何でも願いを聞いてくれる神様 ① —— お金の神様 ルシファー

こんにちは、マユリです。

私の講座に「家にあるものをもってきて、エネルギーをみる」ワークがあります。

プラスの波動のグッズがたくさんある部屋は、部屋の気も上がり、そこに暮らす人の心や体の健康状態もよくなりますが、マイナスの波動の物が多い部屋は、イライラしたり、落ち込んだり、身体的にも、疲れやすかったり、ぐっすり眠れなかったりします。

「豊かさ引き寄せ講座」や、「断捨離セッション」では、私がエネルギーをみて断捨離してもらいますが、「サイキックリーディング講座」では、生徒さん自身が、自分で見れるように練習をしていきます。

先日も、ある参加者の方が、面白いものをもってこられました。

 

メキシコの招き猫

日本の招き猫を模したものでしょうか? ちょっとこじゃれたデザインで、メイドイン・メキシコと書かれていましたが、日本の蚤の市で買ってきたとのことでした。

「お部屋に置いてみたものの、なんだか嫌な気がするので……」見てほしいとのことでした。一見、ふつうの猫の瀬戸物で、いわゆる不気味感はありません。ほかの生徒さんも「ふ~ん」という感じでみています。

でも……そう! 彼女の第六感はビンゴでした。
その猫には、ルシファーシジルが、浮かび上がっていたのです。

 

ルシファーのシジル

シジルというのは、日本語で言う印(いん)、英語でいうシンボルのことです。

日本では、霊体(神仏や魔)を召喚する時は、印をきって真言をとなえます。英語で言えば、シンボル(印)と、マントラ(真言)です。レイキなど西洋系のエネルギーワークを習ったことのある方には、そのほうが、分かり易いかもしれません。

ここでいうシジルとは、このシンボルにあたります。その猫の置物には、ルシファーのシジルが浮かび上がっていたのです。といっても、誤解のないように、ふつうの方には見えません。

そのシジルは、最近よくみかけるので、何かメジャーな霊体のシジルだとはおもっていましたが、ルシファーのものだとわかったのは偶然でした。

私が書いたものをとある生徒さんが見て、それはネットで見たルシファーのシジルに似ていると教えてくれたのです。なるほど、よく似ています。

ちなみに、シジルとは召喚印または契約印のようなもので霊体そのものではありません。当たり前のことですが、シジルのあるところは、召喚された霊体もいます。

この猫の場合も、猫の置物の周りにシジルが浮き上がり、ルシファーと呼ばれる霊体はお腹の部分にはいっていました。

 

富と繁栄の神様 ルシファー

それにしても、なぜ招き猫にルシファーなのでしょうか?

答えは簡単。カバラでは、ルシファーは富と繁栄の大天使だからです。

西洋では、何か新しいことを始めるとき、ルシファーにお願いします。
起業家が事業を軌道に乗せるため、芸能人が売れっ子になるため——要するにルシファーは、お金と名声が欲しい時、契約する大天使なのです。

日本でいう、商売繁盛のお稲荷さんみたいな感じでしょうか。
大阪の今宮恵比寿に「商売繁盛、笹もってこい!」という掛け声がありますが、西洋風に言えば、「商売繁盛、ルシファーもってこい」なのです。

その招き猫にルシファーを召喚した人も、「招き猫だから、商売繁盛!」くらいの軽いノリ、いえ、召喚した自覚すらないかもしれません。本人が、意味が分かっていようがいまいが、正しい手順を踏めば誰でも召喚できるので、単に「商売繁盛のおまじない」くらいのノリでやった可能性すらあるのです。

 

カバラの大天使には、それぞれ職能とシジルがある

「西洋では……」といいましたが、「何を言うの! キリスト教ではルシファーは悪魔ですよ! とんでもない!」といわれるかもしれません。

とはいっても、ルシファーシジルのある有名人は、実業家にも、芸能人にも、アスリートにもけっこういるので、決して特殊な黒魔術マニアというわけではなく、それなりに広く流布しているように思います。

今の時代ですから、自分の欲望を叶えるためには、なんでもOKなのでしょうか。

キリスト教では、ルシファーは神に反逆して堕天した悪魔ですが、カバラでは、大天使の一人です。一人というのは、カバラには様々な大天使がいて、それぞれに職能があります。

例えば、美の大天使ヨフィエルのシジルは、女優やモデル、ダンサーなどによくみかけます。アメリカの化粧品やアロマにこのシジルがあるのをみたこともあります。

破壊と創造の大天使サミュエルは、単に出世したいとか金持ちになりたいではなく、世の中を変えるような大きなことをしたい人などが契約するようです。

みなそれぞれにシジルがあり、物に入っている場合は、物の周りにシジルが現れます。人が契約した場合は、その人のオーラにシジルが現れます。

契約すると、契約の印(しるし)がオーラの中に現れるのは、いかにも契約社会の西洋らしいかもしれません。