KUSAKA SAVIOUR 新訳~日本神話~PART 11 誕生クサカセイバー! 前編

みなさんこんにちわ! ともくんです! ついに先日から始まりました! トリニティ連載の新しいシリーズ 古事記や日本書紀などの日本神話のさまざまな謎や真相多くの知識を得てゆけるフィクション小説 「KUSAKA SAVIOUR 新訳 ~日本神話~」第10話をお送りしたいと思います。 さまざまな古代の神話の物語が現代によみがえる…… (注※物語はフィクションです。登場する人物 場所は一部の場所を除き実在のそれとは一切関係ございません。 物語としてデフォルメし対応させてわかりやすく描いてあるので続きを期待していてね♪)

彼らはスサノヲの子孫、安曇一族、海部氏などといわれ
竜宮に行った人々と彼らは呼ばれ
その一族の娘は超常的な神がかりを行い
精神的には女性が支配し、政治的には男性はそれを補佐するという
一大システムをもつ国家であった。
そしてそこには謎のエネルギーでできた剣・草薙の劒があった。
その魂は奪われた。
九本の首をもつ神竜の中に隠されたのだ……!
日輪の国ヤマトを知る人々からはタイカ(大家)という国であったその平和な国は
のちに邪馬台国と海外大和朝廷サイドから揶揄されるようになった。その名の通り邪魔な大国家(たいか、大いなる家)だったのである。
大化の改新はこれらの事実を抹消したことからついた名前でもある
そしてアマテラスという王子の子孫はのちにつ陰陽師を排出する一大勢力となる。
アマテラスが存在した日本という国は悪魔に乗っ取られ、外来の勢力として変わってしまったのである。
子孫たちは大勢が殺され、その子孫は大勢が権力者や支配者に寝がえりその末裔がそれまでいた自分たちの祖先を歴史から抹殺し封印しなければいけなくなった。
日本そのものの国土は、巨大な龍神だった。
日本を裏で牛耳る組織・カラスという陰陽師たちが運営する拠点である神社は、そのエネルギー
つまり日本を運営する青龍の力を地下で封印するため建造されたものだった
青龍の上に社殿を立て、悪魔たちの住処に改造しようとしたのである。
青龍は悪魔に侵食され長い間それが続いた
とうとう真実の神は悪魔たちに陥れられ
その分身は夫婦の神として引き裂かれ日本の西南と東北に幽閉され、
その本体は、地獄に落とされ京都の大逆五芒星の結解に封印され
陰陽師一派の手引きにより丑の刻参りが行われ、悪魔たちの罠により姫神は地獄の鬼として封印されてしまう。
この世の古き神はその存在さえ忘れられて、抹消されてしまう。
封じられた神は節分の時豆を投げられる”鬼”といわれるようになる
日本人の意識の中に悪魔としてのイメージを植え付けるように陰陽師たちが悪魔と結託してとりつき、宣伝したのである。
鬼といわれるだけではなくその本体は徹底的な洗礼を受け、
何万匹とウジ虫のいる穢れた世界に落とされ、肉を食い破られ続けた。
多くの禍や悪魔たちに体を穢され侵され、べったりとその美しい体に悪の霊たちがとりついた。
自分の体を檻として、生きた屍として何百年も臭い空間の中で悪魔たちを閉じ込めなければいけない苦痛。
神であってもひとたまりもない。
呪札に閉じ込められ、長い長い時間を半永久的に過ごさなければいけないこととなる。
絶望の中で誰も助けが来ない中、1000年の時が過ぎようとしていた。
しだいに女神からは悪魔の干渉で鬼のごとき角が生え、9本首の大蛇に心と体を乗っ取られていた
変貌し浸食されてしまう意識の中で
そのとき、こんなことを神(彼女)は考えていた……ある春風の吹く日、わたしの胸の中で彼は寝ていた。
とても心地よいにおいのする男であった。
初々しい横顔からは到底想像もつかないような精悍な表情で
わたしをみつめて、わたしのためにすべてのものを愛し守ってくれると
いってくれた天照大神や。
もはや私の愛した地球も悪魔のもの、地獄のものとなってしまいました。
私のもとへ還ってくれるものかと今や遅しとわたしは首を長くして待っている
というのに地上世界でうつつを抜かして居る、そう思うと憎らしく感じられる。
亡脚の彼方に忘れ去られた儂の色香をどうして拭い去ることができよう
橘の色づき腐って果実が熟すまで私は鬼となってそなたが還ってくることを待とうか
それともそれを恨みながら
そんな夢をみるようになっていました。

いま、わたしは醜いアヒルの子となった彼を見つめながら
地獄の巣窟で1000年の時を、時間に換算するとさらに何兆年とはるか古代の時空が形成される昔から
待ち望んでいた……
みんなわたしが仕掛けた物語だと知る由もない。
すべてわたしがしたことであり
ひとつも私の意識がかかっていないことはない。
いま私の姿を私の愛したあの男に見せたら、どう思うだろうか。
このような化け物がお前のことを想い続けていたと言って出てきても
恐れられてしまうだけなのではないか
それでもいいから会いに行きたい。
一度でいいから直接的に彼の顔が見たい。
いま目の前の黒き四角い箱にこの世でこれから起こるすべてのことが埋め込まれている。
この玉手箱を開ければどんな世界にだって……
パンドラの箱。「はやく、はやくあの子に会いたいなあ!」
目の前に黒い箱を持ったその女は、箱のふたを開け
光にあふれた花畑に溶け込んでいった。
そこには草木が茂り人形のように横たわった一人の男の子がいる
男の子は眠っている。女はその男子に近づいて自分の膝に顔をのせた
「このまま時間が永遠に停止してしまえばよいのに」
そう少女がつぶやくと、周囲の植物は動きを止め
世界はすべてのものの動作を消してしまった。
空の雲も止まり、川の動きも静止し、太陽も
蝶さえも空間に停止したままだ
少女はポケットから小さな鏡を出す。
その鏡を見つめていると、映し出された少女の顔に亀裂が入る
つまり鏡が自然に割れた。
鏡が割れた先にその断片が8人女性の顔となった。
その中に、ユキと千里がいた。
もうひとり、少女にそっくりな人間の姿があった。その姿はだんだん幼児となり、母体の子宮の中にいる胎児になる。
胎児のなかに少女は飛び込んだ。
自分の姿がある特定の地方にネット検索されるような働きが起こり、その山の情報が少女の意識にダウンロードされ、人格が一つになった。
少女の記憶にかつての自分が体験した楽しい思い出が呼び起こされた
セリナ…………もうひとりのわたし)

 

——後編へ続く——

 

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