こじれたインナーチャイルド“悪魔ちゃん”が神様と繋がる鍵!? 考え方を根本から変え、“人生に奇跡を起こす!”メソッド 長南華香さんインタビュー

長南華香

子供が伸びやかに成長できる環境をつくりたいとの思いから、幼稚園や小学校教諭の免許を持ちつつ、子どもに関わる商品のクリエイターとして独立した長南華香さん。
娘さんの誕生をきっかけに、親子セラピストとして活動の幅を広げている長南さんに、自分の中のインナーチャイルドと向き合うことの重要性について伺いました。

 

【自分と向き合い悪魔ちゃんを癒やすことが引き寄せの隠れた絶対条件!】

—— スピリチュアルな世界へ興味を持ったきっかけは?

長南華香さん
幼少期からスピリチュアル的な感覚は強くて、胎内記憶があったり、人の想念がわかったり、未来が見えたりする、いわゆるスピっ子でした。
でも、そんなスピっ子の部分を出すと、友達に「気持ち悪い」と言われたりして、あまり歓迎されなかったんですよね(笑)。それでずっと封印していました。
その後、娘のひかりが生まれたことで、スピリチュアルな世界を再び表現していくようになったんです。その一番のきっかけは、ひかりが胎内記憶をしゃべりだしたことです。
ひかりもスピっ子なら、一緒にスピリチュアルな道をともに歩こうと、娘に導かれていろんな活動をするようになったのです。

—— 長南さん自身はどのようなスピっ子でしたか?

長南さん
2、3歳ぐらいのときに、親の気持ちが全部自分の中に流れ込んできてわかって、なぜ自分がこの母を選んで生まれたかもわかっていました。
5歳頃にはすでに、魂が私という人間の本物であり、体は借り物で、この見えてる世界もダミーなんだろうなって感じていたんですよね。
なので、スピリチュアル的な能力だけではなく、精神的なことや宇宙の真理みたいなものがなんとなくわかっているような、達観した子供でした(笑)。

—— ひかりちゃんにもその傾向があったと。

長南さん
そうですね。ひかりは今10歳で、未来が見えたりもするようですが、彼女の場合私とは世代が違うので、軽やかに人を導いて楽しく過ごしていくような、今風のスピリチュアル的な感覚があります。
つい先日も、伊勢神宮に一緒に行ったんですけれども、「ここに神様がいる」とか色々言っていました。私自身も神様とおしゃべりができたり、龍が見えたりしますが、彼女は私以上に感覚が強くて、能力がどんどんバージョンアップし続けていますね。

—— 先日出版された『心の中の悪魔ちゃんとうまくつき合う方法』(すばる舎)は、親子関係というより、人それぞれが自分の中のインナーチャイルドを癒やしていくという内容ですか?

長南さん
そうなんです。インナーチャイルドを癒やした先で、自分の中の内なる神様に繋がっていきます。インナーチャイルドって言うと、一般的に心理学の要素が強いんですけれども、そこにさらにスピリチュアリティを加えた感じです。“悪魔ちゃん”と言われる、拗ねている幼少期の自分自身を癒やしていったり、考え方を変えていくと、より神様と繋がっていくというメソッドです。

—— それはやはり、親子関係にも繋がってくることですね?

長南さん
そもそも悪魔ちゃんが発生する根本的な理由は、「自分はお母さんに愛されてない」「自分なんかダメなんだ」という、幼少期の思い込みや経験が起因しているので、親子関係が大いに関係しています。ただ、それだけではなく、恋愛やお金の問題、人間関係も改善していきます。

長南華香

—— この本を書いたきっかけは?

長南さん
最近のスピリチュアルの傾向は、“ラクしてよくなる”というのがすごく多いと思うんですね。“一瞬で人生が変わる”とか、“もっとラクラクで引き寄せる”みたいに。でも、実際にそれで本当に改善したかって言うと、そうではない傾向もあります。キャッチーなメソッドだけど、現実的にはあまり使えてない人が多いなって思ったんです。
「引き寄せ」「決める」というのは正しいけれど、何を改善すればいいのか、重要な部分がなかなか伝わらない。そして「瞬く間にこうなる」とか、「心の声に従えばいい」っていうところに行ってしまう。
するとみんな、表面的なものだけなぞって勘違いして、逆に悪循環を招いてうまくできない、で終わってしまう気がしています。
そこで、本当の引き寄せに欠かせない、“インナーチャイルドを含めた自分自身をちゃんと見よう”っていうところを再提示したかったのです。