今回のホリスティック健康相談は「天職」について取り上げます。
前々回の記事で、「天職だなんだと言っている暇があったら目の前のことを真剣にやりましょう」的なことを書きました。
それは本当にそうなのですが、健康の為には魂にあった仕事をした方が良いのです。
魂の質に合わない仕事は、身体、心、魂の健康状態を悪くします。
今回はまず、その辺からお伝えいたしますね。
魂の質と職業と病気の関係
例えば、生まれつきすごくおしゃべりな方がいるとします。
その人が一日中黙っていなければいけない仕事についたとしたら、どうなると思いますか?
私は実際にお会いしたおしゃべり大好きな方々に聞いたことがありますが、皆さん、「病気になっちゃいます!」とおっしゃいました(笑)
他の例でいうと、とても人を大切にする性質の方がいたとして、人を人と思っていたらやっていけないような職場で働いていたとしたら?
実はこのタイプの方は、当店のクライアント様に多いのです。
うつ病などを患って、病院の治療では回復せずに困り果てて当店へいらっしゃいま
す。
一人で黙々と仕事をするのがあっている方が、接客業をするとか、いくら有能でも人の先頭に立って仕事をするのが嫌いな人が社長業をしていたら?
この辺は簡単に想像がつきますよね。
実は私も少し前まで私の性質に全く合わない仕事をしていて、起き上がることも出来ないほどに体を壊してしまったことがあります。
「○○しなければならない」人間だったので、自分の性質も体の弱さも全く無視して
心身ともに重労働していました。
そこから「魂の質に合わない仕事をすると、健康状態を悪くする」と学んだのです。
魂の質って?
例えば、農民の魂は自然に寄り添い、小さな種から食物を作り出す、大地と供にある生き方をするたくましい魂です。
食べ物などの現実的な糧にはならないとしても、人の心を豊かにする絵や文章や詩、音楽を作り出さずにはいられない人は芸術家の魂だと言えるでしょう。
周囲に目を配り、全体を把握し、人や物を動かす力量のある、面倒見のいい人は商人の魂だと私は思います。
Terraでは「身体、心、魂」のうちの魂は「生まれつきの性質」と説明しています。
後天的、あるいは現世的ではない、理屈ではどうしようもないもの。
繊細な性質の人が豪快な人にはなれないし、その逆も無理です。
ところが、人間はその無理をしようとする生き物でもあるのです。
何故、魂の質に合わない生き方をしようとするのか?
人は生まれる前に生まれる場所、時間、両親や、職業など、ある程度魂の段階で計画を立てて生まれてくると言われています。
と言う事は、合わない仕事をして病気になることも、身体と心の病気になることも計画の内なのです。
私は今の仕事は私の性質にあったまさに天職だと思っています。
何故なら私は「癒し手」の魂だからです。
そして、この職業に就くためには、全く合わない仕事をして心身ともにボロボロになる体験が必要だったのです。
合わない仕事の前にも、様々な手痛い体験をしてうつ病などになりましたし、神経発達症(発達障害)やHSP、先天性心臓病などの性質を抱えて生まれてきました。
更に西洋医学薬で副作用が強く出て病院の治療が受けられない体質のために、心身を壊すたび、自分でなんとかしようと、心理学や精神医学、アロマやホメオパシーと言った様々な代替療法などを独学で学んできました。
その度に私なりに、体質にも、病気にも、仕事にも、人生の出来事にも、真面目に向き合ってきたつもりです。
これらは私が魂の性質にあわせ真っ直ぐにこの職業を選んでいては得られない知識であり、体験でした。
私は癒し手として、学問ではない形で、人の痛みをより多く知る必要があったのだと思います。
だから、無駄なものは一つもないと言うのです。
大切なのは、何が天職か? ではなく、どういう生き方をするか? なのです。
最近はTerraオリジナルのヒーリング法ソウル・ナビゲーションで様々な方のお悩み事を解決して行くうちに、インナーチャイルドやトラウマでさえ、魂の傷を癒すために必要で、魂の知恵として必要なことだと言う事が判ってきました。
(「その後のソウル・ナビゲーション」参照)
つまり、真っ直ぐに進んでいてはわからないことがあると言う事なのです。いえ、むしろあちこち寄り道をすることが、魂の計画に沿って真っ直ぐに進むと言う事の様です。
一見無駄だと思えることは魂の知恵であり、豊かさなのです。
天職があるとしたら、魂の性質を知るだけではダメ。
その無駄=豊かさを知った先にあるのだと思います。
天職につくことが、お金につながるかどうかは別の話。
ですが、今、これが天職と思える仕事をしている私としては、単純に「幸せ」だと思っています。
次回は魂の性質を知る方法について書きますね~♪