ココロセラピストが考える!『良い人=好かれる』は本当か?—ジブンとアナタの温度差が関係の幅を変化させている—

人間関係の良し悪しは人数ではありません。 波長があり、良い意味でご縁が深まって行く人を大切にしてあげて下さい。

何が問題なのでしょうか。

難しくはあるのですが、相手が勘違いするような善意の与え方というものも存在するのです。
こういったミュージシャンに限らず、セミナー講師やセラピスト等も当然勘違いしますし、ある種の期待をしてしまう場合もあります。

そして、違和感を持って無理に応援するのを止めた途端に「金(応援)の切れ目が縁の切れ目」ではありませんが、関係は途絶えてしまうのです。
避けられはしなくても相手にされなくなってしまうかもしれません。

ビジネス的なものでは無くても異性だったら恋愛対象として自分の事を好きなのではないかと勘違いされてしまう可能性もあるという事です。
『良い人』だから、自分の望んだ人間関係に発展できるというわけではないのです。
良い人として好かれたいのであれば、匙加減も大切です。

 

そもそもご縁とは……

もちろん友達になるなら良い人の方が良いです。
ただし、何に対して良い人が良いかというと、実は相性だったりするのではないかと思うのです。
気を使わなくても気持ちが通じる相手。
自分と似た世界観を持っている相手。
そういう相手だったら、性別や年齢を越えて親しくなれるのではないでしょうか。
それでいて思い遣りのある相手なら文句はありません。

ただご縁は大事ですが、「万人と仲良くなる」ということが、そもそも幻想なのです。
「あの人は、仲間がいていっぱいいな~」と思う事もあると思います。
でもそれは、出会った人全員と仲良くなっているわけではなく、自分と親しくなれる要素のある人と上手につながっているのです。

たとえば、ものすごくルックスが良くて、性格も良くて、優しいけれど、いつも話をすると政治の話題になってしまう人。
いつもアニメの話になってしまう人。
いつも宗教やネットワークビジネスの話しかしてこない人だったらどうでしょうか。

自分がその話題が好きなら、ずばり相性が良いのでしょう。
しかし「その話題はどちらかというとしたくないな~」と思っても、相手がその話しか出来ない人だったら、良い人であってもやはりある程度距離は出来てしまうと思うのです。

時には自分の本心を偽って別の自分を演技して相手に近づく事もあると思います。
特に仕事ではそうかもしれません。
ただ、仕事の場合は仕事の時だけで良いと割り切れるからまだ良いのです。
しかし、長い付き合いになって行く場合、あるいは、そう望んでいる場合は、素の自分を受け入れて欲しいですよね。

なので最初から万人と親しくなろうと思わず、最低限の礼儀や節度を持って接して行き、徐々に自己開示をして行きながら自分と波長の合う人と縁を深めて行くのが良いのかもしれないなと思うのです。

人間関係の良し悪しは人数ではありません。
波長があり、良い意味でご縁が深まって行く人を大切にしてあげて下さい。
焦らなくて良いと思うのです。

親しくなる人数をどうしても増やしたい場合は、その理由を徹底的に考えてみると良いかもしれません。
もし本当は人数は関係無いと気づけば無駄に悩まなくて済みます。
もしかしたら「ぼっちは恥ずかしい……」という思い込みで人数を増やしたいのなら、それこそ大きな間違いです。
何らかの理由で人数を増やす目的があるのであれば、相手をコントロールする事はできませんし、お勧めできませんので、自分自身が他人に同調出来るように変わるしかないと思います。

時には相性が悪い人と関わることで自分や相手を成長させる事が出来る場合もあります。
なので、相性が良くなさそうな相手も一瞬で切り捨ててしまうのではなく、様子を見て見るのも悪くないかもしれません。
接しているうちに、自分自身が知らず知らずに変化するかもしれません。
そうすると、人間関係もまたステージに合わせて変わってくるかもしれません。

 

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