ドリームトリッパー　PART2 ～夢をコントロール出来るようになって来た頃の話～

……と、ここで目が覚めてしまいました。
結局そのまま三度寝するまでもなく日常生活に戻ったわけです。
ぐったりした目覚めです。

「やられた！」と思いました。冷静に考えれば、ハッピーエンドで終わったと思っていたら、それは幻想で、既にその世界は滅亡していたとしても、夢は夢なわけですし、滅亡した世界を何とかしてハッピーエンドにするという選択肢もあったのです。

流石に、夢の中に戻れても、三度寝は無理がある（※寝過ぎ＆寝坊になってしまう）ので遠慮しますが、せめて、その点に気付いてから目覚めたかったです。

夢をコントロール出来るようになると、創造性が高まり、視野が広がって来る実感も得られるようになって来ます。
精神力も恐らくアップしていると思います。

それにしても潜在意識、侮れません。
夢のコントロールになれてドリームトリップを楽しめるようになってきた矢先、難易度が上がるとは。
とはいえ「油断大敵！」という学びを得られたので良しとしています。
焦っていたり、極度に怯えたりすると、やっぱり知力が落ちてしまうのを改めて実感しました。
冷静さの重要性も再認識できました。

確かに、人生って望むと望まざると試練の連続です。
ピンチだろうがチャンスだろうが、とにかく最善を尽くして前に行くしかありません。
時には想像を絶するような出来事だって起こるかもしれません。
潜在意識は僕にもっと精神修行をさせたかったのでしょうか。
個人的には、何も考えず、のほほんとして暮らしたいのですが。

ヒプノセラピーのように、ハイヤー・セルフが出て来てアドヴァイスをくれるとか、そういったことは無いのですが、何にせよ潜在意識は夢という媒体を通して僕たちに何かを伝えようとしているのかもしれません。
ちなみに、今はドリームトリップの話をしているので、夢分析や、夢占いはまた別の話と思って下さい。
夢の中という微妙な環境ではありますが、そこでの体験もとても重要です。
ぐっすり眠って起きたら夢など覚えていなかった、というのが理想的かもしれません。
ただ、せっかく見た夢からは、何らかの学びを得られたら良いのかなと思います。

潜在意識はたまには優しい？

先日、朝から頭痛の日がありました。
しばらく起きて活動していたのですが、やはり辛いので再び寝る事にしました。

その時は頭痛で余計な事を考えられない状態だった事もあり、夢を夢と認識することはできませんでした。（※夢を夢と認識できない日も結構あります）

「頭痛、治まらないな……」と思って布団から出るところから夢が始まりました。
頭が締め付けられるように痛くて、困っているとステキな喫茶店を発見しました。
何処かのビルか、ショッピングモールかわからないのですが、建物の中に喫茶店はありました。

内装は木で出来ていました。
イスもテーブルも木製です。
カフェというよりは個人経営の昔ながらの喫茶店といった感じなのですが、古いお店というわけでもなくとてもセンスの良い場所でした。

僕はカウンターテーブルに座りました。
ガラス張りの窓からは、美しい森のような、あるいは和風の庭園のような景色が広がっていました。

僕はぐったりしながらも、窓の外の景色を眺めながら珈琲を飲みました。
頭痛と珈琲の相性は謎ですが、僕はだんだんリラックスして来ました。

その後、数人のお客さんが出入りしたみたいですが僕は、頭を抱えながら窓を眺めていたので、その辺の事はわかりません。
そしてしばらくすると、どうやら閉店の時間が近づいてきたようです。
ちなみに、本当は夢の中なので、窓の外は夜ではありませんでした。

店から出る前に、目が覚めました。
今度こそ本当に目が覚めました。
時々、夢から覚めた夢が繰り返されて起きたいのに起きられないという事もあるだけに、すんなり目が覚められると嬉しいものです。
このすんなり目覚められるという現象も、日々、夢をコントロールする習慣が身について来たからかもしれないなと思っています。

目覚めた後も、頭痛のままだったので、夢の中の頭痛も、たぶんリアルな痛みだったと思います。
今までのパターンで行くと、疲れている時は、悪夢を見て、目覚め最悪、更にぐったりになってしまう事も多いです。
でも、この夢に関しては、痛みこそ消えませんでしたが、好きなだけステキな環境でのんびりと休ませて貰えました。

夢をハッピーエンドにしようとしたら、潜在意識のイタズラ（試練？）で微妙に悪夢になってしまった事もありました。
しかし本当に体調がすぐれない時に、こうしてさりげなく、快適な夢にいざなってくれるなんて、潜在意識もなかなか優しいじゃないかと思いました。
そもそも、この夢をコントロールしようとか思っていませんでしたからね。