令和3年3月メッセージ — コロナ禍と過去への後悔を乗り越えた私たちは、意外なほど近くに真実の春を見つける

3月

緊急事態宣言解除後の社会はどこへ行く — 四緑木星3月は、新しい季節の希望を掴むために活発な往来や取引が展開される時

3月を迎えました。
昨年来、日本中を混乱に陥れているコロナウイルス禍は、2度目の緊急事態宣言が解除される見込みとなりました。1日あたりの感染者も低減傾向にあり、またワクチンの接種が急ピッチで進められるなど、再び沈静化に向けての動きが出始めています。一方、この長期によるコロナ禍で学費を払えなくなった大学生の中途退学や、非正規社員の失業、飲食店の倒産のニュースが相次いでいます。特に20代前半の若者には、学費はおろか家賃も捻出できず、途方に暮れている過酷な状況に在るケースもあります。新しい季節を前に、どうにか一縷の希望を掴むことができるよう、願ってやみません。

啓蟄を迎える3月5日、月運が五黄土星から四緑木星に移ります。
四緑木星は、“風”を表す星です。
往来、遠方、交通、取引、盛況といった象意があります。
人に例えれば、旅人、迷い人、商人といった、距離感を持って“動き”を表すもの、また信用、縁、調うといったキーワードが浮かび上がります。
2月の五黄土星は“帝王”という、政治指導者を表す象意でしたが、先月のこの稿で述べた通り、開催が危ぶまれる東京オリンピック問題では、森喜朗元首相の失言が女性蔑視と騒ぎ立てられ、組織委員会会長辞任に追い込まれる事態となりました。(『令和3年2月メッセージ — 抗えぬ変革の波に苦悩する中、私たちは懐かしい梅の花の香りに未来への希望を託す』参照)。菅首相の長男による総務省幹部への接待疑惑も噴出し、政局は不安定の度を増す2月となりました。この3月ですが、緊急事態宣言再解除後の日本は、これまでの経済の停滞を急いで取り戻すかのように、間髪を入れず活発な商取引が展開されそうです。四緑木星の“遠方”“往来”の暗示がある通り、これまでの在宅による鬱屈から、遠方への旅行などによる都会⇔地方間の人間の往来が増えそうですが、緊張感の緩みによる、コロナウイルス禍の再活発化には注意したいところです。

3月の月運の干支は“辛卯”。春を迎え、キラリと光る宝石のイメージです。
今月は、誰もが優しい気持ちになり、コロナ禍で厳しい状況に在りながらも助け合う流れが出てきそうです。ただ、“情に流されやすい、騙されやすい”の暗示もありますので、他者の善意を利用した給付金詐欺などには、注意が必要です。

 

ルノルマン&タロットによる個人面/社会面の月間リーディング — “樹木”“棺”、そして“節制(逆)”“ソードの5(正)”のカードが暗示する2021年3月の暗示は

3月の月間リーディングを、個人の生活面はルノルマンカード3枚引きで、社会情勢はタロットカードを使用し、スリーカードスプレッドで占いました。
ルノルマンリーディングで出たのは、『樹木』『鍵』『棺』のカード。
『樹木』は“健康、生命、癒し”を、
『鍵』は“幸運のきっかけ、問題の解決”、
『棺』は“終焉、悲しみ、破壊、最後”を表します。

3月

今月の個人面は、過去に失敗した出来事への未練、またその出来事に起因する未来の選択への恐れを、手放す時が来ているという暗示が出ています。清算すべき事に決着をつけることで、心の傷が癒されるようです。恋愛面では、偽りの恋を清算し、本命に絞る時。まさに、一つの人生のサイクルの終焉、より良い結果に進む幸運へのスタートの時期が来ていると言えるでしょう。水瓶座=風の時代に入り、前世でもご縁の深かった異性と、出逢いや再会を果たす流れが強まっています。今月も、運命の恋愛がスタートする方も多いでしょう。人生の春は、すぐそこに、近づいています。