ココロセラピストが考える!『最近のクリスマス』とは? ~えっ⁉︎ 最近の若者ってクリスマスが嫌いなの?~

サンタクロースってどういう人のところに来るかご存知ですか。 『良い子』のところにやって来るのです。 お金(仕事)の事だけを見ていたら、サンタクロースはきっとトナカイをUターンさせて帰ってしまうと思います。

 

家族の絆

クリスマスはファンタジーな世界観も当然ながら、リアルとしての家族との関係も大事な気がします。
クリスマスは家族みんなで、いつも以上に盛り上がって楽しめるイベントでもあります。

日頃の日常生活のしがらみやストレスから解放され、愚痴を言うでも無ければ明日を不安がるわけでもなく、ただクリスマスの世界観を家族で共有して楽しめるのです。

大人と子供は済んでいる世界が違います。
子供には子供の文化があり、大人には大人の文化があります。
なので同じ人間ではありますが、大人と子供とでは実は異文化交流的な側面もあります。
しかしクリスマスを楽しむという共通の世界観を持てると温度差が消えます。

ちょっと考えればわかる事ですが、人というのは自分と世界観を共有できる人が好きです。
これは仕事の価値観でも、生き方の価値観でも、趣味でも同じ事です。
確かに、みんな違ってみんな良いです。
それが個性の尊重です。

ただ、共通点があると、そこがきっかけとなって普段接しない価値観や文化の人たちとも親しくなるきっかけになったりします。クリスマスはそう言う点では、最適なのです。そう考えると、クリスマスは家族の絆を強める良いきっかけにもなると思うのです。

 

クリスマスは苦しみます?

クリスマス。僕の大好きなイベント。
でも一部ではクリスマス離れをしている若者が増えているとのことです。
これは何故なのでしょう。

ここにもまた時代の変化が大きく影響していると思います。
クリスマスは楽しいイベントとして日本に定着しました。

そして時代は変化して来ました。
子供たちは子供たちで塾や習い事、部活、あるいはアルバイト。等で多忙極まりない日々を過ごしている人も多い気がします。

大人は大人で雇用形態が変わって来ました。

あくまでもアバウトなイメージなので例外もありますが、昔は会社というのは基本的に月曜から働いて週末に休むものでした。朝は9時から夜は17時。祝祭日はみんな休み。非常にシンプルなものでした。

今の時代は働き方の多様性が定着して来ました。
働く曜日も時間も会社や個人によって大幅に異なるのです。
なので『アフター5』という言葉も、もしかしたら今の若い人には通じない概念かもしれません。
念のため、簡単に説明すると、アフター5とは仕事が17時に終わって、それ以降は自由時間といったニュアンスです。

これが良い事か悪い事かは僕にはわかりません。
世の中には朝型の人もいれば夜型の人もいます。
日中にプライベートの用事を済ませ、夕方から仕事をしたい人もいれば、逆の人もいます。
みんなが土日休みだと、土日はどこも混雑しているので平日に休みの方が空いていて良いという人もいます。

女性の社会進出も昭和から考えると信じられないくらい変化しました。
つまり女性は必ず日中は家で家事をしているというわけではないのです。

田舎などに古くから残っている文化に困っている人もたくさんいます。
たとえば「成人男性は第○日曜日に消防団に参加しなければならない」とか「主婦(または家族の誰か)は毎月第○日曜日に地元の草むしりに参加しなければならない」とか、そういうものです。学校のPTA等も同様です。

実際問題、そのような事を言われても地域に合わせた時間軸を基準に仕事が選べるわけではありません。
徴兵的な義務を課せられても無理なものは無理なのです。

「あの人は協調性が無いわね……」「アイツは自分勝手なヤツだ……」と言われても、それは大きな誤解であり、必ずしも参加したくないと言っているわけではないのです。

もっというと、居住地の近くに勤務先があるわけではないので、地元に貢献しなさいと言われても困る場合も少なくありません。
通勤に何時間もかけている人は仕事が終わって直ぐに帰れるわけではありません。
「今日はあっちで働いて。明日はこっちで働いて」と、日によって勤務地が違う人だってたくさんいるのです。