闇への対処法【4】~闇から抜けたい、抜けようとする時、人はそれを意識し、そこに囚われて行きます~

闇から抜けたい、抜けようとする時、人はそれを意識し、そこに囚われて行きます。例えば、鬱から抜けようと鬱の情報ばかり見てしまう。人は無意識に見た方向へと進んで行ってしまいます。事故に注意!と書かれた看板に次々とぶつかって行き、事故の名所になるのはそういう理由があります。

親から暴力を受けた子供は必ず虐めに走ります。僕も同様でしたが、ヒーロー好きだった為、正義感も強かった事が救いで、強くなった後も、虐めはほどほどに、主なターゲットは偉そうにしている奴に定めました。
毎日複数を相手に立ち回り、それを理由に教師からも殴られるという悪循環。
喧嘩の強さがものをいう地域だった事もあり、僕にとっての最重要は暴力だったんですね。
街を歩いていると襲われる、そんな環境でした。
湘南に越してきて一番嬉しかった事は、襲われずに普通に街を歩けること(笑)
今在る環境は、殆どが心の制限によって作られます。故に僕の周辺は成人してからも暴力で彩られていました。
大阪が大好きで、子供を連れて月に一二回は遊びに行きましたが、宗右衛門町辺りで毎度喧嘩を見ていましたね。

 

◆ 環境の変化

そんな世界が変わった事に気付いたのも大阪でした。喧嘩を見なくなった。意識してみると、
僕の周りから一切の暴力が消えていた事に気付きました。何故なのか?
心の勉強を始め、人の役に立ちたいという想いが芽生え始めたことが一つ。
最大の理由は、子供達から愛を教わり、利己的な性格から愛情溢れる性格に変容して来た事。
その時、あれほど重要だった暴力が、最早どうでもよくなっていた事に気付きます。
どうでも良い事は自分の世界に存在しない。その事を身を以て証明することが出来ました。

 

◆ 闇からの脱出法

闇から抜けたい、抜けようとする時、人はそれを意識し、そこに囚われて行きます。
例えば、鬱から抜けようと鬱の情報ばかり見てしまう。人は無意識に見た方向へと進んで行ってしまいます。
事故に注意! と書かれた看板に次々とぶつかって行き、事故の名所になるのはそういう理由があります。
闇から抜ける為に、闇の情報ばかりを観ていると、どんどん深みに嵌って行くのです。
だからといって、そんなもの無い! と目を背けてもダメなのは、以前書いた通り。
ちゃんとそこに在りますからね。

闇の存在をちゃんと受け入れ、その上で、対となる陽の部分を育てて行く。
そこが育って行く事で、自分の中の当たり前が変わり、違う人に成って行くわけです。

催眠療法の先生から言われた、「貴方が真面な社会人に成れたのは奇跡です。」
の意味が少し分かって頂けたと思います。
今回、その辺をゆる〜く書かせて頂きました。あまり具体的だと刺激強過ぎてしまいますからね。(笑)

これは、2回目で書いた実践法、不快なものを意識に上げる! と連動しております。
やられた方は、それが浮かんで来たでしょう。僕の話に体験談が多いのは、コンテンツだけ聞いても効果が薄いからです。そんなの、ハウツー本読めば書いてあるでしょ? その処理は左脳でなされます。
それに対しストーリーは右脳に働きかけます。僕のブログや記事にはいろいろな仕掛けが施されているので、
読むだけでも脳の揺らぎが起きる様になっております。

 

◆ 実際の対処法

⚪この記事を7回読んでみてください。
⚪不快なもの、それと対になるものを意識に上げてください。
⚪この記事にいいね! してください。(爆)

 

◆ 制限の残像

師にお会いした時、最初に言われた事は?
「貴方なんかだ〜れも見ていないのに、なんでそんなに構えてるの?」
数年前まで、僕は心の中で常にファイティングポーズを取っていたんです。
周りは全て敵という制限がそうさせていたのですが、前から来る人がこう仕掛けて来たら、
こう返そうとシミュレーションをしながら歩いていました。

……残ってんぢゃん! という声が聞こえて来ます。(笑)

その意味と、多くの方から怒りをかったであろう母親のお話に対する陽の部分は次回に

つづく

 

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