でも、ビタミンは他の調理法よりも元々残っているので、それが吸収されにくくなっても、結局同じくらいとれるのでは? そして、アルカロイドなんかは多量に摂ると毒で、微量だと自然治癒力を高めてくれると言われています。
だとしたら、あまり吸収されないほうがいい?
結局、電子レンジ調理とその他の調理法による、かなり組織化された実験をやらないと、電子レンジ調理のほうが栄養を摂りにくくなるのかどうかは分かりません。
ちなみにこうした基礎研究の結果、ロシアでは1976年に電子レンジの使用が禁止されたと言います。
ただ、この話の確証を得ようと思っても、なかなか真相には行き当たりませんでした。
ある人は、ロシアで電子レンジ関連イベントがこれだけあった、という表と共に、禁止された事実はないと言っています。
しかしアジア系の人で、確か1976年頃、自分のいた付近では1年間だけ禁止された記憶があると書いていた人がいました。
短い期間で、一部地域である可能性はあるものの、ロシアでの電子レンジ禁止はどうも本当のようです。
その他の警鐘
1989年、リタ・リー博士が、人工ミルクに対して電子レンジを使うことへの警鐘を報告しました。
『人工ミルクを電子レンジ加熱すると、ある特定のトランスアミノ酸が合成シス異性体に変化した。合成異性体は、シスアミノ酸であれトランス脂肪酸であれ、栄養としてとりこまれない』
しかし、これが彼女自身の研究結果であるかどうかは疑問視されていて、同じ実験を行った人で、同様な結果にはならなかったという報告もあります。
1991年、オクラホマである病院の看護師が、輸血用血液を電子レンジで温め、それを輸血し、単純な腰の手術をうけたノーマ・レビさんを死亡させてしまった事実があります。
しかし裁判では最終的に、病院側の「患者が亡くなったのは電子レンジ加熱の血液ではなく、血液のかたまりが原因」という主張が通りました。
これが電子レンジ加熱の血液のせいだったのかどうかは、動物実験でもしないと分かりませんね。
唯一、はっきりしていること
その他にも電子レンジが危ういのではないかという研究結果はいろいろあります。
ただどれも、今ひとつ決め手にかけていて、まるで幽霊が存在するのかどうかを検証しているような気になります。
ただ、ひとつはっきり言えそうなことがあります。
ロシアは昔から生命エネルギーの研究が進んでいて、電子レンジに関するこんな研究結果が残されています。
・食品の生命エネルギー場が60から90%損失
食べ物を摂取する目的は、単に成分を補給して新陳代謝の元とする以外に、生命エネルギーを得るという側面もあります。
この点から考えると、電子レンジはダメそうですね。
特に植物は、電子レンジに限らず、加熱なしのレシピで調理したいところです。
ただ、肉に関しては、大切に育てられていない、大量生産の安い肉だと、良くない生命エネルギーがついている恐れがあります。
それを電子レンジにかけて、粉々にしてから食べるのは、それはそれでありでしょうか……。
電子レンジが危険かどうか、たくさんの話が出回っていますが、みなさんは自分の感性を信じて、使いたければ使う、使いたくなければ使わない、それで良いのだと思います。
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