。

世の中は持ちつ持たれつです。
思い通りにならなくても、それでも誰かに感謝した方が良いことだってたくさんあります。
逆に、もしも嫌われ過ぎて誰からも相手にされなくなってしまったら、親も子供も困ってしまうと思います。

 

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