人生に幸運をもたらしてくれる 縁起のよい「妖怪」たちとは?〜味方に付けたい3大「妖怪」たちとは

いよいよ夏も間近となり、怪談話などの季節となってきました。そんな怖そうなお話の中でも、「妖怪」と呼ばれる不思議な魔物たちの中には、縁起がよく開運をもたらすものもあるのです。
妖怪

「妖怪」と言えば、アニメにも「ゲゲゲの鬼太郎」を始めとする「犬夜叉」や「妖怪ウォッチ」など、数々が存在しています。

それほど日本において「妖怪」とは、古くから民間に根づく不思議な生き物なのでしょう。

日本の民間伝承の中にも、いろいろな「妖怪」が存在していますが、その中にも仲良くすれば、人間に幸せをもたらしてくれる、縁起のよいものがいくつもあるのです。

 

「妖怪」と幽霊は違う

人によっては、「妖怪」と幽霊をひとくぐりにして、「お化け」と思っている方も多いのかもしれません。

しかし実際には、「妖怪」と「幽霊」「お化け」は、まったく異なるものなのです。

幽霊は、亡くなってからも成仏できずにこの世に未練のある者が、自分に縁のあった場所や人の前に姿を現すもののことです。

ところが「妖怪」とは、人間の理解を超えるような不思議で、かつ奇怪な魔物のような物体のことを言います。

たとえば『ひとつ目小僧』や『天狗』『河童』などがそうです。人や動物が必ずしも変化して「妖怪」になるわけではありません。

「妖怪」は不思議な力を持ち、非日常的な存在であり、そして普通では考えられないようなパワーを持ち、ある意味理解しにくい存在なのです。

そして「お化け」とは、いわゆる何かが化けたもの、たとえばキツネやタヌキが人間に姿を変えて現れたりするもののことを「お化け」と呼びます。

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味方に付けたい3大「妖怪」たち

では数ある「妖怪」の中でも、味方に付けると縁起がよく、幸運をもたらしてくれる、3大「妖怪」とは、どのようなものがあるでしょうか?

① 座敷童(ざしきわらし)
座敷童とは精霊の一種と考えられています。もともと岩手県に伝わる「妖怪」だったようです。

座敷や蔵などに住み着き、地方によっては神様と考えられています。

ふと気が付くと、子供の姿をしたその「妖怪」が、座敷に座っていることがよくあるのだそうです。

この座敷童は住人に対して悪戯を働くこともありますが、もし座敷童を目撃したら、必ず幸運が訪れ、出世をし、座敷童が住む家は繁栄すると言われています。

しかしもし座敷童を追い出してしまったら、その家には大きな不幸が訪れると言われています。

そういう意味でも座敷童は最も縁起の良い「妖怪」として知られています。

② 河童(かっぱ)
頭にお皿があり、キュウリが好きで、口が少しとがった顔の河童も実は「妖怪」です。

日本における伝説上の生き物ではありますが、水神の仮の姿とも言われています。

河童も悪戯好きな「妖怪」ではありますが、ある伝説が残っています。

200年ほど前に雨合羽で財をなした商人が、雨が降るたびに洪水になっていた川があり、その川の改良工事に、資材を投げうって行いました。

しかしなかなかうまくいかず、見かねた河童たちが夜の間に工事を手伝い完了したのです。

このとき河童を見かけた人は、みんなその後商売繁盛したのだそうです。

このことから、河童は「水難除け」「商売繁盛」「金運」にご利益があるとされています。

とくに水商売(飲食系)の守り神でもあるので、飲食関係の仕事をしている人は、お店に河童の置物を飾っておくとよいかもしれませんね。

③ 天狗
京都の鞍馬山に住むというあの天狗も、実は「妖怪」の仲間なのです。

密教や山岳信仰と深くつながりがあり、修験者の成れの果てという解釈もあり、天狗の中にも良い天狗とそうでないものが存在しています。

鼻が高く、羽があり飛ぶことができ、山伏の恰好をした天狗ですが、良い天狗は山の神としてあがめられています。

鞍馬寺や、高尾山などに祭られている良い天狗は、開運、災厄除去、招福万来などのご利益があります。

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そのほかの珍しい「妖怪」たち

以上3つのよく知られた「妖怪」のほかにも、日本にはいろいろな縁起のよい「妖怪」が存在しています。

④ 小豆洗い
小豆洗いと呼ばれるこの「妖怪」は、お坊さんの姿をして河原で小豆を洗っています。

この「妖怪」を目撃すると、必ず幸せになると言われており、娘を持つ女性がこの「妖怪」を目撃すると、その娘には良縁に恵まれると言われています。

したがって「小豆洗い」は、恋愛運をもたらしてくれる、やさしい「妖怪」なのです。

⑤ 金霊
金霊(かなだま)と呼ばれる不思議な「妖怪」も存在しています。

これは金の精霊で、無欲な人が善行を行っていると、この金霊が金の光として窓から降り注ぐように入り込んできて、その人は大金持ちになると言われています。

⑥ アマビエ
アマビエは、最近よく耳や目にする「妖怪」ですね。アマビエの絵を描いたものを他人に見せることで、新型コロナ肺炎を退治してくれるかもなどと、もてはやされています。

この「妖怪」は、1846年頃に海に光るものが毎晩出没するということで、役人が調べに行ったところ姿を現したのです。

「私は海中に住むアマビエというものです、これから6年間は諸国で豊作が続くものの、疫病も流行ります。私の姿を描き人々に見せなさい」と告げて姿を消しました。

そこからアマビエは豊作を予言し、疫病を退治してくれる「妖怪」と考えられるようになったのです。

さてみなさんは、どの「妖怪」を味方に付けて、開運を手にいれたいでしょうか?

やさしい「妖怪」たちに遭遇できますように!

 

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