スピリチュアル系の人は割と、電子レンジを嫌う人が多いように思います。
一般の人でも使いたがらない人がいます。
なぜ、彼らは電子レンジを嫌うのでしょう?
発がん性物質の発生
電子レンジは危ないという人たちに、よく引用されるいくつかの研究があります。
例えばそういった研究のひとつで、電子レンジで加熱した食品に、発がん性の問題が指摘されています。
・肉にDニトロソディンタノラミンの発がん性物質が発生
・牛乳、ホットシリアルのアミノ酸の一部が発がん性物質に変化
・摂取した人間のリンパ系機能低下/免疫能力の低下/血清中のがん細胞の増加
これとは別に、「植物、特に根菜類にフリーラジカルが発生」との結果もあります。
フリーラジカルは不安定な分子で、身体の中で他から電子を奪って安定化しようとします。
ある原子や分子から電子が一個なくなると、その物質は「酸化」された、分かり易い言葉で言えば「錆びた」状態になります。
つまり、フリーラジカルは身体を錆びさせて、蝕んでいく物質なのです。
しかしこれに対して、通常の熱調理でも発がん性物質は発生するし、電子レンジだけを目の敵にするのは間違っているという意見があります。
国立がん研究センターのがん情報サービスによると、高年齢層を除けば、がんによる死亡数は減少傾向にあるとのことです。
一方、がんにかかる人の割合は、1985年から増え続けています。
これが、生活の多様化によるストレスのせいなのか、食生活の乱れによるものなのか、そこに電子レンジの普及が何か関わっているのか、それは今のところ誰にも分かりません……
栄養価の低下
電子レンジを擁護する人はよく、食材を茹でたときよりも、電子レンジ調理のほうが、ビタミンがより残っていると言います。
これは正しいのですが、その残った栄養素がどれだけ体内に入るのかが問題です。
なぜなら、こんな実験結果があるからです。
・ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、必須ミネラルなどの身体的な吸収同化能力低下
・食品を摂取した人の新陳代謝機能の低下
・アルカロイド、グルコース及びガラクトースの身体同化作用が低下
・肉のタンパク質の栄養破壊
・全ての食物組織構造の不安定化が促進
はい。
電子レンジ調理で食物に残った栄養は、身体に吸収するのが若干難しい形になっているようです。