令和3年9月メッセージ — コロナ/天災の見えない恐怖と戦う私たちは、“破壊”の秋に花開く未来を想う

パラリンピックの最中に聴こえるコロナ禍の阿鼻叫喚の中で — 七赤金星9月は、地に足をつけて自分の持ち場でキラリと光る存在を志向する時

9月を迎えました。
過去最高のメダルを獲得した東京オリンピックの後を受け、パラリンピックが開催されています。不屈の闘志を見せる日本人選手の活躍の一方、オリンピックを強行開催した余波か、都内のコロナウイルス感染者は連日、四千人台を記録しています。重症者も増加傾向にあり、医療崩壊の恐怖の下、デルタやラムダといった変異株の、更なる猛威も懸念されています。緊急事態宣言は継続されていますが、コロナを要因とする企業倒産も、去年2月からの累計で200社に迫りました。今後も飲食や旅館業などを中心に、失業者が増えるのは避けられないでしょう。海外に目を向けると、内戦が続いたアフガニスタンでは、ガニ大統領が逃亡しタリバンが再び政権を掌握しました。アメリカと中国の代理戦争も絡む状況に、今後も注視が必要となりそうです。国内の政局に於いては、月末に自民党総裁選が予定されています。改めて後述しますが、崩壊したアフガンのガニ政権の如く、菅内閣もまさに今、その使命を終えようとしている時と言えるかもしれません。

白露を迎える9月7日、月運が八白土星から七赤金星に移ります。

七赤金星は、“沢”を表す星です。
沢は水、潤いのイメージですから、歓楽、遊び、お酒との縁が強調されます。
また一方で“邂逅の喜び”“恋愛”“接吻”“有終の美”といった面も強調されます。

この秋は、厳しい経済状況と鬱屈したコロナ禍生活の反動とも言える享楽的なムードが、世間を覆いそうです。隠れ呑み、隠れ帰省などが問題となり、コロナ感染の更なる拡大が懸念されます。一方で、“邂逅の喜び”“接吻”の意味もあるように、先月からの流れでここ数年関係が途絶えていた異性の友人と再会したり、男女が友人関係から突如親密な関係となったり、長くつき合ったカップルが結婚に辿り着くなど、喜ばしい出来事もありそうです。

9月の月運の干支は“丁酉”。中秋の空に浮かぶ、月のイメージです。

“丁”は温和、“酉”は金=保守を表す字なので、今月は現在の状況、環境をしっかりと認識し、見つめ直してゆくという雰囲気となりそうです。丁は“灯明”、酉には“宝石”の象意もあります。今月は、一人ひとりが自分の持ち場で宝石のようにキラリと光る存在となり、周囲を温かく照らす存在となる場面が出てくるかもしれません。

二十八宿は“房宿”。

今月は情熱を持って、仕事や勉強に取り組むことで、豊かさを得られる暗示が出ています。プライドが高くなり、周囲の人々と軋轢を生みやすいので、その点は注意しましょう。また、隠し事、不倫などが露見するタイミングです。過去に反社会的な行動、倫理に悖る所為をした人は、罰を受ける覚悟をしておきましょう。 積んだ業(カルマ)を、刈り取る時期となります。なお、方位は西、東が大凶となりますので、この方角への旅行等は控えましょう。健康面では、喉や気管支の異変に注意です。

 

ルノルマン&タロットによる個人面/社会面の月間リーディング — “鳥”“ハート”、そして“ワンドのナイト(逆)”“審判(逆)”のカードが暗示する2021年9月の暗示は

9月の月間リーディングを、個人の生活面はルノルマンカード3枚引きで、社会情勢はタロットカードを使用し、スリーカードスプレッドで占いました。
ルノルマンリーディングで出たのは、『鳥』『ハート』『月』のカード。
『鳥』は“コミュニケーション、会話、おしゃべり”を、
『ハート』は“愛情、情熱、ときめき”を、
『月』は“願望、導き、到達点”を表します。
今月の個人面は、運命とも言える出逢いに導かれ、長い間思い描いた良縁と結ばれる暗示が出ています。ずっと心の奥で願っていたような恋愛に心が躍り、目の前に相手に、堰を切ったようにお互いのこれまでの歩みを話す言葉が溢れるイメージが湧きます。過去と未来の狭間で、ようやく運命が交差した喜びを分かち合い、ここから共に歩いてゆく、秋の始まりとなりそうです。久しく恋愛のチャンスに恵まれなかった方は、期待して良いでしょう。

9月

社会情勢を占ったタロットカードで出たのは『ワンドのナイト(逆位置)』『審判(逆位置)』『ペンタクルの4(逆位置)』。アドヴァイスカードは『星(逆位置)』。
“ワンドのナイト(逆位置)”は、自己中心的、横暴、攻撃的な状態”を意味します。“審判(逆位置)”は失言、誤解、間違いを修正できない、新しい方向に進めないもどかしい状態といった象意を、“ペンタクルの4(逆位置)”は低迷、チャンスを活かせない、倒産、地震などを暗示します。そしてアドヴァイスカードの“星(逆位置)”はネガティブで希望が持てない状態、目標が定まらない、先見性がない状態を表します。

