宿命を知り、運命を受け入れ、因縁を解く。 書籍『幸運を招く、因果応報の開運術』で「因果律」を理解し人生を考える 「立運推命学☆研究所」創設者 菜奈実さんインタビュー 第2回

菜奈実

—— 「足ることを知る」とは、どのようなお考えなんでしょうか。

菜奈実さん:
私が仏教の世界に長くいたので「足ることを知る」という考えを大切にしています。
自分が持っている能力や才能が分かっていないと、それに見合ったものは降りてこないし引き寄せられません。漠然とあれやこれやが欲しいと、人の持っているものを欲しがっている間は手に入らないんです。
立運推命学を学んでいくと、本当に自分に必要なものが見えてきます。「足ることを知る」ことで私にはこれしか無かったのかと考えられるようになるんです。

例えて言うと、空腹の際に「カレーが食べたい」って思っていても、神仏の世界では「本当はもっと味が薄いほうが良いよ~」って言っていたとします。そのような矛盾が起きているときって、いくら願っていてもカレーは出てこないんですよ。
「やりたいこと」と「やれること」、「やならければいけないこと」の三本がずれていると運命はうまく回らないんです。目の前にラーメンが出てきたんだったらその現実を受け入れ、今はラーメンを美味しく頂こう、カレーは今度でいいや。って思うことが「足るを知る」ということなんです。
無い物ねだりをしないことで、他のものの良さが分かり、自分自身のキャパが広がることにも繋がります。
今の世の中は「地獄餓鬼畜生」が渦巻いている世の中です。最近は少しずつシフトチェンジしていって、物を欲しがらなくなってきている方も多く、私の考えに共感して下さる方も増えてきています。

 

【心の在り方を変え、礼儀のある参拝をする。参拝をしている態度も神様は見ている】

—— 書籍の中では神社の参拝の方法もご紹介されています。参拝の仕方で運勢って変わるのでしょうか。

菜奈実さん:
最近はご利益主義の考えになっていますよね。本来、神社仏閣というのは感謝を届ける場です。頼みごとをする場ではありません。お賽銭の意味とは、身銭を切って厄を祓ってもらうということなんです。日々の色んな汚れを「祓って」もらうために、お金を「払う」わけですから、5円や15円という少額で頼みごとをすることに矛盾が生まれます。
もし自分が逆の立場だったら、5円であれもこれも頼みごとをされたらどんな気持ちになるか考えてみましょう。礼儀を怠り、ただ頼みごとをするだけでは神様への敬意を示せていませんよね。この世は現実社会なので、自分の態度や行動で「丁寧さ」を示すことで、神様にもその思いが伝わります。現代の貨幣価値で考えると100円位、もしくは何か心の中に大きなものがあるのであれば、祈願をして、お札をちゃんと立てたほうがいいです。
神様はお参りの態度もちゃんと見ていますよとお伝えしています。
作法も大事ですが、そのような心の在り方が大事です。心がなっておらず、適当に参拝をしても神様にはお見通しです。

菜奈実

—— 最近はどんなことでも簡単手軽さを求める風潮です。そうではなく、人としての在り方を見つめなおすということですね。

菜奈実さん:
心の目でいろんなことを見ると見え方が変わってきます。
おみくじに関しても、大吉などいい結果が出ている、出ていないといった見方は改めたほうがいい。おみくじは神様からのメッセージなんです。もし吉が出たのであれば、神様に「良かったね。これからもその調子で頑張りなさい」と言われているし、凶だとしても「今の状態をそのまま続けていると、今後どんどん悪くなっていくから足元を見つめ直しなさい」という神様からのとても大切な暗示なのです。

—— おみくじはそのように解釈するんですね。現状をジャッジされているのかと思っていました。

菜奈実さん:
「安産安し」とかっておみくじに書いてる時がありますよね。
それも妊娠していないから全然関係ないという話ではなく、自分の中から新しいアイデアが生まれるだとか、新しい事柄が始まっていくよというメッセージです。
「待ち人来たり」も単に恋人ということではなく、あなたを引き上げてくれる人、あなたを押し上げてくれる人が現れるよという意味です。そのような参拝についての考え方や方法なども書籍では紹介しています。

—— 菜奈実さんの本を読みたくなってきました。

菜奈実さん:
ありがとうございます。11月23日に癒しフェアで書籍に関するワークショップをおこないます。お一人様に一冊プレゼントし、本には書き切れなかったポイントや質疑応答もします。数種類の東洋占術を融合した「立運推命学」の「運命学カウンセリング」からも、持って生まれた能力才能、性格気質、長所短所、コンプレックス、運気の流れ、天職や適職、等々、様々なお話しを致しますので、ぜひ、会場に足を運んで頂きたいです。

 

(3回目に続く)

 

●11月23日(月・祝)菜奈実さんが「癒しフェア東京」でワークショップを開催します。
https://www.trinitynavi.com/products/detail.php?product_id=3098

 

菜奈実

〈菜奈実(ななみ)さん プロフィール〉
「あなた(魂)が決めてきた、カルマ(業)とビジョン(未来像)」をお伝えしています。

●半生
幼少より感受性も強く、霊感体質から日常の中で不可思議な事も多く、仏教にも深く縁がありました。20歳の頃、ほんの3日違いで2人の友人を亡くし、人生とは? 運命とは? 人間とは? と、生と死に疑問を抱き始める。
20代後半より本格的に仏道修行を開始、不思議なご縁も次々と繋がり、法華経の祈祷寺で出家得度。冬の三十五日行、一百日間大荒行を経験し、法名と祈祷師の称号を戴く。その後、神道に通じる「運命学」の宗家と出会い、本格的に運命学を修得、宗家・師範認定を戴く。

●現在の主な活動
1.「運命学カウンセリング」
気学や四柱推命、方位学など数種類の東洋占術をベースに、独自手法&チャネリングを加えて生年月日に秘められたメッセージを読み解き、 持って生まれた能力才能・性格気質・長所短所・思考の癖や方向性、運命・宿命・天命や天職、今生のお役目、運気の流れやタイミング、チャンスの掴み方など「運命鑑定書」をお作りしてアドバイスしています。
2.「弥栄巡り」(神社仏閣探訪ツアー)
街歩き「TABICA」の公認ホストとして、毎月60~100人を「弥栄巡り」(神社仏閣探訪開運ツアー)にご案内。月替わりで都内近郊の神社仏閣へ行き、参拝&プチ鑑定(グループセッション)で開運へと導きます。 毎月継続参加のリピーターゲストも多く、才能開花、運勢転換など変化の報告が続々と届いています。これまで3,000人以上を動員。TABICAベストアワードでは、2018年に最多ゲスト賞、2019年は最多リピート賞を受賞。
2019年春より、「弥栄巡り」をガイドするプロを養成する「弥栄巡りプロ・ガイド養成講座」も開始。
3.「立運推命学☆研究所」
日本オラクルカード協会認定の守護神公認上級鑑定師として、「守護神鑑定」を行っている。
他にも、Yahoo占い・LINE占い・アメーバ占い等で占いアプリを提供、2種類のコンテンツをリリース(2013年~)など、多方面で活動中。

 

詳細はホームページで
http://na7mi.com/

立運推命学☆研究所
https://ritsuun.com/