ドリームトリッパー PART2 ~夢をコントロール出来るようになって来た頃の話~

潜在意識は自分の一部です。

夢をコントロールする話ってアブナイ?

夢をコントロール出来るというのは、とても楽しいです。
でも、もしかしたら「夢をコントロールしてなにが楽しいの?」と思う方も当然いらっしゃると思います。

それを言ったらお終いなのですが、怪しい方向に話を進めようとしていると勘違いされるといないのでその点について少しだけお話しします。

率直に「ゲームの何が楽しいの?」と言っているのと同じだと思って下さい。
架空の世界で冒険したりするのが好きな人には楽しいでしょうし、そうではない人には面白くもなんともないかもしれません。
それだけの問題です。

「なんでネガティヴな話から書くの?」という気もしますが、これも重要な話で、人って何を信じているのか、何を信じたいのか、何処まで受け入れられるのか、何を否定したいのかが、まったく違うのです。

よくある話ですが、「これは良いよ!」「これはお勧めだよ!」と自信満々に言う人も、たくさんいます。
もちろん、自信満々に言うからには本当に良いのでしょう。
ただし、本人にとっては。

相手が良い人かどうかも大事ですが、それをどう解釈するかは受け手の問題なのです。
しつこく何かの価値観や商品を押し付けて来る人はハッキリ言えば迷惑です。
不要な壺を売られそうになったら、誰だって逃げると思います。
というか、逃げないとカモにされるのです。
気をつけないとカルトの勧誘とか、しつこいマーケッターとかに良いように利用されてしまいます。
あなたの直感、または本能が危険信号を出していたら深入りしない。
それが一番です。

なので、夢の話は少々怪しいお話に聞こえるかもしれません。
もちろんドリームトリップを強引に勧めたりしませんしご安心くださいね。
興味のある方だけお付き合いください。

夢の話でした。
夢をコントロールする醍醐味は、いくつかあります。
「悪夢をハッピーエンドに出来るかもしれない!」「リアルな世界ではない世界を冒険できる!」「自己実現や諦めない力を寝ながらにしてトレーニングできる!(精神力を高める)」といったところでしょうか。

 

トリック・オブ・ドリームワールド?

夢がコントロール出来るとは言っても、夢の中で疲れる事をすれば頭も疲れます。
いつでも寝起きスッキリかどうかというのはまた別の話なので、それを補足しておきます。

夢をコントロール出来るようになってきてウハウハな気分になっていた頃の話です。
と言っても、毎回、夢をコントロールしようと思っているわけではないので、自然な流れに身を任せて眠ることもあれば、コントロールして遊んでみることもあります。

夢の設定を最初から、それこそ夢のような理想郷にする術は残念ながら僕は知りません。
なので夢の世界を楽しむとはいっても、一旦夢の世界に行かないことには始まりません。

そんな毎日を過ごしていた時のある夢のことです。
夢の内容そのものは、ちょっと忘れてしまったのですが、最初から良い夢というわけではありませんでした。
大抵の場合は、そうなので「いつもの事か……」くらいの感覚です。

そういう時は、大抵ハッピーエンドを目指すべく冒険しています。
途中で目が覚めてしまったら、『夢の続きを見る方法』で夢の世界に戻ったりしています。
そうして、夢の中で思考錯誤しながらもなんとか良い結末に終わりそうな予感がして来ました。
ちょっと疲れましたが、「これで目覚めはOK!」と思った瞬間……。

急に意識の中に奇妙な感覚が入って来ました。
それが声なのか映像なのかはわかりません。
感覚だけが流れ込んできた感じです。

その奇妙な感覚をしばらく味わっていると、何が起こっているのかがわかってきました。
なんと! 僕がハッピーエンドにした世界は、既に崩壊していた世界だったのです。
僕のやってきたことは、すべて無駄な幻想だったのです。