師走ってナニ⁉︎
師走は、言うまでもなく12月のことです。
年末は普段、座って偉そうにしているお師匠様も、あちこち走りまわって忙しい時期だ……という解釈で良いと思います。
実際、お師匠様ではなくても12月って忙しいのですよね。
学校の先生は冬休み前なので、教えることをちゃんと教え切らなければならないし、お店屋さんはクリスマス商戦などでデートも家族サービスもできず、ひたすら売り場という戦場で戦いを繰り広げ……他の業種の方も同じように、なんとか無事に年を越したいから、とにかく頑張っていて忙しいのです。
もちろんプライベートだって同じです。
それこそ、なんとかクリスマスにデートできるように日程調整をしたり、子供にプレゼントやケーキの準備をしたり……(※クリスマスに興味の無い人は別に問題ありませんが……)
とにかくバタバタしている月なのです。
車に乗る人はわかるかもしれませんが、みんな師走の忙しさやイライラのせいか、運転マナーが良くない方が12月に入ると増えてくる気がしませんか。
師走の呪い⁉︎
師走は最後の月です。
来月は新年です。
そう考えてしまうと、そう! 人によっては、あのスイッチが入ってしまうのです‼︎
「私、この1年なにしてたんだろう⁉︎」
……名付けて『自問自答スイッチ』‼︎
これ、当たり前といえば、当たり前なのです。
普通に考えれば12月って『今年の反省』をして年が明けたら『新年の抱負』を考えますからね。
だから、最初に強く言っておきますよ‼︎
『自問自答スイッチ』を誤用しないで下さい。
誤用すると、自滅します。
良い事まるでなし‼︎
どういうことかというと深刻になりすぎないで欲しいということです。
「あー……結局、ダイエットどころか体重が増えちゃった……ダメだな、私」
「あー……もっと、勉強しておけばよかった……後悔しかない、私」
「あー……持病の精神疾患で結局、年末まで悶々としていただけだ。終わってる、私」
この類「どう転んでも自分を否定して結論付けなければ気が済まない私」のパターンは最悪です。
何が最悪かというと未来が無いではありませんか。
自己否定を結論にしているのですから。
この時点で過去の現在も未来も否定しているということなのです。
この事の重大さがわかるでしょうか。
「来年が不安で不安で仕方がない……」というだけ無駄なのです。
なにしろ自分で未来も否定しているのですから。可能性を捨てているのは自分なのです。
この負のループにハマってしまうと、どんどん「そういえば、私、○○も△△も……あ……□□もダメダメじゃん! 最低!」という具合に、5分後には自己否定の自己暗示が何倍にも膨れ上がってしまうのです。
自分を責めても良いことはありません。
他人に、自分のダメさを語りだしても『グチグチ痴星人』と認定されて迷惑がられるだけです。
だから、本当に良い事がまるで無しなのです。
誰しもネガティヴになることはあります。
なので、仮に少しくらい深刻になっても大丈夫です。
ただ、自分で思考や感情が完全にコントロールできなくなってきたら、迷わずに信頼できるカウンセラーやセラピストに相談して下さい。
そういう精神状態でいる時に、不運にも『出会ってはいけない人』に出会ってしまったら、悪い方へ誘導されて命さえ奪われてしまうかもしれません。
今、スーパーネガティヴだったとしても、きちんとした手法で自分自身を冷静に理解できれば、それはそれで結果オーライです。
未来が見えてきますからね。