【射手座編2】モッくまくんのはれんちギリシャ神話分析 ~ 二元の世界を遊ぶトリックスター ~

射手座

占星術家の木星です。

 

射手座神話、第二弾!

自己表現をやりきって、
『潜在意識のプチ専門家』になった
射手座さん。

それでも最後は、
ヒドラの毒で命を落としてしまいました。

ところがどっこい
ただでは死なない、ケイローン。
彼が自分の不死の命を
与えたのは、ほかでもないプロメーテウス。

このプロメーテウスが
すんごい曲者なんですね~。
まずは神話をごらんください♪

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プロメーテウスの火

ゼウスの父が統治していた
黄金の時代では、神々と人は
仲良く共に地上で暮らしていました。

けれど次第に人々は醜い争いを
繰り返すようになり……。
ついにゼウスは神と人を区分しようと考えます。

その役割を任せて欲しいと
申し出たプロメーテウス。
これをゼウスは承知します。

しかし……。
プロメーテウスは神々よりも人間に、
より豊かさを与えてやろうと
一計を案じ、ゼウスをだまそうとするのです。

ゼウスは大いに怒り
その報いとして
人間から火を取り上げてしまいますが……。

冬の寒さに命をおびやかされる
人間を憐れんだプロメーテウスは、
またもやゼウスの言葉に耳を貸さず……。
鍛冶の神の炉から
火を盗み、人間に与えてしまいました。

射手座

これによって人間は暖をとり、
食材を調理する術を知りますが、
ゼウスが恐れたとおり、
争いはいっそう激しく残酷なものとなり、
ついには集団で殺し合う、戦争が生まれたと
言います。

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モッくま
「あら~。
ケイローンが不死の命を与えた
プロメーテウス。こいつのお陰で、
人間たち、とんでもないことに
なっちゃってますねw」

木星
「戦は二元化の象徴!
敵と味方。
善と悪。
この発想がなきゃ、ぜったい起きないのが
戦争だからね~」

モッくま
「なるほど……。と、言うことは?」

木星
「そう結論を焦らない。
まずは復習から始めましょ!」

モッくま
「へーい」

木星
「わたし達人類が、
ワンネスの素晴らしさを知るために。

まずは『自分を外から見る』
っていう、『内』と『外』の分離の
体験を選んだ。
これがつまり二元化の始まり。

占星術の視点で見るなら、
潜在意識がわざと間違えて、
本来、魚座始まりの12星座神話を
牡羊座からスタートさせた。

この話、覚えてる?」

モッくま
「はい。

魚座が示す卵 = 女性性
牡羊座が示す精子 = 男性性

この二つを分断しちゃったもんだから、
精子くん、じゃなかった、牡羊座が象徴する
人類は、『ぼくには何かが足りない!
どこ? ぼくの半身どこどこどこ?』
と、『不足』を満たす旅が始まった」

木星
「そう。けれどわたし達は、
牡羊座スタートの、二元化ベースの
世界を、もう十分にやりきった。
だから、2012年を皮切りに、
今度は一元化へと、上昇し始めたのね?

これが、スピリチュアルな人達が言う
『アセンション』てワケだけど」