日本神話の町・高千穂の神々が考える、人間の願い事について

ニニギノミコトの降臨の地として、パワースポットとされている、宮崎県の高千穂町。
この町には、日本神話に関するスポットが、たくさん存在しています。

例えば、ニニギノミコトが神々と共に高天原から舞い降りたとされる、「高天原遥拝所(たかまがはらようはいじょ)」。
そしてアマテラスオオミカミがこもった洞窟とされる、「天岩戸(あまのいわと)」。

そして、アマテラスオオミカミが天岩戸にこもったときに、神々が集まって相談した場所が、「天安河原(あまのやすかわら)」。
それ以外にも、ニニギノミコトが水源として天から降ろしたとされる「天真名井(あまのまない)」、コノハナサクヤヒメがニニギノミコトの子供を産むときにしがみついたとされる「夜泣き石」など、本当に数多くのスポットが存在しています。

ひとつの町に、これほどたくさんの神話に関する場所があるというのは、かなり珍しいのではないでしょうか。
道を歩くと、あちこちに神様の石像や絵画、オブジェがあり、ただ歩いているだけでも、自分自身のパワーがみなぎる……と感じられる、真のパワースポットであるといえるのです。

 

町全体がパワースポットの高千穂

その高千穂町に、約9年ぶりに行ってきました。
観光客は少し減っているかなと感じたものの、やはり「神々の町」としてのパワーは健在でした。
二泊三日の旅でしたが、ただ町中のホテルで過ごしているだけでも、自分自身が浄化されると感じられました。
旅行から戻って既に一週間ほどたちますが、今でもほのかな幸福感が続いていて、高千穂から豊かなパワーを得られたことを、実感し続けています。

 

高千穂の神様がおっしゃっていたこと

私は神社仏閣の神仏から、メッセージを受け取ることができます。

高千穂でも複数の神様から、色々なお話を伺うことができました。
その中で共通していたのは、観光客・参拝客の、お願い事に関する内容でした。
その内容を、ざっくりとまとめてみると、以下になります。

●参拝者にはエネルギーを与えていて、願い事を叶えている訳ではない。
●誰かが全部何とかしてくれる、という願い事は、叶える気がないし叶わない。
●願い事を叶えるには、自分のエネルギーを動かして使うことが必要。
●願い事を言うより、神様に愛情と感謝を示し、さまざまな話をして欲しい。
●願い事を言われるばかりで、ウンザリしている神様も多い。

特に高千穂は観光で来る人が多いため、一度来たら終わり……という参拝者も多いのではないかと思います。
初対面なのに挨拶もそこそこで、いきなり「~してください」と要求を押しつけられ、それっきり何年も会うことがないのであれば……あなたがもし神様だったら、苦労をしてまでその人の願い事を叶える気にはならないのではないでしょうか。
高千穂の神様方は、そんな思いを強く感じているのでは……と思ったのでした。

 

神様と楽しく過ごす気持ちが大切

特に、自分で努力する姿勢のない丸投げの願い事は、高千穂以外の神様であっても、スルーされることが多いようです。
高千穂へ観光に行かれる際には、願い事ばかりを言うのではなく、神様に会って楽しく過ごす気持ちで行かれて欲しいと思います。
そして、町全体からあふれる高波動を全身に受けて、パワーチャージされてみてくださいね。

 

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