数万人の鑑定で視えてきた濱口善幸氏の 「ココロが教えてくれる幸せ」vol.55〜◯◯すべき思考に捕らわれないように

濱口善幸

皆さんこんにちは! タロット占い師の濱口善幸です。

 

「4月」と聞いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?

僕は新生活、新学期、新社会人、新年号……とたくさんの「新」で溢れるる季節だと思っております。
そんな「新」と、ともに溢れ出てくるのが、「よし、何か新しいことを始めよう」という前向きな気持ちで目標をもって生きることは大切です。

そうして生きているひとは素敵に見えます。
ただ、惰性で日々を過ごすよりも、いくらか誠実に生きているような印象もあります。
4月から何らかの目標を掲げるひとは多いのかもしれません。

毎朝15分読書をしようとか、いつまでにこの資格を取ろうとか、休肝日を毎月何日設けようとか、カッとなって怒鳴る前に一呼吸置こうとか、毎日「ありがとう」を言う瞬間を持とうとか。

今の自分に何か足りていないものがあったり、今の自分をよりよくしたいと思っていたり、そういう気持ちが大きければ大きいほど「4月」の空気に便乗して「よし、今日からこれを頑張ろう」と目標を胸に、歩んでいこうとするひとが多いのかなと思います。

ここで重要なのが、その『目標にした自分を「あるべき自分」だと思ってしまうことは危険』ということです。
ひとにはそれぞれ「理想の自分像」があります。
そして、そんな「なりたい自分」に近づこうと努力をすることは、とても素敵なことだと思います。

けれども「なりたい」と「べき」の間には大きな差があります。
まず「なりたい」には目標や希望の気持ちが含まれています。
目標や希望にはそれを叶えるために努力をした結果「達成する」という前向きな感動が得られます。

濱口善幸

(photo by hamaguchi yoshiyuki)

一方「べき」には、当然の意味合いが強く含まれています。
当然ということはつまり、努力の末に「そうあるべき姿」になれたとしても、それは「目標を達成した」という晴れやかな気持ちよりはむしろ「義務を果たした」という淡々とした気持ちをもたらすことでしょう。

このふたつの言葉「なりたい」と「べき」の間にある思いや、意識の差はとても大きいもののように思います。
まとめると、今あなたの思い描く「なりたい自分」は、「ならなければならない自分」ではない。ということなのです。
そして「今の自分もそれなりに素敵だ」と思うことも大切なことなのです。

 

人はどこかしらに欠点があります。

その欠点の度合いや内容はそれを見るひとによって変わります。

たとえば自分のコンプレックスが他人にはとてもチャーミングに見える! なんてことも起こるわけですが、そういうものなのです。
そうはいっても、自覚している自分の欠点を「直したい」と思うことは人間らしい感情でもあります。
そのときに、この欠点を「直さなければならない」なんていう気持ちで挑んでは、とても苦しくなるということなのです。
「直したい」は目標なので、その欠点が少しでも改善されたとわかると、うれしくなったり、もっと頑張ろうと思えたり、何らかの前向きな原動力を生み出すチカラになります。

けれども「直さなければならない」は義務なので、その欠点は限りなく完璧に改善されることが求められますし、改善できたとしても、その義務が「果たされた」という事実を認めるような、少し味気ない気持ちをもたらすことでしょう。

濱口善幸

(photo by hamaguchi yoshiyuki)

ひとにはだいたい欠点がある、という話をしましたが、場合によっては欠けているくらいがちょうどいいこともあります。
だからこそ、今ある自分のことも「わたしだってまあまあ素敵じゃない?」と(ちょっぴり高慢に、そして大胆に)思ってみることも、そう悪いことではなく、良いことのように思います。

この新しい4月、何か自分に目標を、と意気込んだときには是非「今ある自分も十分魅力的だ」そう思うことを忘れずに、理想の自分へと近づく一歩を踏み出してみてくださいね。
そうすることできっと人生が少し楽にそして幸せに感じられる時間が増えてくると僕は思います。

 

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(Top/photo by hamaguchi yoshiyuki)