脱クリスマス?
最近ネットでこんな記事を読みました。
「最近の若者はクリスマス離れ」をしているとの内容でした。
詳しい事は書かれていなかったのですが、とても興味深いので僕なりに考えをまとめてみようと思います。
クリスマスはお好きですか?
あなたはクリスマスが好きですか。
僕は子供の頃からクリスマスは大好きでした。
どちらかといえば、誕生日よりもクリスマスの方が好きなくらいです。
ちなみに僕はキリスト教でも何でもありません。
だからクリスマスが好きとは言っても日本的なクリスマスが好きなのであって宗教的なクリスマスの事は正直よくわかりません。
子供の頃は単純にプレゼントが貰えるから嬉しかったものです。
子供はおもちゃが貰えると純粋に喜ぶモノですからね。
僕が子供の頃はどちらかといえば景気が良い時代でしたので、今よりも日本全体がクリスマスを楽しんでいた気がします。
おそらく僕のクリスマスのイメージは、クリスマスを日本全体が楽しんでいるような時代に生まれ育ったから良いイメージなのかもしれません。
今、もしクリスマスが楽しくない。あるいは苦痛という人たちが本当に増えているとしたのなら、時代の影響もあるのかもしれないと思います。
時代の変化
僕はバリバリ昭和生まれの人間です。両親は戦後生まれです。
今でこそ、戦争というと大昔の話みたいなイメージがあるかもしれません。
しかし、僕からするとお爺さん、お婆さんの世代はまさに戦争中だったわけです。
生きるか死ぬかみたいな時代です。
そして、僕の同世代の方の親世代は戦争が終わるちょっと前かちょっと後くらいに生まれた人たちです。
親世代は戦後ではありますが、当然戦争の後遺症で日本は壊滅状態です。
食べ物も今ほど豊富にはありませんし、バナナが高級デザートだった時代です。
それこそクリスマスにデコレーションケーキを食べるなんて想像もしなかったと思います。
そんな人たちが親になる頃には時代はガラリと変わりました。
日本はどんどん豊かになり経済大国になりました。
そんな時代の親たちは、もしかしたら「自分の時代にはなかった楽しいを子供たちに与えたい!」と願ったのではないでしょうか。
もちろん、それはどの時代の親も考える事ではありますが、辛い時期と好景気の時期を味わっているだけに、尚更だったかもしれません。
もしかすると、そんな気持ちが日本のクリスマスを一気に発展させたのかなと思うこともあります。
そもそも小さな子供はクリスマスなんて知らないわけです。
大人たちが子供たちを喜ばせようと頑張ってくれたのではないかと思います。
大人たちが子供にクリスマスという楽しみを与えてくれたのだと思います。
ファンタジーな世界観
クリスマスというのは、言うなればファンタジーです。
僕の言うファンタジーというのはゲームで言うならドラゴンクエストやファイナルファンタジー。
映画で言うならハリーポッターのような、不思議な住人たちが住んでいる魔法の世界のことです。
今みたいに日本がグローバルになったのはここ数十年の話です。
それまでの日本はコテコテの日本文化だったと思います。
そこに海の向こうからサンタクロースという不思議な存在が輸入されるわけです。
陽気なお爺さんがトナカイのソリに乗って大きな袋にたくさんのプレゼントを積み込んで、そらからやって来るのですよ。そして、煙突から入って来て良い子にプレゼントをくれる。こんな幻想的で夢のある話、滅多にありません。
サンタクロースが神様なのか妖精なのかはわからなくても、子供たちにプレゼントを運んで来てくれるステキな存在だとするならば当然大歓迎です。
未知なる存在といっても幽霊には会いたくないけれど、サンタクロースには会いたいです。
この世界観は、想像するだけで僕たちを楽しい気持ちにさせてくれます。
クリスマス・イヴにみんながワクワク胸を躍らせながらサンタクロースを待つイベントなんて、まるで本当に自分がファンタジー世界に入り込んだような気持ちにさせてくれます。