人っていろいろ。

いつも何気なく生活をしていくなかで、人を見る、といいますか、観察する、といいますか、そんなことをする機会が結構あります。

……ヒマなとき。（笑）ですねぇ。

よく見てみると、人って本当にいろいろだなぁ、と思いませんか?
外見はもちろんですが、その心もまたいろいろですね。

私たちの心のなかには、自分だけの、ほかの誰とも違う“心のものさし”があって、その“ものさし”でいろんな人を測って、判断して、協調できたり反発し合ったりしています。

そうやって測って、知らないうちにアタマの中で“分類”して、「こんなタイプの人」「あんな感じの人」、また、「この人好き」「この人イヤ」などというように決めていきます。

ですが、自分のアタマの中ではタイプ別に分類しても、実際には、その一人ひとりの心の中もアタマの中も違っていて、なんと同じ話をしていても、同じものを見ていても、イメージするものがまったく違っているなんてことがしばしば起きてきます。

魂としての学び、霊的な性質も違うのです。

今世の環境や経験から作り上げた、それらの“心のものさし”だけをとってみても、一人一人は違うのですけれども、さらに過去世の経験までくっついてきますので、魂としての学び、霊的な性質も違ってきます。
ですから、私たちの“人”としての中身は、考えてみれば、例え双子であろうとも、同じ学び、性質の人は誰一人いないのです。

魂は、ツインソウルという存在を除いてはすべてが異なっていて、その異なる魂たちがこの世で学ぶさまざまなこと（愛）のために、そっくりだったり、正反対に見えたり、小さかったり、大きかったり、そんなさまざまな“着ぐるみ（肉体）”をまとって生きているのです。

この着ぐるみ（肉体）は、魂がわくわくしながら決めた大事なもの。

この“着ぐるみ（肉体）”は、私たちが好きと思っていても、そうでなくても、私たち自身の魂がこの世に生まれてくる前に、この身体でどんな学びに取り組もう、どんな問題集にチャレンジして、一生懸命に生きて、自らの光をどれだけ大きくしようかと、わくわくしながら決めた、とても大事なものなのです。

何を経験しよう？　どんなテーマで学ぼう？

魂は、光の世界でたくさんのソウルメイトたちと、この世で学ぶ内容や、テーマ、役割をおおむね決めて、この人生の設計をしてきます。
私たちは、今、そのおおむね決めた人生を順調に生きています。

そして、その人生で学ぶテーマにはさまざまなものがありまして、この世の目に見えるもの、物質的なことを追及し、とことん経験しようとする魂もあれば、目に見えないことを体験したり、自らの内面を探ったり、人の心や命について真剣に考えたり、精神世界に敏感な人生を歩んでいく人もいます。

本来目に見えないもの（さまざまなエネルギー体）が見えたり、例えば他人に多くの愛を与えたり、また受け取ったり、ということを積極的に学ぶ人生を選んできた方の過去世を探りますと、それまでの人生で霊的な経験を何度もしてきたようなケースが見られます。

特別な能力、ということ。

上に挙げたような、目に見えない現象を見たり、霊やエネルギー体などを感じたり見たりする、霊の気配を感じる、霊の声が聞こえる、透視ができる、など、特別な能力とも思えるものを持つ人がいます。

この世で肉体を持っている人間が普通に生きていく中で、なかなか感じることのないこれらの能力について、

［それを持っている人ってすごい！］

と思うこともあるかもしれません。

でも、決してそうではないのです。

私たちそのものが輝くエネルギー体（霊、魂）なのです。

これらの能力は、人間がみんな持っているものです。
ある訓練などによって、センスがあれば容易に想い出すことができるものでもあります。
ね、だって、“私たちそのもの”が輝くエネルギー体（霊、魂）なんですもの。

肉体という着ぐるみを着て、その霊的なことに興味がなかったり、蓋をしていたりして、そのために感度がちょっと低くなっているのです。
その中で、着ぐるみ（肉体）に入っていても、なお、その“感度”がちょっと鋭い人がいます。

それは、（本当はみんなが持っている）その能力に少し敏感であることが、その人の魂の今世の学びにおいて、さまざまな意味で必要だっていうことなんです。

さて……、長くなりましたので、この続きは、次回にいたしましょうか。(^^)
みなさまのもとに、素晴らしく佳き出来事がたくさんたくさん訪れます。

今日も最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます。

では、また……!

林真弓子

《林　真弓子（はやし　まゆこ） さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/mayuchin39/?c=166724