自分探しは料理と同じ♪―わたもりのメンタルケア講座

自分を知っていくという事は、料理の材料を一つ一つそろえていくようなもの。 材料を見て、それをどう料理するかを決めるのと同じで、自分を知ることから始めればいいのです。

私は90分程度のカウンセリングの中でクライアント様の「良い部分」の特徴を沢山見つけてお教えします。
意外に皆さん、知らなかったり、ご自分では欠点だと思っている部分だったりするんですよね。

例えば「人にうまく合わせることが出来ない」からは「自分に正直で付和雷同できないだけ」「誠実」「正義感が強くて曲がった人に合わせられない」などが判ります。

そうやってご自分を知っていくという事は、料理の材料を一つ一つそろえていくようなもの。
材料を見て、それをどう料理するかを決めるのと同じで、自分を知ることから始めればいいのです。

自分を知らないのに、自分の芯を作るなんて無理。
材料もないのに料理が作れたら、それは不自然でしょ?

 

料理を決めるのに大事な事

さて、材料がそろいました。
ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、お肉、油、カレー粉……。

と、来れば「カレーでしょ!」

いえいえ、ちょっと待ってください。
大事なことを忘れています。
それは「カレーが好きか?」ってこと。

もしかしたらカレーが嫌いかもしれません。

自分探しも自分の好き嫌いで決めましょう。
自他の境界の要素の一つ「裁く心の解放」では正しい正しくないに分けても意味が無いとお伝えしましたが、好き嫌いはその人の個性なので尊重すべきものと考えます。

それを自分探しに当てはめると、「自分は家にいるのが好きで、掃除が好き。
無理にお金を稼がなくていいけど素敵な生活はしたいから、素敵主婦を目指します」とか、「簿記やパソコンの資格は持っているけど事務仕事は嫌いだし、人と話すのが好きだから接客業が良い」とか。

そう考えると簡単でしょ?
材料をそろえて料理を作る。
自分を知って、自分の生き方を決める。
どう料理するかは自分次第。

力量は人それぞれだけど、その力量も「自分」の一部だから、その見極めも大事です。

そして、一番大事な事。
それはどんなに料理本を読んでも、うんちくを語っても、実際に料理を作らなければ料理は出来ないと言う事。
つまり、行動しなきゃ自分はわからないし、考えてるだけじゃダメと言う事です。

まとめると……

1、 自分の特徴を知る
2、 自分の好きなモノの中から何をしたいか? を決める
3、 勇気を出して一歩を踏み出し行動を変える

さあ、あなたの手にはどんな材料がありますか?
まずはそれを知ることから始めましょう。

 

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