「お腹が張るし、気持ち悪い……」
「ずっとお腹の張りがあって苦しい……」
というお悩みはありませんか?
私への相談でも、お腹の張りのお悩みは多いです。
とくにアラフォーと呼ばれる年代になってきますと、体の老化で腸の筋肉がおとろえてきますので、腸がたるみやすくなりダランとなって垂れ下がりやすくなります。
垂れ下がった腸は空気がたまりやすくなってしまうので、お腹も張りやすいのです。
30代後半、40代くらいの年齢では腸の老化もお腹が張る原因になるんですね。
ところが、「お腹が張るから、もっと腸にいいものを!」と食物繊維が多い食事をがんばってとろうとすると、かえってお腹の張りを悪化させてしまうことがあります。
あなたは大豆やごぼうなどをよく食べますか?
大豆やゴボウなどは食物繊維が豊富な食べ物ですので、意識して食べている女性も多いでしょう。
とりわけ大豆は、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があるといわれているイソフラボンという成分があるので、「女性ホルモンのために!」と大豆を意識して食べている女性は多いです。
ですが、もともと便秘がちな場合、大豆やごぼうなどの食物繊維は、非水溶性食物繊維といって水に溶けにくいタイプで、非水溶性食物繊維ばかり食べて偏ってしまっていると、お腹が張やすくなってしまうのです。
食物繊維はりんごやみかんのような水溶性のものと非水溶性のものとがあり、どちらかに偏ってしまうのはトラブルの原因になってしまいます。
食べ物は1つだけ食べていればいいというものはありません。
いくら食物繊維が便秘にいいと言っても、「大豆ばっかり」「ごぼうばっかり」という食事になれば、栄養が偏ってしまってかえって腸のトラブルが起きてしまいます。
「もともと便秘がちだけど、お腹が張って苦しくなってきた……」
というときには、大豆やごぼうを食べるのは休んでみましょう。
ねじり運動でお腹の張りもスーッと元気に!
便秘やお腹の張りは腸の動きがよくなるように適度な運動をするだけでも調子がよくりやすいです。
私はお腹が冷えるとお腹が張りやすいのですが、ねじり運動をしてみると、
「スーっとお腹の張りが消えてうれしい!!」
と、効果絶大なのでよくやっています。
便秘外来の専門医の先生方は、腸があるウェストまわりをねじってあげると、腸の動きがよくなりやすいと話しています。
★腸が動く! 立ちながらねじりのびのび~
(1)息を吐きながら背骨を見るように、体を右側にねじっていく
(2)息を吐き切ったら一気に力を抜いて体を元に戻す 吐き切ると、
自然と空気を吸っていますので、息を吸うのは意識してやらなくても大丈夫です。
(3)反対側の左も同じように息を吐きながらねじって一気に力を抜く
(4)左右を3回ずつやってみる
料理の合間でも簡単にできますよね。
お腹がの苦しい張りがよくなって、楽しく過ごせたらうれしくありませんか?
参考文献
常喜眞理著:オトナ女子あばれる体とのつきあい方
小林弘幸著:便活ダイエット
《保健師 めぐみさんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/nurse%EF%BD%B0megumi/?c=113328