ココロセラピストが語る! 本音の時代到来 ~自分のココロを解放せよ!~

本音

今はもう記憶に残ってない方も多いと思いますが、反町隆さんの代表曲に『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』というものがあります。
耳の残るおもしろい歌なので興味のある方は聴いてみて下さい。

そういう歌がでているくらいなので、やっぱり閉塞感漂う、本音を語ってはいけない時代だったのかなと思うのです。
だから、生き辛さを感じても当たり前。

時代が進むと、ちょっと本音を語る人たちも増えてきました。
ただ、少し極端ですが「ただ思ったことを言っただけ。何が悪いの?」と言った具合に、相手が不快になろうが傷つこうが知ったことではなく、なんでもなんでも思ったことを口にする人も増えてきたように感じます。

俗に言う『KY』ですね。

これももはや死語ですが。
空気を読めない人。

人によっては「空気なんか読まなくて良いから、正直に生きろ!」という主張の人も多いみたいですが。

極端ではありますが、そのくらい暴走しないと本音を言えない風土がもしかしたらできあがっていたのかもしれませんね。

僕は、空気は読みつつ、リスクを最小限に、相手を思い遣ることも忘れずに、その上で、自分の気持ちを伝えるのがベストだと思っている派です。

自分の本音を自分がちゃんと理解していて、それを上手に外に発信していけたら、今までの時代の閉塞感というか生き辛さから、だいぶ解放されるのではないかと僕は思います。

 

本音を言うことで起きうるトラブルが怖い

自分の本心と言うものが自分の中でわかってきて、それを言葉にして伝えたいという気持ちはわきあがってきました。
でも、それを本当に言ってしまって良いのだろうか。

そういう不安も当然あると思います。

本音というのは、その人の心の真ん中というか、大事な個所ですからね。
もしも、それが否定されたら自分の人格が否定されたような気持ちになってしまうかもしれません。
人は人格否定されるとものすごく傷つきます。
僕も、そんなことをされたら耐えられません。
否定はされないにしても茶化されたり、軽視されたり、スルーされたらどうしようという考えが浮かんでくるかもしれません。

気持ちはわかりますが、相手の人格を否定しなければ、そんなに本音を言って嫌がられることもないと思います。

中には自分が全部正しいと思っている人もいます。
そういう人は、本音を言おうが嘘を言おうが反論して来るかもしれないし、攻撃に転じて来るかもしれません。
持論を押しつけて来る人もいるかもしれません。

ただ、仮にそうだとしても、そういう人は信用に値しないので、そこで傷つく必要はないし、影響を受ける必要もないのです。
ちょっと面倒臭いですが、次回からその人には本音を言わないようにするというか、それ以前にコミュニケーションが取れないので深入りしなければ良いだけです。

本音

あからさまに心ない発言をして来る人もいますが、そういう人は友達でもなければ仲間でもないので、そんな人が出現したら、縁を切ってしまいましょう。
別に共感できなかったからと言って相手を追い詰める必要なんてないわけですからね。

また、自分がされてイヤなことは相手にもしない。
これを徹底すれば大丈夫です。
相手がいろいろ話しをしてくれても「でもさー……」と反論したり、相手が望んでいない方向に誘導しようとしたり、相手が望んでいないような類の助言をしたりしなければ案外、コミュニケーションは成立します。

後は、人対人の問題です。
双方が相手を思い遣りつつ、自分の本音を語り合えれば、心は格段に軽くなると思いますし、生き辛さから解放されて自由になると思います。
自己実現への道も近づいてくると思います。

自分の心に嘘をつかないこと。
自分の心に正直に。

これからは、そういう時代がやってきますよ。
いえ、もう、はじまってきていますからね。

 

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