暴走する人たちは今日も迷走中 ~ 信頼できる人、ひとりは必要だよ ~

トラブルメーカー

問題を起こす人は、いつも同じ人です。
というか、これはあらゆることに当てはまります。

遅刻する人はいつも遅刻します。
お片づけのできない人の部屋はいつも散らかっています。
喧嘩を繰り返す人もいれば、毎日愚痴を繰り返す人もいます。
転職や浮気を繰り返す人もいますよね。
つまり人は繰り返してしまう生き物なのです。

そうなってくると「トラブルメーカーは一生、トラブルを起こし続ける宿命なんですか?」という疑問が浮かんできたかもしれません。

ちなみに宿命ではありません。
ただ、気づかないと繰り返します。
そこが重要なのです。
良いことも悪いことも人は無意識で繰り返して生きています。

相手が嫌がることを無意識に繰り返しているとどうなるか考えて下さい。
嫌われるに決まっていますよね。
だって相手が嫌がっているのに、それに気づこうともせず繰り返しているのですから。

トラブルメーカーというのは、たまにトラブルを起こす人では無くて、トラブルの常習犯のことを指します。

もし、あなたの身近にトラブルメーカーがいたらぜひ観察して見て下さい。
「あの人は、何に対してどんな反応をする癖があるのだろう? それに対する自覚はあるのかな?」と。
単なるトラブルメーカーとして相手を見るか、それとも、ちょっと変な癖がある人という目で相手を見るかで大きく人間関係は変わってきます。

 

人間関係をぶちこわすトラブルメーカー

トラブルメーカーといってもたくさんの種類があります。
例えば仕事の同じミスを繰り返すトラブルメーカー。
この場合は適性の問題もあるので必ずしも指導したら改善するかわからないのですが、頭ごなしに怒るのではなく、しばらく観察して見ることが大切です。

ただ、毎回頭ごなしに怒鳴りつけたり、軽蔑したような目で相手を見て冷たく皮肉を言ったりする癖のあるトラブルメーカーもまた大問題です。

確かに仕事のミスは困ります。
でも、頭ごなしに毎回毎回怒鳴りつけたり、嫌味を言い続けたりしたら、その結果は決して良いものでは無くなってしまうのです。
まず、信頼関係が築けません。

「何を言ってるんですか? 私は悪くありません! 悪いのはいつも仕事でミスをする○○さんでしょう? 怒られて当然なことをしているのですから、私には問題ないでしょう?」

おそらく何割かの人は、そう思うと思います。
その気持ちはわかるのですが、人間は繰り返してしまう生き物だということを思い出して下さい。

『負の強化』を繰り返すことで、状況はますます悪くなってしまうのです。
ミスを繰り返す人も問題ですが、大事なのはミスをする人の人格を否定することではありません。
ミスを減らすことが大事なのです。

でも、双方が繰り返し続けたら、それこそ『パブロフの犬』になってしまいます。
仕事がどうこうではなく、怒られてばかりの人は、怒ってばかりいる人の気配を感じただけでミスをしたわけでもないのに恐怖を感じてしまうようになります。

あるいは敵意をむき出しにして来るかもしれません。
ミスを繰り返す人にも言い分が無いわけではありません。
「私は私なりに頑張っているんです! なのに、それを理解しようともせず、いつもいつも怒鳴りつけて来るんです!」と思っているかもしれません。

そうすると、双方が改善案を出していない状況なのでトラブルが改善されるはずがありません。
ミスをする人を精神的に追い詰めて自主退職に追い込むのが目的なら、それはそれでお勧めはできませんが理解はできます。
でも、人格否定するつもりがなくて、改善して欲しいという気持ちがあっても、そこに目を向けないと、いつも怒鳴っているトラブルメーカーと化してしまうのです。

世の中は人間関係で成立しています。
なので、どんなに素晴らしい人がたくさんいても、人間関係にトラブルが生じてしまうと、それは何の意味も持たなくなってしまうのです。

模範解答こそありませんが、相手の悪癖、自分の悪癖を客観的に把握できると「別の方法を試してみようかな……」という気持ちになりますよね。
この気持ちこそがトラブルを必要以上に起こさないための重要事項なのです。

 

さらに人間関係をぶちこわすトラブルメーカー

トラブルメーカーの中でも特に厄介なのが「私、自分も含めて誰も信じられません」系の人たちです。
彼らは意識していてもいなくても人間を信じないので、毎日、自分で人間関係を否定する癖があるのです。
これは数あるトラブルメーカーの中でも致命的です。

まず、自分を信じていない時点で他人を信じることなどできません。
自分を信じることができないから他人に過度な期待をして妄信して勝手に失望して軽蔑して「やっぱり私は不幸だ」と結論付ける方が割と多いのですが、よくよく考えるとそれはおかしな話です。

自分を信用できないから他人に期待をする。
でも相手のことを信じていない。
意味がわからないのです。

そもそも、それって結局は相手をコントロールしようとしているということですよね。
まず、自分を信じられない人は、誰かに何かを期待したところで、最終的には信頼して貰えないということを理解すべきです。
自分以外の誰かを信じるということは「私は私を信頼している。だからこそ私は私が認めたあなたを本気で信頼している。うらみっこなしだよ」ということなのです。

自分も他人も信頼できないと、結局は孤独になってしまいます。

たとえビジネスライクでも頼るところは頼る。頼られるところは頼られる。
バランスを取りながらなんとか過ごす。

これができれば良いのですが、完全に人間不信だと、近くに居るだけで邪悪なオーラを放ってしまいます。
そして「私はやっぱり不幸だった。どうせ誰も私を褒めてくれないし、愛してくれない。私は一生孤独なんだ」というのです。
ことあるごとに毎回です。

そうすると何をどう頑張ったところで人生は好転しないのです。
最低限、自分のことは信頼した方が良いです。
そして家族でも友達でも誰でも良いので、誰か一人で良いから本音を話せる人を作って下さい。

人間は同じことを繰り返す生き物です。
だからこそ「このままじゃヤバいぞ」と感じた時点で、少しで良いから意識や行動を変えてみて下さい。

それが人生を好転させるためにはきっと役に立ちますから。

 

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