こんにちは。スピリチュアルセラピスト美月結です。
十五夜、十三夜。
風流な、いにしえ人が残してくれた美しい習慣通り
秋の澄んだ夜空に、お月さまが神秘的で美しい光を放つ季節です。
日本人の感性、素晴らしいですよね。
さて、スピリチュアルな世界では、月は女性性の象徴とされています。
男性性の象徴は太陽ですね。
具体的にはどういうことなのかをご一緒に見てみましょう
スピリチュアルな叡智は具体的なレベルに落し込まないとこの世界では
役にたってくれませんから(笑)。
【太陽の輝きと月の輝き】
太陽が輝いている昼の間は、他の星は見えませんが、
月は自身が輝くことで、他の星の美しさも見せることができます。
これが太陽(つまり男性)と月(女性)の違いの一つです。
太陽は他の星の輝きを消します。
男性性をサヌキといったりしますが、サ(差)をつけることで物質化する、現実化する
あるいは自分がここにいる! ということを主張するのが男性(性)です。
だから他の星より輝くことで太陽(男性)はその存在意義を主張しようとします。
競争の世界ですね。
それが悪いのではありません。
私たちは大きな全体(ワンネス)の中にいますが
それはそのままでは物質化も現実化もしません。
他から差をつけることで初めて存在できるということなのです。
大きな円の一部に色をつけたり区切ったりするようなイメージを持って頂ければ
いいでしょうか。そこで初めて個が生まれますね。
この差を主張するのが太陽であり、男性(性)と捉えてみて下さい。
物質化する、具現化する、という世界で生きている私たちにとっては
太陽の力(=男性性)はとっても大切なものですが、
時に、太陽の力が強すぎる、と思うことはありませんか?
一日太陽にあたっていると疲れる~、ということはあっても
一晩、月明かりに当たっていたら疲れる~ということはありませんよね。
月は癒しを司る、と言われる所以かもしれません。
【月(女性)は他の全ての存在を輝かせることができる】
一方、月はその輝きの中に、他の星の輝きも含んでいます。
月が出ているからといって他の星が見えなくなるようなことはなくて、
むしろ月の明かりおかげで、より他の星が美しく見えたりしますね。
つまり自分が輝いたからといって、他の星の輝きや光を消すことなく
むしろより美しく見せることができるのです。
これが女性の役割の一つです。
男性性=サヌキに対して、女性性=アワと言いますが
ア~ワまで全て含む、包み込むことができるという意味です。
これは月の輝き方と良く似ていますね。
他の全ての存在も自分と共に生かすことができる、それが女性です。
自分だけではなく、他の全ての存在を輝かせることができるのです。
現実の世界で考えてみると
男性は例えば会社で他の同僚などと競って(サをつける)、商品やサービスを作りだしたり
売上をあげたりする(現実化する)一方で、女性は協力して、繋がり合って、何かをするのが得意ですね。自分も生かしながら他を生かしているという状態です。
この女性の力は特に、震災等、緊急の場合にとっても活かされてきたと思います。
あっという間に周りとつながりを作りだし、協力し合って、次への一歩を踏み出す。
女性の素晴らしい力の一つだと思います。