自分探しは料理と同じ♪―わたもりのメンタルケア講座

自分を知っていくという事は、料理の材料を一つ一つそろえていくようなもの。 材料を見て、それをどう料理するかを決めるのと同じで、自分を知ることから始めればいいのです。

最近は「自分探しはやめよう」とか「簡単な見つけ方」等色々ありますが、ご自分をお探しの皆様、見つかりましたか? 自分探しは私がご相談の中でお伝えしている自他の境界の要素の一つ「センタリング」にかかわるものです。

それは何? と言う方は過去記事をご参照ください。

「魂の目的に沿った生き方『センタリング』―わたもりのメンタルケア講座」

センタリングとは「自分はこう生きる」と言う芯を持つこと。

今回は私=わたもりから自分を探す方法をお伝えいたします。

 

何故自分探しが終わらないのか?

「自分」とは何か?
「自分」の生き方って?
生きる目標が見つからない。

そういう方も多いのでしょうか?

マインドフルネスや瞑想、スピリチュアルカウンセリングなどで「自分」は見つかりましたか?
色々なセミナーを受けて「これだっ!」と言うものはありましたか?
占いで「あなたにはこれが合いますよ」と言われ、納得できましたか?

色々やってもピンと来なくて、買った本が増え、セミナーで同じような自分探し仲間が増え、引き取り手のない作品が沢山出来て、習った知識もうろ覚えで一年もたてば忘れてしまう。
そんな「自分探し難民」になっていませんか?

私もかつてそうでした。
私の場合は「母(女、嫁、娘)としてこうあるべき」に必死に合わせようとしていたので「自分探し」にすら至らなかったのですが(苦笑)、自分が判らなかったという点は同じです。
今いる場所も今していることもはっきりと「嫌」だけれど、では、その先どうしたら良いのかわからない。

結婚離婚、うつ病、発達障害、HSP、子育てその他で七転八倒し、更にメニエール病や先天性心臓病など色々あり、必死に何とかしようとしているうちに、「私は人間や心身の健康に関する事が好き」と判ってきました。

……さて、ここまでの中に、自分探しのヒントが隠されています。

さあ、それは何でしょう?

 

料理をするには、まず材料をそろえてから

料理をする時、なーんにも無い状態で「さあ作って」と言われたら困ります。
「何を食べたいの?」「何でもいい」
「材料は何があるの?」「何もないから買ってきて。なんでも良いから」

ひろーい宇宙から宝石を一つ見つけ出すほどではないけど、途方に暮れちゃいます。

自分探しって、これに似ていませんか?

自分は特にこれと言った好きなモノがない。
得意な事もない。
人並な事しか出来ない。

ご自分をそう思っていませんか?

だから特徴づけをしようと色々学んだけど、それって習えば誰でもできる事なので特徴にはならなかったり、何をやっても平凡な作品しか出来ずに特徴のないのが特徴って判っちゃったり。
占っても結果に納得できないとか、前世を知ってもヒントにならないとか。

う~ん、惜しい。
方向性は間違っていません。

それは、料理で言えば何を作るかのヒントを探しているようなもの。
「中華は?」「好きじゃない」「お寿司は?」「自分には無理」
これを作るというヒントにはならないけど、「これは作らない」って事はわかりましたよね。

料理を作るには材料が必要です。
何もないって本当に? まずキッチンに調味料はありますよね。
乾物が棚のどこかに隠れてませんか? お米や粉はある? よく見れば見つかるかもしれません。

それは、「自分にはどんな特徴があるのかを知る」という事です。

外で働くより家庭が好き・お金をバリバリ稼ぎたい・手先が器用・きちんとしなきゃ気が済まない・愛想笑いが苦手・おしゃべりが大好き・人間嫌い・細かい作業が好き・自分に嘘がつけない

それらは良いでも悪いでもなく、単なる特徴です。
あなたにはどんな特徴がありますか?