『反省』というコトバを考え直してみよう！
『自問自答スイッチ』そのものは問題ないのです。
カウンセラーやセラピストに聞けばわかると思いますが「自分を見つめ直すことはとても大切なことだよ……」と教えてくれると思います。
そういう意味では師走特有の『自問自答スイッチ』は決して悪いモノではないのです。
『反省』というと、自己否定のイメージが強いかもしれません。
それが危険の原因でもあります。
ですから、今ここで一緒に『反省』の概念を正していきましょう。
『反省』とは、改善した方が良いポイントです。
必ずしも悪いモノだけにフォーカスする必要はありません。
良いモノを、もっと良くするという意味も含んでいると思って下さい。
「悪くないけど、もうちょっと頑張れば、もう少し行けたかなー……」と肯定的に解釈できれば、次はもっと良い結果が出せる気がしてくるかもしれません。
ちなみに、反省点を列挙して行くと、場合によると「別に、それはそれで無理しなくても良いか……」というモノも見えてくるかもしれません。
反省とは善悪の問題ではありませんので、そういうグレーゾーン的なモノを容認するのもまた重要です。
そうすれば、無駄に悩まなくて済みますからね。
『反省』の意味合いを自分の中で書きかえると、これだけでも気持ちは随分と楽になったのではないでしょうか。
そうしたら、改善した方が良さそうなモノを新年に向けてピックアップして具体性を持たせて行けば良いのです。
ちなみに『自問自答スイッチ』は『反省』だけすれば良いわけではありません。
この1年特に大きな変化や成長が無くても、それはそれで良い事ではありませんか。
そもそも成長って無理してするものではありません。
無理に背伸びしてみるとわかりますが、疲れるだけです。
焦らず、今の自分を受け入れてあげつつ、ゆっくりとゆっくりと、それこそ亀みたいだって良いじゃないですか。
何かしら結果的に成長出来れば……
なぜ、ここで「私はダメ人間なんだ」と結論付ける必要があるのでしょうか。
……ありませんよね。
「だって、同年代の人は……」と比べる必要はないのです。
あなたは、誰の人生を生きているのですか。
自分の人生ですよね。
だったら、良いじゃないですか。
そして、良かったことも、ちゃんとフォーカスして下さいね。
「そういえば、今年は誰とも喧嘩しなかったな……」
「そういえば、今年は褒められた回数が例年より多かったかも……」
……どんな些細なことだって良いのです。
良い事があったという事実もきちんと受け止めてあげてください。
それはとても大切なことです。
師走は寒いです。
そのせいでメンタルが不調になってしまっているという可能性もあります。
だから、なんとなく自己嫌悪や自己否定をするようになったのなら、実は寒さが原因なだけかもしれませんので、その点も勘違いせず、元気に乗り切って下さいね！
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