前回に引き続き、弘法大師・空海のお膝元「高野山」のご紹介《PART2》です。旅の醍醐味でもあるお宿やその地に育まれてきた名産品の数々をご紹介します。
ちょっと特別な鉄道に乗る それも旅の大きな醍醐味
旅はどこからスタートか?
いつもと違う視界を得ることもその一つだと思う。定期運行の「天空」は、座席が片面を向いている“ワンビュー座席”。眼前には高野の大自然が広がり、旅情気分もたっぷり。天空が、高野山の旅のスタートを今までより早めてくれる。
途中駅にある九和楽の「柿の葉ずし」。緑の景色に実に合う味わい!
心と身体を落ち着けて高野山での一夜を過ごす
【宿坊・一乗院】
高野山の旅の宿泊はやはり宿坊。「一乗院」は、僧侶の営みに沿った一日を過ごせる上に、宿としてもグレイド高し。限られた食材で豊かなお膳を創り上げる精進料理に、もちろん朝はお勤も。早起きはちょっと辛いけど、高野山の“懐”に入れた気がして、何だかうれしい。
別格本山 一乗院
http://www.itijyoin.or.jp
お土産セレクション
【くるももち&やきもち】
歩き疲れて甘いものがほしくなったらぜひここで一服しよう。おいしい和菓子が100円1個から。
みろく石本舗 かさ國
http://www.mirokuishi.com
【森下商店の「ごまとうふ」】
弘法大師が製法を伝え、以来千数百年つくられ続けてきた高野山の名物。優しいけれど滋養のある味わい。
【般若湯&龍涎香】
高野山のお酒と言えば「般若湯」。実はこの言葉、お寺で使われていたお酒を指す隠語だったとか!
龍涎香
中本名玉堂
http://www.koya3.com
【陀羅尼助(だらにすけ)】
現地カメラマンさんも「海外旅行には必ず持参!」と頼りにしている、地元定番の和漢胃腸薬。
小滝弘法堂
http://www.kouboudo.com/
TRINITY33号より
Photo:Yuko Nagaoka