ココロセラピストが語る! 親の顔が見てみたい!? ~子供の未来を本気で考える~

親子

僕は人と接し続ける

僕は子供から高齢者まで幅広い年齢層の方と接する仕事をして来ました。
おそらくこれからも依頼があれば幅広い年齢層の人たちと接していくと思います。

そんな中で度々感じていたことがあります。
それは親子関係です。
たとえば高齢者と接する時はほぼ必ず彼らの息子、あるいは娘とも関わることになります。

そうすると、良いとか悪いとか抜きにして「嗚呼。この親にしてこの子ありだな……」と思ってしまうのです。
これが僕の先入観や思い込みかどうかは別として。

 

親の顔が見てみたい!

親子と接していると、なんとなく彼らの普段のコミュニケーションがどういうものか、なんとなく伝わってくる気がするのです。

一方で、子育て中の親子と接する時も興味深いです。
子供の言動を観察してから、その親に会うとなんとなく反応が似ているのです。

子供は人生経験や知識量は大人と比べて少ないです。
でも、基本人格は不思議と親に似ているのです。
親とも子供とも話をするとわかるのですが、「やっぱりこの人たち親子だな……」って思える面がたくさん見えてくるのです。

親子

プラスの面で言動が似ていれてもマイナスの面で言動が似ていても「普段、この子たちは親にそういう接し方をされて育てられて来たんだろうな……」って思えてきます。
誰の影響も受けずに、言動や思考パターンが似るとは考えづらいですからね。

「親の顔が見てみたい」という言葉がありますよね。
一般的には悪い意味で使われる言葉かもしれません。
でも、個人的には良い意味でも、親の顔が見てみたいと思うこともたくさんあります。

会って直接話してみると「やっぱり、素敵な人だった!」と大抵の場合思うわけです。
親が子供に抑圧されている場合は、どんなに良い子に見えても何処かにカゲがあるように感じられます。
でも、純粋に良い面で親に似た場合、そういうカゲやウラは見えません。

 

親子の相互影響

なんというか親子って似ているのです。
顔が……というのもありますが、物理的なモノだけでなく、性格的なものや言動が。
当たり前と言えば当たり前ですよね。親子ですから。
親から引き継いだDNAが色濃く残っていますからね。

というと人生は遺伝的な要因の影響力だけで決まってしまうと思ってしまうかもしれませんね。
しかし、それだけではありません。
長い年月を共に暮らしているうちに文化的要素、環境的要素も子供は影響を受けて引き継いでしまっているのです。
だから、子供は親になんとなく似ているのです。

「その根拠は何ですか?」とか、そういう問いには答えられませんし、信じなくても結構です。
ただ、子供が誰の、何の影響を受けるかという点は重要だと思うので、そこは意識した方が良いのかなと思います。

もちろん子供は親のコピーでもなければ親のミニチュアでもありません。
一個人としての人格があり、人権があり、人生があります。
これは勘違いされたら困るポイントでもあります。