第五回 ヒプノセラピーの効果について 〜 こころの傷を科学してみる。

こころの傷

こころの傷を科学してみる。

心の奥深くにしまい込んだ感情を引き出して解放することが大事……
前回にお話しさせていただきました。

人はなかなか自分のことがわかりません。
自分の感情さえも自分では理解できないことがあります。

私は「こころ」が「わかるという状態」にしてくださいね。
と、「こころ講座」という講座でお話しています。

今の自分がどんな感情なのか? どんな感覚なのか? 自分でちゃんと意識しないとわからないものです。

「急に悲しくなって泣いてしまった」
「何故だか解らないけど感動している」
「理由がわからずに怒りを覚えてしまい怒りが鎮まらない」
確かにそのように自分は感じているけれど、どうしてそう感じているのかわからないのが人間です。

そう感じてしまう元になるものは、潜在意識や無意識部分と言いますが、これは何度もお伝えしていますね。
言葉では表しにくい感情。
それは貴方の脳の中に刻まれている記憶と結びついている感情なのですが、普段は表面化することがありません。
しかし、その記憶の中にある傷が貴方の問題点だとすると、見過ごすことが出来ないのではないでしょうか?

実はその傷の記憶こそが貴方の心の中で問題になっているものなのです。

こころの傷

例えば、子どもの頃に両親の喧嘩ばかり見てきた人がいるとします。
その子は大きくなるとうまく恋愛が出来ない場合があります。
思考としてはこうです。
◎親と同じような人にはなりたくないと思う。
◎男の人が怖いと思ってしまう。
◎母のように我慢するのが女の道だ。
など、自分で意識したわけではないのに、自然にそのような思考になっているために、自分の希望する考え方を選択できなくなっていることが多々あります。

なぜなら脳の奥深い記憶の中に「男の人が怖い」「男の人は怒鳴る」「男の人に逆らってはいけない」という情報がインプットされ定着してしまっているからです。

 

そうなるとどうなるのでしょうか?

嫌だと思いながら、人はインプットされてしまったものと同じようなことをしてしまうのです。
虐待体験がある人は子供を虐待するというように、連鎖が起きてしまうのもそういう理由です。

お母さんが我慢をしている人は、無意識で我慢を自分に課してしまいます。
また、我慢するように躾けられた人は、我慢が当たり前で気が付かずに我慢してしまいます。

すると我慢する出来事を選択してしまいます。
行きたい学校を我慢する。
好きな人がいたのに親に反対されたから我慢をする。
夫に我慢をする。
子どもに我慢をするか我慢を強いる……。

また我慢の連鎖を作り出してしまう。
それでは自分はどこに行ってしまったのでしょう?
自分の心はどこにあるのでしょう。
そんな状態の方はみなさん「苦しくて苦しくて仕方ありません。」と言います。

そして、どうしようもなくなって、私のもとを訪れます。

こころの傷

私は十分なカウンセリングをして、必要であればヒプノセラピーのセッションをさせていただきます。

ヒプノセラピーは催眠療法とも言い、エリクソン療法が有名ですが、潜在意識にアクセスして心の問題を紐解いてゆくものです。
オカルトチックに思われている方もいますが、そんなことはありません。
れっきとした心理療法です。

問題が前世にある場合に、前世療法という方法でセッションをして、無意識下の問題を解決する方法は有名ですが、前世療法ばかりが催眠療法ではありません。

脳の中に「記銘・保持」してしまった感情や、刷り込みを見事に外してゆくことを目的としたセッションもあります。
私は、自分の感情に気がつくための「こころ講座」とヒプノセラピーでのセッションでこころを整えております。

こころには法則があります。
それらをしっかり理解して、やみくもに悩んだり、苦しんだりしない世の中になってほしい。
また、子供たちが自殺や精神的な病に陥ることがないように願っています。

 

ブログ「癒しの小道」https://ameblo.jp/iyashinokomichi/
オンラインサロン「マリアdeラボ」 https://lounge.dmm.com/detail/3515/index/

 

《マリア(ヒプノセラピールームマリア) さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/iyashinokomichi/?c=200332