ボイジャータロット・リーダー、小澤弘子さんが語る 人生の羅針盤『ボイジャータロット』の魅力Part.2 「誰の背中であっても、ポン! と元気よく押してくれるカード」

小澤弘子

ジェームズ・ワンレス博士が考案した『ボイジャータロット』を使った、ボイジャータロット・リーダーとして活躍する、小澤弘子さん。
いったい、ボイジャータロットは通常のタロットカードとどのように違うのか。
その魅力を様々に語っていただきました。

 

【ボイジャータロットは、様々なレベルの「愛」についても細かく分析できる】

—— では引き続き、ボイジャータロットの魅力を教えてください。

小澤さん
宇宙にとっても人類にとっても「愛」は大テーマです。ひと口に愛と言っても、無償の愛から男女の愛まで、そのレベルは様々ですよね。
そのためボイジャーでは、愛がテーマのカードが3種類あります。一つは大アルカナ3番の「Empress女帝」で、これは「母なる大地」のカードでもあります。大地の全生命への愛や、母から子への愛のような無償の愛などの大きな愛の象徴であり、「ありのままに受け止める」という受容の愛を示します。
次に大アルカナ6番には「Lovers」というカードがあり、これは、恋人であり両極のカードです。男性性・女性性、陰陽バランスや抱擁、調和を象徴する愛のカードです。
さらに小アルカナの「Three of cups Love」というカードもあって、このカードにも恋愛、ソウルメイト、ハートチャクラなどが象徴されています。
このように「愛」の様々なレベルに対応するカードがあることは、ボイジャーの魅力のひとつです。

—— 「愛」というのは相談者の方にとっても重要なテーマですよね?

小澤さん
そうですね。やはり恋愛だけでなく、親子の関係他、人間関係にはいろんなレベルの愛が関わります。
リーディングの勉強を始めた当初は、これらの「愛」のカードの読み分け方に少し戸惑ったこともありました。でも、実際にカウンセリングをしてみると、愛にはそれぞれのレベルがあるわけですから、相談者の方に対して、より的確なアドバイスができるカードだと実感しています。

小澤弘子

—— 他にも解釈がむずかしいと感じたカードはありますか?

小澤さん
大アルカナ21番の「Universe 宇宙」ですね。このカードは、ボイジャーの中でもいちばん多くの要素がコラージュされていて、30ほどの要素が一枚に凝縮されています。
そのためいろんな解釈ができる深遠さがあって、まさに、宇宙を示すカードです。難解な分、「リーディングし甲斐のあるカード」でもありますね。

—— 他には何か、ボイジャーならではのカードの特徴はありますか?

小澤さん
「チャレンジカード」というのが12枚入っています。これは人間にとってのチャレンジ、つまり、課題や試練をモチーフにしたカードです。ですが、課題や試練を決して、ネガティブなものとしては扱ってはいないんですね。この発想は、私がボイジャーに魅力を感じた重要なポイントのひとつです。

小澤弘子

—— 具体的にはどんなカードがあるのですか?

小澤さん
ジェームズが「ボイジャーの中でいちばんネガティブなカードだ」と言っていたのは、「Five of Cups NEGATIVITY 否定」というカードです。
このカードからのメッセージは、「自分にネガティブな考えが浮かんだら、それを否定しないさい」ということなんですね。否定を否定せよと。すごく面白いなと思いましたね。
他にも、失望や抑圧といったカードもありますが、どのカードに対しても、「そうしなければいいんだね」と、気楽に思わせてくれる。
「失望しているなら、他の扉を開ければいいんだよ」と、優しく背中を押してくれるわけです。
私自身、「ジャッジメントしない」ということができずに、すごく苦しんだ経験があります。自分は嫌なことを、なぜ受け入れて、許さなければいけないのか、って。
そんなときにジェームズは、「苦しむぐらいなら、許しちゃえばいいじゃん」くらいの感じでこのカードを通して言ってくる。そこで、はたと「そうだね」と気づく。
カードが投げかけてくる言葉は、決して軽いのではなく、ジェームズという人生を達観した人の哲学が投影されているのではないかな、と私には感じられましたね。

—— 勇気づけられるカードが多いわけですね。

小澤さん
そうなんです。大アルカナの0番として「FoolChild 存在の種、愚かな子ども」というカードがあります。このカードには、ボロボロになった子どもの人形の写真が目立っています。ジェームズはそして「So what? だからなに?」と、私たちに訴えているんですね。
つまずいて転んで、ボロボロになったって、それがなに? また立ち上がればいいじゃんと教えている。そして「愚かになれるのも、能力なんだよ」とボイジャーを通して教えられた時に、すごく励まされましたね。
ボイジャー最大の特徴とは要するに、ジェームズの人生に対するポジティブな思いが色濃く反映されたことであり、どんな人の人々の背中であっても「ポン!」と元気よく押してくれるところ、なんでしょうね。

 

(Part3に続く)

 

●小澤弘子さんによる「6月オンラインカウンセリング」
https://www.trinitynavi.com/products/detail.php?product_id=2894

●ジェームズ・ワンレス博士による
「ボイジャータロット国際認定コーチクラス」
https://www.trinitynavi.com/products/detail.php?product_id=2895

 

小澤弘子

〈小澤弘子さんプロフィール〉
1978年生まれ。20代前半に自律神経の失調から、フラワーエッセンスを学ぶ。
その後、ボイジャータロットに出会い、更にメンタルケアへの学びを深める。
自分自身を癒していくことは真の穏やかさ・平和に繋がるのだと体感し、その素晴らしさをお伝えしたくヒーラーの道を選ぶ。現在は、川崎・溝の口と世田谷にてヒーラーと天然石アクセサリー作家として活動中。また、ボイジャータロットの本を出版。