第二回 こころの深さ〜不安な状態から抜け出すには〜何も引っ掛かりがないことの大切さ

こころ

何も引っ掛かりがないことの大切さ

前回の最後に 嫌な上司に会わないことが出来るとしたら、どんな状態だと思いますか? と、書きました。

答えは「何の心配もしていない」状態です。

拍子抜けしましたか?(笑)

私たち「人」は、経験の無い事はわかりません。
因数分解も、文法も教えてもらうから理解につながります。
人は自分の脳の中にある事以外は引き出すことが出来ません。

そうですよね?

ですから、あなたが今、不安なのだとしたら、「不安になる要素」が経験上あるという事になります。
不安になる出来事が脳にインプットされている状態なのです。

私は「こころ講座」という講座を行っていますが、脳に何がどのようにインプットされた状態なのか?
自分自身で気が付くことを目的にしています。

「脳の中に刻まれてしまったネガティブな感情」がある状態。

その脳の状態から簡単に抜け出す事が出来ないから、あなたはそのネガティブな情報からしか問題を見つめることが出来ず、不安になってしまうというわけです。

こころ

 

不安な状態から抜け出すってどうすればいいの?

例えば、私達の脳の中に「私に何か起きるのではないか?」と怯えがあるとします。
その怯えが、かえって苦手な人に出会ったりする事を引き寄せてしまいます。

脳の中にある「何か嫌なことが起きるのではないか?」という情報を「楽しいことが起きます」もしくは「嫌なことは起こらない」にという情報に書き換えてしまえば、貴方にはもう嫌な上司は来なくなるし、嫌な状態を経験しなくてもよくなるという事なのです。

 

大事なのは「学びなおし」

脳には記憶保持をするという機能が備わっています。
あなたが忘れたいと思っていても記憶の中に強く定着した感情があれば、それはまた再現されてしまうのです。
経験した出来事とその時の強い感情が共に脳にインプットされていると、それを消し去ることは難しいものなのです。

「私がいい子で勉強しないとお母さんに愛されない。」
「お父さんが仕事人間で家に居ないので、私がお母さんを守らなくてはいけない。」
「お父さんとお母さんは喧嘩ばかり。私が二人の仲裁をしなくてはいけない。」
「私はお姉ちゃんだから、弟の面倒を見なくてはいけない。」
等々……。

自然に脳の中にそうした意識を定着させてしまうのです。
自分で自分の脳に、そのような情報を記憶しろと指令を出してしまったのですね。
良い点を取らないといけないとか、親の間を取り持とうとか、弟の面倒見ようとか、そういう学びを子供の時にしてしまったのですね。

こころ

自分の想いや、自分の本当のあるべき姿が別にあったとしても……

そうして脳に刻み込まれてしまったものを無意識(潜在意識を含む)と呼びます。

大事なのは「学びなおし」です。

悩みには必ず、悩みのもとになる過去の「学び」があります。
ちゃんと学びなおして、脳の中の書き換えをすればいいだけなのです……が

そこにはまた問題が……

次回はそこをお話しますね。

 

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