イライラを味わいつくして必要な学びを受け取ろう ~向き合うことでイライラは軽くなる

イライラ

イライラしている自分を否定しないで

穏やかに過ごそうとしているのに、なんとなくイライラしてしまうこと、ありませんか。ときには些細なことでイライラしてしまうこともありますよね。人に対して優しい気持ちでいたいのに、怒ってしまったりすることもあります。人間は喜怒哀楽がありますから、そんな時もありますよね。けれども、イライラしている自分が嫌になってしまうこともあります。そして、自分のことが心のせまい人間のように感じてしまこともあります。

このようにイライラが原因で、また別のイライラするようなことが起きることもあります。そのため、イライラのループから抜け出せなくなってしい、心と身体に大きなストレスを与えてしまうことになります。イライラのループにハマらないためにも、イライラをため込まないことが大切なのです。とはいえ、イライラするような出来事を完璧に排除するは難しいですよね。自分のことだけに限らず、人間同士が関わり合いながら生きている以上、自分の思うようにいかないことも少なくありません。

ということは、どんなに心が広くてもイライラしてしまうこともあるということですよね。だからこそ、もしイライラしてしまっても自分を責めるのはやめましょう。「あ、イライラしているんだな」と思って、イライラしている自分を受け入れてあげてください。良いとか、悪いとか、ジャッジしなくてOKです。それだけでも自分の心を軽くすることができるはずですよ。事実として受け入れて、そのイライラに向き合って、ひとつずつ解決していきましょう。

なにを我慢しているのか、向き合ってみて

そもそも、なにかを我慢しているからイライラしてしまうのです。大人になるにつれ、周囲を気にして自分の感情を表に出さないようにすることもあります。困ったことがあったり、不満があったりしても、我慢してしまうことも多いですよね。そして、周囲にいる人にイライラしている自分を悟られたくないと思うからこそ、我慢してしまうのかもしれませんね。

しかし、本当に我慢する必要があるか、考えてみると良いですよ。場合によっては自分がイライラしていることを周囲の人に悟られてしまった方が良いこともあるからです。それこそ、誰かのせいでイライラしてしまったのなら、自分だけが我慢する必要はありませんよね。社会に出ると、自分の立場や相手の立場というものがあり、なかなか本心を出しにくいこともありますが、我慢してばかりいては何も変わりません。

周りの人にイライラしていることを知ってもらうことで、困っている自分に気づいてもらうこともできます。自分がなにに対して困っているのかを知ってもらうことで、相談にのってもらったり、協力してもらったりすることもできるかもしれません。場合によってはイライラした態度を注意されてしまうこともあるかもしれませんが、そのような場合はなぜイライラしてしまったのか、話してみてください。

そうすることで、問題を一人で抱え込まずに済みますし、なにかしら状況の変化に繋がっていくはずです。もちろん、笑顔で穏やかな方が良いですが、無理にイライラを抑えようとすると余計にイライラしてしまいます。イライラしてしまうと、なんとなく嫌われてしまうイメージが強いかもしれませんが、嫌われることを恐れて我慢ばかりしていたら、さらにイライラしてしまいます。

また、相手がなぜイライラしているのかわからないと、周りにいる人も困ってしまいます。なぜイライラしているのか、わかった方がまだマシです。それなら、我慢せずに困りごとを誰かに相談してしまいましょう。普段から周りへの配慮がある人でしたら、それほど嫌われることはないはずですよ。イライラしている自分を受け入れて、問題を解決するために勇気を出して行動してみてくださいね。

こだわりは捨てて、ときにはスルーする

「〇〇しなくてはいけない」とか、「〇〇すべき」と思ってしまうと、自分の思った通りに物事が進まなかった場合、イライラしてしまうことがあります。自分のこだわりに気づけば、イライラを軽くすることも可能です。ときには、こだわりを捨てることも必要です。残念ながら、相手のことを変えることはできません。全てのことを自分の思い通りにするのは難しいため、合わせられることなら、あえて相手に合わせてしまいましょう。

また、スルーすることも必要です。イライラしてしまったとしても、それが自分にとって必要なことか、考えてみてください。相手の発言でイライラしてしまったのなら、それが自分にとって必要な情報なのか考えてみるのです。不要な情報だと感じるようなら、その情報は頭の外側に放り出して、考え過ぎないようにしましょう。ときには、正しい情報であっても、イライラしてしまうこともあります。その通りにできなかった自分に対してイライラすることもあるからです。その場合は、それを自覚するためのイライラなので、そのまま受け入れてください。

大切なのは、イライラしたことで全てをネガティブに受け取らないことです。ときには必要な情報の場合もありますので、イライラしてしまったときは情報に対して冷静に向き合うことが必要です。イライラに惑わされて判断を誤らなければ、自分にとって役立つ情報や成長するための糸口を見つけることも可能です。イライラって、ネガティブなことも多いですが、ポジティブにつながることも多いです。怖いかもしれませんが、イライラを味わいつくして必要な情報や学びだけを受け取りましょう。ネガティブな要素はどんどん手放して、イライラを溜め込まないようにしてくださいね。


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