何気なくつけている指輪。その力を引き出す方法をご存じですか?

この理論でいえば、癒しをもたらしたり、パワーストーンなどがついた指輪は左手にはめ、幸運をもたらすようなものは右手にはめるのがいいでしょう。

【ポピュラーなアクセサリー】

婚約指輪や結婚指輪があることから、「男性でも比較的身につけている人が多いアクセサリー」といえば「指輪」。アクセサリーの歴史としては、ピアスには負けるものの、現時点でのポピュラー度合いでいえば、「指輪に勝るモノはない」といえるでしょう。

 

【伝説の指輪あれこれ】

指輪といえば、一般的なアクセサリーである一方で、とても「神秘的なもの」としても知られています。映画化されたことで、さらに知名度を高めたファンタジー小説の世界的なベストセラーである『指輪物語』は文字通り、世界の命運を左右するほどの力を持った「指輪」が重要なテーマとなっています。

 

【600年ぶりに戻ったジャンヌ・ダルクの指輪】

『指輪物語』の指輪はあくまでもフィクションの存在ですが、実在の人物がつけていた伝説の指輪も存在しています。2月末に600年もの間行方不明となっていた「ジャンヌ・ダルクの指輪」が発見されたとして話題となりました。ジャンヌ・ダルクといえば、神からの啓示によってフランスを守った英雄でありながら、最後には魔女の疑いをかけられて処刑されてしまうという「悲劇のヒロイン」。実在の人物でありながら、その強烈なエピソードから、現代にいたるまで小説や映画などでたびたび取り上げられ、その知名度は世界的といってもいいでしょう。

そんなジャンヌ・ダルクが所持していた指輪が存在しています。銀で作られたこの指輪には「イエス」と「マリア」の名前、そして十字架が刻まれていたという記録は残っているものの、本体は行方不明となっていました。しかしながら、今から70年ほど前に、それとは知らずにたまたま入手した人物が、去年になってジャンヌの指輪のことを知り、特徴が似ていることから、鑑定を依頼したところ、本物だということがわかったのです。こちらの指輪はその後オークションにかけられ、無事にフランスに戻ることになりましたが、聖女が身につけていた指輪ということで、まさに「伝説の指輪」といえるでしょう。

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【天使から授かった悪魔も天使も使役する指輪】

伝説の指輪といえば、西洋では魔術師の代名詞ともいえる「ソロモン王」も指輪をしていたといわれています。その指輪は「大天使ミカエル」によってもたらされたものであり、黄金の色をしていますが、材質は「真鍮と鉄」で出来ており、天使を使役する場合は真鍮の部分を使い、悪魔を使役する場合は鉄の部分を使ったのだそうです。ちなみに、これを身につけることで、「動植物の声すら聞くことが出来た」というので、まさに伝説の指輪の筆頭です。