四柱推命でみる2024年の運勢は?~本当の年運と辰年のスタートは、2月4日の立春から!~

四柱推命

毎年1月1日から新しい年がスタートし、年賀状にはその年の干支(えと)が使われますね。2024年は辰年ですから、多くの人が龍のイラストを使用したのではないでしょうか。そのため元旦になったと同時に辰年が始まったと感じて、運が切り変わった気分になるかもしれません。しかし、1月1日というのは、あくまでも人間が決めたグレゴリオ暦による区切りであり、占術による運気の切り替えとは、まったく関係のない日なのです。

東洋占術の年運の切り替えは、2月4日の立春から!

四柱推命や九星気学などの東洋系の占術で、新しい年がスタートするのは、毎年2月4日の立春です(まれに3日の年もあります)。2024年は4日の17時27分が、正式な立春の時刻です。実際に辰年に入るのもこの時刻であり、2月4日17時26分までは、まだ卯年なのです。最近は立春の朝に、左右対称の文字の「立春大吉」と書かれた紙を玄関に貼るなど、運気の切り替えを意識した開運アクションも、広がりつつありますね。

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四柱推命による2024年の運勢は?

では、四柱推命による2024年の運勢は、どうなっているのでしょうか?2024年の星は、「甲辰(きのえたつ)」です。2月4日17時27分に、「癸卯年」から「甲辰年」へと切り替わります。

「甲」は五行の中の陽の木で、真っ直ぐに伸びていく大樹を表します。向上心が強くまさに一本気であり、目標を目指して突き進みます。曲がったことを好まず正義感が強い、ストレートな性質です。「辰」は五行では陽の土で、空をかける龍のように人目をはばかることなく大胆に動き、大きな物事を成し遂げるパワフルさがあります。

甲辰は大胆さを持つ干支

甲も辰も共に、大変なパワフルさを持つ星です。何事も無難に済ませるなど小さく縮こまることなく、高みを見て何かの大成功を目指し、ひと時もジッとせずに、夢や目標に向かって邁進していくエネルギーを持っています。特に甲は、トップバッターの十干。前人未到の新しい物事に挑戦することで、大きな成果を出せるでしょう。

この2文字は「木が土の栄養分を吸い取ってしまう」という相剋の関係ですが、幸いなことに辰は土以外にも、木と水の性質も含んでいます。木と木は仲間同士で、水は甲の木を成長させます。ですから順風満帆な運勢とはいえないながらも、大問題が多発するほどでもありません。もしトラブルがあってもすぐに何かしらのサポートが入るなど、大事には至らない組み合わせだと感じさせます。

2024年に心がけるべきこととは?

2023年の「癸卯」は、人間関係の大切さを表していました。しかし陰干支のため、大勢でワイワイ集まるムードではなく、SNSで小さな交流を重ねるような内面にこもるイメージでした。それに比べると2024年の甲辰は、周りに歩調を合わせるのではなく、ひたすらに我が道を突き進んでいくイメージです。

四柱推命

遠慮をすると遅れを取るなど、損をします。特に目標や夢がある人は、ジッとしていたり人に譲ったりせずに、大胆に突き進んでいきましょう。理想を高く持ち大成功を求めるほど、充実した日々になる可能性大です。その際には、周りの人に何とかしてもらおうと頼るのではなく、ストレートに自分の才能、能力を世間に打ち出していくことがお勧めです。

個人の運勢は、主に日干で判断する

四柱推命は基本的に、五行のバランスが取れることを良しとする占術です。「甲辰」がプラスと出るかマイナスと出るかは、個人の命式によって変わります。

単純な見方をすれば、命式の中の最も重要である日干が、「丙(ひのえ)」か「丁(ひのと)」の人が、最も良い年であるといえます。「甲(きのえ)」と「乙(きのと)」の人もまずまず良好です。自分のパワーが高まり、能力を発揮できるでしょう。しかし全体のバランスを見る必要がありますので、気になる方は、自分の命式を専門家にみてもらうことをお勧めします。

今から新しい流れに入る心構えをつくって

本当の年運の切り替わりは、2月4日17時27分の立春である……そう意識して、過ごしてみてください。あなたの2024年の運勢が、楽しく幸福な出来事にあふれる、素晴らしいものになることを願っています。



  

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