お月さまに学ぶ女性の在り方〜他の全ての存在を輝かせることができる〜

月を眺めながら、ご自分の聖なる女性性を感じてみると良いのではないでしょうか。

 

【受け取る/方向性を定める】

そして太陽は自ら燃えて輝いているわけですが、月はその太陽の光を反射して
輝いています。

これを「全ての女性は本来、巫女である」という観点から見てみましょう。

女性は子宮で宇宙や大地と繋がっていますから、子宮を通して
自然に宇宙や地球からのメッセージやエネルギーを受け取ることができます。

月が太陽の光を受けて輝くように
女性は宇宙や大地からのメッセージやエネルギーを反射して周りに伝えることができました。私たちは自分たちのその力をすっかり忘れていましたが、今でも意図せずにそのようなことを行っている場面は多いはずです。女性の勘は当たるというのはその典型ですよね。

ですから古代の社会では女性たちはとても大切にされていました。
彼女たちの受け取るメッセージやエネルギーによってその部族や国の方向性が
決められていたのですから。

日本もかつてはそうでしたし、
今でもそういった風習を残しているネイティブの方たちの部族もあります。
そういった母系社会のネイティブの部族と父系社会の先進国を比べると
健康度や人生に対する満足度は明らかにネイティブの部族の方が高い、という
調査結果を見たことがあります。

女性たちはそのようにして周りを導くことができるのです。

他の光を受けて輝くという意味では、宇宙や大地との関係だけでなく
私たちが出会っていく魂の美しいところ、素晴らしいところを反射して
相手に伝えてあげることができる、という側面もありますね。

これ、男性(サヌキ)には難しいですよ。
差をつける、つまり(相手より)自分が素晴らしい! が男性性ですから。

でも女性は、パートナーや子供や同僚や友達や……
そういった周りにいる人たちの素敵なところを自らが鏡となって、教えてあげることができるのです。相手の内なる光を見出すことができる。

そういうことをし続けたら、あなたの周りはとっても素敵な世界になると思いませんか?

女性はそういう世界を作りだすことができるのです。

 

【月のリズムはいのちのリズム】

また、月のリズムはいのちのリズムです。
体内にそのリズムを宿している女性たちは、何よりもいのちを大切に思い、いのちに
敏感な感性を持っていますね。
それがいのちのリズムだ、ということは、誰にとっても無理がない、ということでも
あると思います。
無意識に刻むリズムで、みなにとって心地の良い時空間を作ってあげることができるのも
また女性の力だ、と思います。

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【闇夜を照らすのは女性】

そして私が一番大切だと思うのは「闇夜を照らすのは月である」ということです。

そう、闇夜を照らすのは太陽(男性性)ではなく月(女性性)なのです。

どんなに闇が深くても、月の明かり~それは天地からのメッセージかもしれないし、月が教えてくれる自分の良さかもしれないけれど~それを頼りに進んでいくことができる。

そんな素敵な力を女性たちは本来持っているのです。

長い間続いてきた男性性優位の社会の中で、女性は女性であるが故の劣等感を感じたり
女性であるが故に自分の価値を感じにくいという側面が確かにあったと思います。
だから男性のようにふるまったり、男性に負けまいとふるまったり、男性以上の価値を示そうと頑張ったり……。
そのように頑張ってくれた姉の世代に女性たちのおかげで、今私たちは仕事をする
ということが当たり前にできますし(ほんの何十年か前までは女性の仕事は教師か看護婦だけでしたよね)、姉たちは他にも様々な制度や恩恵を獲得してくれました。

そんな姉たちの歩みに敬意を表しつつもこれからは
女性たちが女性であることの誇りを取り戻して、本来の力を使う時に来ている。
そんな風に感じています。

それは自分を消すことでも男性に媚びることでもなくてね、自分を生かしながらやっていくことなのです。

あなたという月と私という月では受け取れるものが違うから。
それを生かし合うことができるのもまた女性の知恵なのだ、と思います。

そして私たちがその聖なる女性性を生かすためには、やっぱり男性性が必要なのであって、
どちらが上とか下とかではなくて、ひな人形みたいに「並び立つ」というのが
真のあり方ではないかな。

これから空気が澄んで、お月さまがきれいに見えるシーズンに入ります。
月を眺めながら、ご自分の聖なる女性性を感じてみると良いのではないでしょうか。
スピリチュアル・セラピスト美月結でした。

 

美月結公式サイト http://goldendrops.jimdo.com/
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