ココロセラピストが語る!『せっかく仕事するなら人間関係を重視した方が良い!~師匠に教えて貰ったコツ~』

仕事、イヤだな……。

仕事のストレスの大半は人間関係だと思います。
労働基準法が守られていないとか、仕事量が多すぎるとか、難易度が高すぎるというストレスも多いとは思います。
でも、人間関係がよければ、それらの問題も改善できるかもしれません。

また、意志疎通ができる上司や同僚、あるいは部下がいれば仕事に行くこともそんなに苦では無くなるかもしれません。
むしろ仲間に会えるから嬉しいと思えてくるかもしれません。

 

新入社員(中途採用含む)がキツイ理由とは?

新入社員でも中途採用でも良いのですが、新しい仕事に就くとストレスがたまります。
結局は新しい仕事でなくてもストレスはたまるのですが、できれば入社した時からストレスは感じたくないものです。

ここで僕の師匠が教えてくれた『新人育成のコツ』をあなたにもシェアしたいと思います。

普通、新人さんが入ってきたら、上司か先輩が付き添って業務の流れを教えたり、徐々にやらせてみたりしますよね。
俗にいうOJTというやつです。

もちろんそれは大事です。
「求む! 即戦力!」なんて求人を出したところでスキルは高くてもその職場で自分がどう振る舞って良いかわからなければ本領発揮などできるはずがありません。
それぞれの職場の文化やルールをひとつずつ教えるのは大切な事だと思います。

師匠が言うにはそれも大事ですが、その前にもっと大事なことがあるそうです。
それは、『ご縁をつないであげる』というプロセスです。

どこの部署にどんな人がいて、どんなことをやっているのかということをきちんと把握していると、格段に仕事がやりやすくなります。自分の立ち位置もわかってきます。(もちろん大きな会社では人数が多すぎるので全員は無理ですが……)

他人は他人と割り切って、自分は自分の仕事をするのみという考え方も悪いとは言いません。
でも、それだと、自分が何のために何の仕事をしているのかも実はよくわからなくて……というストレスもたまってくる気がします。

これは自己重要感の問題です。
自分の重要性が感じられないとストレスがたまってきます。
でも、仕事をするうえで自分が無価値ではないとわかれば自信につながってきますし、モチベーションも上がってきます。

そして人間の原始的な本能でもありますが、新しい環境に入っていく際に僕たちは出会う人出会う人に「この人は敵か? 味方か?」と無意識に警戒していますよね。

でも、上司や先輩がきちんと仲間を紹介してご縁をつないでくれれば、よほどイヤな人ではない限り敵ではないとわかります。
これだけでも精神的にかなり楽だと思うのです。

もちろん仕事上の関係ですので、プライベートも仲良くしなさいとかそういう話ではありません。
ただ、敵ではないという認識ができて、なおかつコミュニケーションが取れると仕事が楽になるのです。

会社で孤独になって病んでしまう人って最近多いと聞いたことがあります。
いわゆる『ぼっち』というやつです。

上司がいつでもどこでも自分の傍にいるわけではありませんし、仕事上でわからないことがあっても、誰に聞いて良いか分からない。
もっといえば誰の指示を仰ぐべきかもわからない。
みんな、真面目に働いてはいるのだろうけど、なんとなく顔や態度が怖く感じる。

「大人なんだから、そんなこと言ってたら仕事なんかできないでしょ?」と思うかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。

仕事に限ったことではありませんが、悩みや問題を独りで抱え込むのは本当に危険です。
特に慣れない環境にいる時は、それでなくともストレスが多いのですから尚更です。

なんでもかんでも先輩に依存するのは決して良いことではありませんが、わからないことをそのままにしてしまうより、誰か話しを聞いてくれる人がいた方が長い目で見れば良い結果につながると思います。

師匠が言うには「新人は仕事が覚えられなかったり、ミスしたりするのは当たり前。それは経験を重ねて色々学んで行けば良いことだ。だが、新人指導をする人がちゃんと職場の仲間と連携を取れるように最初に新人と仲間をつないであげれば、新人も安心して育つ」とのことでした。

 

飲み会でご縁がつながる?

職場によっては「うちは、歓迎会やってるから大丈夫」と思うかもしれませんが、それはそれで気を使うポイントがあります。
結局のところ、大抵の場合、歓迎会というものは飲み会ですよね。
だから、新人を歓迎するというより、新人も一緒にいるれど既に出来上がった人間関係で内輪で盛り上がって終わりみたいなところはありませんか。
これだと、新人は浮いてしまって、それがまたストレスになってしまうのです。

あるいは退職者と新人を同時に扱う、歓送迎会の場合はもっと注意が必要です。
今まで共に働いてきた仲間だけに、退職者につい意識がフォーカスしてしまったりという経験はないでしょうか。

送別会と歓迎会を同時開催してはいけないということではありません。
仲間が一緒にお酒を飲んで楽しむのも良いことです。
ただ、勤務そのものではないにしても、その会が本当は何の目的で行われているのかということは、先輩たちは忘れてはならないのです。

 

やっぱり相性はある

仕事そのものは徐々に覚えて行けば良いとして、共に働く仲間を一通り紹介して貰って、怖がらずに話しかけられる環境が出来たら、本格的に次のステップに進めます。

とはいえ人間ですから相性はあります。

紹介されて最低限のコミュニケーションは取れるようになったとしても、苦手な人はやはり一定数は必ずいるものです。
しかし、仲間たちを紹介されれば、誰かしら話しやすい人もいると思います。
まずは、その辺のパイプを強くして、徐々に社会の他の人たちとも連携が取れるようになってくれば、仕事のやりがいも出てくると思いますし、安心感も得られると思います。
孤独にもなりませんし、問題が生じた時も仲間がいてきちんと連携が取れていれば解決も早いです。

何事も最初が肝心です。
だからこそ、最初にご縁をつないであげてみて下さい。
きっと、それが未来につながると思います。

 

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