今年に入ってから、埼玉県秩父市の三峯神社と、東京都青梅市の武蔵御嶽神社に、早朝参拝してきました。
この2社は、大きな共通点があります。
高い山の頂にあるということと、眷属が狼である、という点です。
三峰神社も武蔵御嶽神社も、高貴な神社
基本的に、宇宙に近い高い位置ほど、人間の邪念が届きにくいということもあり、土地の波動が高くなります。
そのため、豊かな森林を持つ高い山の頂に祀られている神社は、街中にある神社よりも、高波動を放っているといえます。
ですから三峰神社と武蔵御嶽神社は、大変高い波動を持つ、高貴な神社であるといえるのです。
そして、眷属が狼である……という点が、大変特徴的です。
眷属の狼は、野狐などの低い波動を持つ動物霊に強く、追い祓うことを得意としています。
ですから、いわゆる狐憑きという状態の人がこれらの神社を訪れると、状態が改善すると考えられるのです。
私は、武蔵御嶽神社の方は初参拝だったので、三峯神社と同じ雰囲気なのではないか……と考えていました。
しかし、山や神社が持つ雰囲気も、そして眷属の狼たちが持つ性質も、大きく違っている……ということに、驚きを感じたのです。
三峯神社は管理システムに優れる
まず三峯神社の印象をひと言で表すと、「業務体制が整っている」といえます。
神様方も、高い責任感と業務・管理意識を持って、人間たちのことを見つめているように思えました。
そして何より眷属の狼たちが皆、働き者なのです!
例えば、拝殿に隣接している宿坊では、狼が宿泊客を夜通し守っているようです。
こちらの神様のお話では、夜は境内にネガティブな存在、いわゆる低級霊等が多く現れます。
しかし、この宿坊は狼に守られるシステムであるため、宿泊客は安全である……ということでした。
そして三峯神社では、御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)というシステムもあります。
ご祈祷を通して眷属である狼を借りられ、1年後に返しに来る……という形になっているようです。
三峯神社の狼は皆、自分の役割への責任感を強く持ち、キリリとしていて頼もしい……という印象を持ったのでした。
自由な雰囲気を持つ武蔵御嶽神社
しかし武蔵御嶽神社の雰囲気は、それとはまったく違っていました。
三峯神社が「業務体制が整っている」のであれば、武蔵御嶽神社は「開放感があり自由である」というイメージです。
訪れる参拝者も深刻に悩んでいるという雰囲気ではなく、登山が目的で来たという、明るく元気なグループが多い印象でした。
そして神社の神様も、責任感からの厳しさのある三峯神社の神様に比べ、温厚でリラックスしているように感じられました。
そしてこちらの狼は、誤解を恐れずにひと言で表すと、「その辺を、ただ好き勝手にウロウロしている」という印象なのです。
特に山道には、大変たくさんの狼がいるように感じられました。
私の足元に、まるで子犬のように楽しそうに、無邪気に絡みついてくる狼もいました。
皆自由で、ただそこにいたいからいる……というイメージです。
しかし皆が皆、ただ遊んでいるわけではありません。
神様のお話ではそれぞれ性質が違い、たくさんの狼の中で、人間を選んでパワーを与える役割を持つ者も存在する……ということでした。
三峯神社の狼のように、責任感のある狼も存在しているのです。
狼はついていく人を選んでいる
共通しているのは、狼が好んでついていったり、パワーを与えたりする人間は、「熱心に何かを頑張っている人間」ということです。
初めから狼についてきてもらうことを目的に来ると、逆に嫌がられるそうです。
何かをもらうことを求める人より、 明るくパワーのある人の方が好きなのですね。
このように共通点のある2つの神社を参拝し、特に狼の性質が大きく違っていることを、興味深く感じたのでした。
そうした違いを踏まえてこの2社を参拝されると、より楽しめるのでないかと思います。
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