悶々としたからって焦らないで!~ココロの保温deメンタル元気~

悶々としているからといって不幸かというとそうでもないのです。

もし寒い国の人たちが、寒さによるネガティヴな感情に屈しなかったのだとしたら、それは『防寒スキル』を徹底的に磨き上げてきた結果だと思います。

ちょっとイメージしてみて下さい。
ものすごく寒くて、心身がカチンコチンに凍ってしまいそうな状況です。
とても耐えられそうにありません。
そんな時、暖かい暖炉のある部屋に通されて、ホカホカの甘くて温かいココアを出されたらどんな気持ちになるでしょうか。

「うわぁ! 天にも昇るような幸せな気持ち……!」という心境になるのではないでしょうか。
身体が暖まるのは当然としても、心まで満たされてポジティヴな気持ちになってきますよね。

つまり、寒い国の人たちは『防寒スキル』を熟知しているからこそ心が凍ることなく、心身共に元気に暮らすことが出来ているのです。

だから、もし寒さや季節のせいでメンタルが低下してきたと思ったら、とにかく防寒対策をしっかりとして見て下さい。

毛糸のパンツを履く、生姜紅茶を飲む、薄着で外出しない、身体を温めるメニューに切り替える、エアコンを節約し過ぎない……etc

こういった地味なことがメンタルを守る上でとても重要になってきます。
当たり前の日常です。
そんなに「嗚呼、この気持ちはもう、どうにもならないんだ……。このまま悶々と凹み続け行くんだ……」と決めつける前に、とにかく身体を温めて下さい。

身体だけでなく、心もきっと軽くなるはずですから。

 

季節に関係なく悶々としている⁉︎

こういう話をすると必ずといって良いほど一定数の人が「私は、暑さとか寒さとか関係ありません。季節も関係ありません。なんだか毎日、悶々(モヤモヤ)とした感情がある気がします……」という方が出てきます。

しかし、それは不思議なことではありません。
心は必ずしも「寒いからメンタルが低下する」とか「秋だからウツになる」というわけでもないのです。

まず、注意して欲しいのは病気なのか、気分の問題なのかをハッキリと区別することです。
そもそも心に病気が本当に存在するのかという話になってくると、何とも言えません。
ただ、放置して悪化している気がするなら「気分の問題だから……」と軽視するのは問題だと思うのです。

病気ではないにしろ、日に日に辛くなって行くようであれば、信頼できる心の専門家に相談した方が良いです。
気合いがあるとか、ないとかの問題ではありません。

ちなみに、この『悶々』がなかなかのクセモノなので、少しお話をします。
慢性的に悶々としている人って実際にたくさんいるのですが、ここからが重要です。
必ずしも悶々としているから人生の質(QOL)が下がるわけではないのです。
悶々としているからといって不幸かというとそうでもないのです。

この『悶々』は別の言い方をすれば内なるエネルギーなのです。
それが不快感を与えるものであれば、心の声が「心のフタを解放して!」と強く叫んでいるのです。
ですから、そういうときは心の声に従って、解放してあげればいいのです。

軽い『悶々』は自分の中の葛藤を解決しようと考えている状態だったりしているだけかもしれません。
したがって、ストレス解消をきちんとしてあげていれば、それほど問題ない場合もあります。

悶々としたエネルギーが何かにチャレンジする原動力になる場合は、むしろプラスの効果をもたらす場合もあると思うのです。
ですから、「私、悶々としているんです……」という人は、その悶々が何を伝えようとしているのかを感じ取ってみてください。
専門家を頼ることは恥でも何でもありません。

ココロと身体の声をちゃんとキャッチしてあげて下さいね!

 

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