アロマとマルマで行う新月ボディケア<かに座>

時が過ぎるのは早いもので2016年も後半戦に入りました! 新月パワーをいただきながら、今年一年の目標を再確認してはいかがでしょうか。また梅雨シーズンも折り返し、不安定な天候はまだしばらくは続くようです。梅雨の時期はどの体質の人もバランスを崩しやすいので、体調管理に気をつけてお過ごしくださいね。

かに座に対応する身体の部位は、胃、すい臓、胸部

胃は食道と象徴の間、横隔膜の下に位置し、食べ物を消化する最初の器官です。
胃に関するトラブルは、ストレスや老化、食事、喫煙、薬やアルコールなどといった様々な原因がありますが、精神的な面としては、人や出来事を受け入れて「消化」することが出来ないといった場合と関係することがあります。

これまでの自分の考えや習慣などにこだわり、それらに合わない出来事や人に対して、上手く適応させることが出来ない場合や、自分自身の腹を決めることが出来ず、自分を責めてしまう場合に、胃のトラブルを引き起こしてしまうことがあるようです。

すい臓は胃の後ろに位置し、食べ物を消化するすい液を作り、十二指腸に送り出す働きや、血液中の糖分の量を調節するホルモンを作り、血液の中に送り出す働きがあります。
ここにトラブルがある時は、物事を大げさに捉えたり、大きすぎる期待のために、激しい感情と怒りにさらされたり、家族のことを気にしすぎる傾向にあることがあるようです。

また、胃やすい臓のあたりは、第3チャクラにも対応しており、自信と活力のエネルギーを生み出してくれます。
みぞおちあたりが硬くなると、頑固になったりネガティブな思考に陥りやすくなります。

そして胸部は心臓や肺、乳房など大切な臓器がある他、第4チャクラも位置する大切な部位です。
愛情の象徴であり、肉体的には生命をつかさどる第4チャクラが閉じていると、世間的には幸せにみえても、孤独を感じていたり、やりたいことと現実がズレていることが多いようです。
第4チャクラを開くことで、自分と社会を繋げ、充足感を得ることが出来ます。
それには喜怒哀楽を感じ、胸を張り背筋を伸ばし、深い呼吸を意識すること、そして何より自分自身を受け入れ愛することが大切です。

30476875

 

深呼吸や胸を開くなどの簡単なストレッチは上記のケアに大変役立ちますし、これからご紹介する、マルマと呼ばれるエネルギーポイントやアロマ、ヨガのポーズも有効ですので、是非試してみてくださいね!

 

かに座に対応するアロマオイルはカモミール!

240119890

 

カモミールは、昔から植物のお医者さんと言われるように、近くに植えてある草木を病気から守ってきました。
ギリシャ語で「地面のりんご」という意味を持つように、甘酸っぱい香りを放ち、日本でもカミツレと呼ばれ親しまれています。
古代から人々の治療にも多く利用される他、肌や髪のケアや、安眠のティーとして使われて来ました。

カモミールには主にジャーマンとローマンの種がありますが、一般的にカモミールと言われるのはジャーマンにあたります。
ジャーマンカモミールの精油の濃い青色はカマズレンという成分によるものですが、カマズレンは殺菌や抗炎症、抗ウィルス、抗アレルギーの作用があり、肌荒れや切り傷、虫刺され、関節痛や更年期障害の症状の改善に役立つとされています。
また、心に安らぎを与え、安眠を促してくれます。

他には、ベルガモット(消化不良、食欲増進、腹痛、うつ症状)、オレンジ(消化不良、便秘、不安、緊張、ストレス)、タンジェリン(消化器系トラブル、ストレス、肌荒れ、ダイエットサポート)などがお勧めです。
* 柑橘系の精油は感光性がありますので、使用後は直射日光を避けてください。

免疫系に効くエネルギーポイント=スタナムーラ・マルマ
「マルマ」とは、インドでいうところの「ツボ」で、身体のエネルギーポイントです。
実際中国伝統医学の鍼灸のツボと一致することが多いようですが、範囲はツボよりも広範囲になります。
このマルマを刺激することで、エネルギーバランスを整えて、身体を活性化したり、またリラックスさせてくれます。

スタナムーラは「乳の根」を意味し、乳首の指二つ分下にあるマルマです。
中医学のツボでも乳根(にゅうこん)と言い、全く同じ場所に当たります。
免疫系をつかさどる胸腺に関係し、全身の血行や気の流れを良くするため、足や腰、背中の痛みや疲れの予防、胃や腸などの消化器系トラブルや精力増強に役立つとされています。
また、リンパの流れや女性ホルモン分泌を活性化させるため、バストアップや美肌にも効果的です。

t20160704

 

お勧めのケアは、上記のアロマをお好みの植物オイル(オリーブやセサミ、スイートアーモンドなど)で希釈したものをマルマに塗りこんでいきます。
お時間がない時は、塗布だけでもOKですが、時間がある場合は、指先を使って時計まわりに数回、反時計回りに数回ずつ円を描くようにマッサージしていきます。

 

お勧めのヨガのポーズ=ガルダ・アーサナ

それではスタナムーラ・マルマに効果のある、ガルダ・アーサナ~鷲のポーズをご紹介します!

407210656

 

ひざを緩めて立ち、体重を左足に移し右ひざを胸に抱きかかえるように上げます。

右太ももを左太ももに交差させ、右足の甲を左足のふくらはぎにからめて、つま先を下に向けます。

右腕を左腕の下に回して手のひらを合わせて指先を上に向けます。

腰を深く落としていき、静止します。

乳首の下にあるスタナムーラ・マルマに意識を集中させ、ふつうの呼吸で出来るかぎりこの姿勢をキープします。

足をかえて同様に行います。

このアーサナでは、乳腺炎や母乳が出にくいなどの乳房の症状、胸や腹部の張り、ふくらはぎの張りや痙攣、肋間神経痛、坐骨神経痛、関節リウマチ、肩こりなどにも効果が期待できます。
途中でグラグラしたら足の裏に意識を集中させると落ち着きます。

また、絡めた腕を吸うときに弛め、吐くときに締めることで、スタナムーラ・マルマに力がこめられます。
このアーサナも二の腕、そして内もものシェイプに効果がありますので、是非日々のケアに取り入れてみてくださいね!

 

《しのぶ さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/melroseleaf/?c=94062