七赤金星庚子・2020年のスタートにあたって——新たな令和の時代の下、人は魂の悲願の達成に向かって闘い続ける

スタート

庚子は真冬に繰り広げられる激しい戦闘のイメージ — あらゆる地域、場面で対立、紛争が起きる一年に

新年あけましておめでとうございます。
昨年も一年間、この『TRINITY』紙上で私の文章を読んでいただき、誠にありがとうございました。


皆様、穏やかな令和2年のお正月を迎えられましたでしょうか。
今年の干支は庚子(かのえね)、七赤金星の年です。
恵方は庚の歳徳・西微南で、東が五黄殺、西が暗剣殺、歳破は午の方となります。
七赤金星は、“沢”を表す星です。

沢は水、潤いのイメージですから、歓楽、遊び、お酒との縁が強調されます。
派手なもの、キラキラしたものが例年になく世の注目を浴びそうです。
また一方で、“邂逅の喜び” “有終の美”といったキーワードも挙げられます。
庚子は、季節で言えば真冬、庚は大きな刀、武具を指します。
つまり、厳しい寒さの下で繰り広げられる激しい戦闘、戦争のイメージです。
“庚”には改める・動く、“子”には増える、の意もあります。
ひとつの大きな時代、大きな波が引き、いよいよ、新しい波がやってくる時。

戦後日本のスタンダードであった終身雇用制が崩壊に近づき、ベンチャーの勃興や趣味を起点とした小グループの台頭、また事実婚や同性婚パートナーシップが注目を集めるなど、まさに新旧の価値観が入れ替わり、全く新しい潮流が押し寄せてくる暗示です。
ただ、経済状況は依然として厳しく、貧富の差は益々激しくなり、貧困や引きこもり、家庭内暴力などが例年以上にクローズアップされるかもしれません。
中流からこぼれ落ちた層は社会に反発し、新たな左派政党の誕生や凶悪犯罪を誘発する方向に進む可能性があります。
恋愛や家庭面では、“庚”の象意で、電撃結婚が激増する一方、離婚や別居の数も一気に増えるでしょう。無理してまとまっていたもの、偽りの連帯が瓦解する時。
新たな社会構造の登場、変革期に避けて通れない混乱が表出しそうです。

 

2020年を表す漢字一文字は“改” — 令和政変の可能性~トリプルグレートコンジャクション期、皆が魂の悲願を叶える一年に

スタート

今年の納音(なっちん)は壁上土(へきじょうど)。
粘り強く、少々のことではへこたれず、困難な役回りもしっかりと勤め上げる。現実主義で、計画的に順序立てて物事を進める、といった意味があります。
二十八宿は、畢宿(ひつしゅく)。物事が、ガラッと変わる年です。
社会構造や世界地図に変化が大きな出てくる時。前回の畢宿であった28年前の1992(平成4)年は、ヨーロッパにEUが誕生しました。
日本では、政権与党の自民党内で最大派閥・竹下派が分裂し、羽田派が誕生。翌年の政権交代の引き金となりました。

前回の庚子の年である1960(昭和35)年は、国論を二分した安保闘争があり、その結果、国家主義的色彩の強い、時の岸信介内閣(清和会)が退陣し、経済成長を重視する池田勇人(宏池会)内閣が誕生しました。60年ぶりの庚子となる今年も、総理大臣の交代の可能性が高いと言えます。
その場合は、岸元総理の孫である安倍晋三首相(清和会)から、岸田文雄自民党政調会長(宏池会会長)の首相就任、或いは、やはり宏池会系である麻生太郎副総理(志公会会長)の再登板の可能性があります。
岸田、麻生両氏とも、日本国総理就任に必須である“姓名の五格のどこかに9画”という条件を満たしています(『ニッポンの総理に必要な条件とは-姓名判断の観点からポスト安倍を展望する』 https://www.el-aura.com/hatta20180730/ 参照)。