「私なんて……」は呪いの言葉!?~自分の感情に素直になって幸福度アップ②~

謙遜

自分のことを守れるのはアナタ自身

前回、自分を大切にするうえで大切なことは、「自分の感情に従って行動すること」だとお話しました。
時と場合によって、我慢や節制をしなければいけないこともありますが、可能な限りポジティブになれる選択をすることでストレスを軽減でき、結果的に自分を大切にすることができます。

自分のことを、子供や動物を愛でるように、大切に扱って欲しいのです。
「自分のため」と言って、厳しくしてばかりでは苦しくなってしまうからです。
自分のことを守ってあげられるのは自分自身だということを忘れてはいけません。
常に自分の心に正直であること、そして自分の意思を尊重してあげることで自分を守ってあげてくださいね。

 

謙遜し過ぎは自己否定に繋がる!?

自分を大切にすることが大事なのは、アナタの人生はアナタ自身が主役だからです。
アナタは唯一無二の存在であるということを忘れてはいけません。
それなのに、「私なんて」と言って遠慮しては勿体ないです。

また、謙遜し過ぎると逆に自己否定になってしまいます。
例えば、「今日も素敵ですね!」と言われたとき、どう答えますか。
もしかすると、嬉しい反面、気恥ずかしくなってしまい、ついつい謙遜して「そんなことないです」と言ってしまう人が多いかもしれません。

お世辞かもしれないので素直に喜ぶのは恥ずかしいと思うこともあるかもしれません。
でも、実は自分自身が一番そう思っていないから、素直に受け入れられないのです。
当たり前のことですが、世の中には優れた人がたくさんいます。
そして、自分の理想もあります。
それらと自分自身を比較して、「そんなことない」と言ってしまうのです。

これを繰り返すと、謙遜ではなく、自己否定に繋がってしまいます。
そして、エスカレートすると常に「私なんて褒められるに値しない人間だ」と自分を卑下してしまい、ますます自己否定を続けてしまうことになりかねません。

謙遜

 

謙遜は褒めてくれた相手を否定することになる!?

また、せっかく褒めてくれた相手に対しても否定してしまうことになるのです。
相手はアナタとの関係を良くしようとして、アナタの良い所を探して褒めてくれたのです。
たとえ、それがお世辞だとしても、その言葉を素直に受け取って大丈夫です。
そうすることでお互いが良い気分でいられます。
「そんなことないです」と言ってしまったら、相手もどうフォローすれば良いか分かりませんし、せっかく褒めてくれたのに面倒だと思わせてしまいます。

決して傲慢になる必要はありませんが、自分の人生の主役であるアナタ自身に自信を持って堂々としても良いのです。
褒められたら素直に受け取って笑顔でお礼の言葉を言いましょう。
これが「謙虚」に受け入れるということです。
感謝の気持ちを忘れず、謙虚でいることで、自分自身だけでなく、相手のことも大切にできるのです。