9月

総合すると、この9月は、現下、猛威を振るう新型コロナウイルス禍は引き続き都内では数千人単位で感染者が増加し、医療崩壊や後遺症の深刻化が問題となりそうです。先月は千葉県柏市で、コロナに感染し自宅療養中の30代の妊婦が早産し、男の赤ちゃんが死亡するという痛ましいニュースがありました。今月も病床の逼迫により、自宅で感染者が死亡するケースが続出する気配です。また、この初秋はこれまでのコロナ自粛の反動で享楽的雰囲気になると同時に、自己中心的、衝動的な行動をとる人物が多くなり、詐欺や暴行、傷害といった事件がクローズアップされることもあるでしょう。月末には自民党の総裁選が予定されていますが、目前に迫った総選挙を前に、菅総裁の続投を支持するベテラン層と、落選の危機に怯える若手議員の間で、深刻な党内対立が生まれる様相です。また、ペンタクルの4の逆位置が出ていることから、今月は自然災害、特に地震には注意が必要です。今夏はまさにサバイバルの様相を呈しましたが、引き続き今月も十分な備えを怠らないことです。もう、コロナ前の生活は戻ってこないことを覚悟して、日々を大切に生きてゆきましょう。

 

木星以遠の5惑星逆行の下で — 新しい環境と人間関係に戸惑いつつ、明るい未来を信じて自分の魂を癒す時間を持つ初秋を

西洋占星術の観点で言えば、現在は木星以遠の5惑星が逆行しています。海王星は11月一杯まで魚座で逆行していますが、先月牡牛座で逆行を始めた天王星と相まって、コロナや自然災害の猛威は一段と強まる模様です。今月は前述のタロットにも地震に注意と出ていますので、水や乾パン、簡易トイレなどの備えをしておきましょう。社会面においては、キャッシュレス決済、テレワークの浸透による働き方改革などは、一層進む気配です。既得権益を象徴する冥王星は、山羊座で10/7まで逆行しています。また、木星、土星が共に水瓶座で逆行を続けていますが、先月も触れた通り、木星/土星のW逆行時は、政界や芸能界に動揺が走る時です。収賄などで現職の国会議員や元議員が立件されるなど、総選挙前に大動乱の様相を見せるかもしれません。今年は“辛丑”の年ですが、年初にこのTRINITY紙上で、“辛”は首相交代の年と述べました。菅氏に代わる新首相の最有力候補として、岸田文雄氏(昭和32年7月29日生/山下火丁酉七赤金星=飛躍運))の名を挙げました六白金星辛丑・令和3年のスタートにあたって — 風の時代を迎えた私たちは、魂の仲間と懐かしい夢に向かって動き出す 参照)が、今月末の自民党総裁選の結果を問わず、岸田氏が年内に日本国総理に就任する可能性は高いと見ます。

9月

先月は2度の水瓶座満月の影響もあり、大物お笑いコンビ・雨上がり決死隊の解散発表や、ベッキーさんの所属事務所からの退社といったニュースもありました。失業や分離、独立の流れは今月も強まってゆきます。不倫で活動休止を余儀なくされた、声優の鈴木達央さんの自殺未遂も報じられました。鈴木さんの名前にある『央』の字は、首枷、拷問を受ける罪人の様を表した象形文字です。逆行も終盤の冥王星は、罪を犯した者に、これまでのカルマの解消を今月、強く迫ります。まさに、ある種の“地獄の沙汰”が下る月とも言えましょう。

7日9時52分には、乙女座で新月。社会構造の抜本的な改革、調整が着実に進む気配。転職や引っ越しにもベストなタイミングです。21日8時55分に起こる、魚座での満月(ハーベストムーン)の頃は、自分自身を癒すことに集中する時期。音楽を聴いたり絵画を観たりして、クリエイティブな感性を養いながら、新しい展開について思い巡らすと吉です。23日には、太陽が天秤座入り。新しく出逢った(魂が再会を約束していた)ソウルメイトとのパートナーシップの中で、グングンと人間的に成長を見せる時。そして27日の14時10分には、天秤座で水星が逆行を開始します(~10/19)。コミュニケーションの行き違い、電車など公共機関の遅延等には注意が必要な一方で、過去からの贈り物が届く時期です。もう関係が切れた、連絡先もわからず再会を諦めていた存在から、思いがけず連絡が届くかもしれません。この秋は、激しく入れ替わる人間交差点の真ん中で、“一つひとつの出逢いは、神聖なものである”ということを、再認識する時となるでしょう。

短かった夏が終わり、今年も再び、秋が巡ってきました。

今月は、曹洞宗の開祖・道元禅師が著した『永平広録』の一節を引きましょう。

 

花開けば 必ず真実を結ぶ

青葉 秋に逢うて

即ち紅なり

 

正しい見識、正しい行動、正しい言葉遣い。

どのような苦しい状況にあっても、この現世で一生懸命に重ねた努力というのは、決して自分を裏切る事は、ありません。

いつか花開く日を信じて、大きな希望の芽をしっかりと、伸ばしてゆきましょう。

読者の皆様におかれては、引き続きの未曾有の厳しい環境の中でも、人生の喜びが花開く予感をそっと胸に宿すことができる9月となりますよう、祈念しております。

 

(了)

 

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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