《万人が口にする「ありがとう」》
「感謝しなさい」「ありがとうございますと言いなさい」という教えがたくさんあります。
斎藤一人さんや小林正観さんのような思想家から、松下幸之助や稲盛和夫のような実業家まで、様々な人たちが「感謝の心」の大切さを説いています。
そして、「ありがとう」や「感謝の気持ち」で奇跡を起こした体験談数多くを聞くこともあります。
一方で、「百万回ありがとうを言ったけれど、何も変わらなかった」という人たちもいます。
この違いは、一体何なのでしょうか。
《「感謝する」と良いのは方便に過ぎない》
ここから先は、わたしの私見です。
「感謝すると良いことが起きる」とか「ありがとうと朝晩唱えたら奇跡が起きる」、はては「ありがとうを何万回も言うと〇〇意識になる」とか言うのは、人々を誘導するための方便に過ぎないと思うのです。
実は、何の根拠もないのです。
これからわたしが解説することを理解してもらうのが難しいので、感謝を実践してもらうために、わかり易く話をしたのだと思います。
そして、たぶん、仏教の影響が大きいのでしょう。
《わたしたちは創造主》
ここで、想い出して欲しいのは、わたしたちは創造主であることです。
創造主ですから、想念していること、意識していることが常に創造されて行きます。
わたしたちの思考は、とてもパワフルで強大であることを忘れてはなりません。
「感謝する」ということは何を意識するでしょうか。
「ある」ということを意識するのです。
すなわち「足るを知る」「有難い」と思うことに繋がるのです。
すると「ある」に意識が行くので、自然と「ある」と思っていることが創造されるのです。
これが「感謝」が奇跡を生み出す原理です。
《なぜ奇跡は起きないのか》
一方で、「百万回ありがとうを言ったけれど、何も変わらなかった」という人たちもいます。
なぜなのでしょうか。
感謝が足らないからでしょうか。
いいえ、方便の上で「感謝の回数」では足りています。
しかし、厳密に言えば、意識の上では、方向が逆に行っているのです。
「何かの欠如を変えたいために」ありがとうと何回言おうが、それは意識としては、足りない方向を向いているのです。
「貧乏なのでお金が欲しい」「失恋したからパートナーが欲しい」「悪い人間関係を変えたい」ために、「ありがとう」を何万回唱えたとしても、意識の方向は、「ない」方向に向かっているのです。
だから、奇跡は起きず、「ない」が創造され、何も変わらなかったのです。
さあ、もう原理はお分かりになりましたね。
「ある」に意識が行く「感謝」をいたしましょう。
「ある」が自然と創造されるでしょう。
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