一生に一度の出会いを大切にしよう
多くの人がやっているFacebookやTwitter、LINEなどのSNS。流行り始めたときは「誰とでも気軽につながれる便利なツール」というイメージで始めた人も少なくないでしょう。しかし、最近そんなインターネット上の人間関係に疲れてしまう人が増えているようです。
職場で会って、家に帰っても職場の人たちとLINEでやり取りしたり、ママ友とSNSでつながっていないと子供が仲間外れにされてしまうからと、気乗りしないがLINEでグループに参加したり……。家事や介護で忙しいなか、気軽にLINEでメッセージを送られて、即、返信しないと陰で噂されたりして、精神的なストレスを抱えてしまうことになりかねません。
上辺だけの人間関係に疲れた人ほど、「一期一会」を大事にすると良いでしょう。
仕事上では人脈が大事なときもあります。浅く広く、人とお付き合いすることで、多くの知識や価値観を学ぶことも出来るでしょう。しかし、プライベートなことに関して言えば、知り合いはほどほどぐらいの方がストレスになりません。
広く浅い人間関係よりも、1人の人との深い付き合いを
そもそも、心の底から信頼し合える人間など、それほど多くいないものです。
100人の浅く広い関係よりも、たった1人の深い関係を築く方が、心豊かになれることでしょう。
禅語の「一期一会」という言葉は、「今のこの出逢いは、2度と巡ってこない貴重なご縁。一生に一度のこの素晴らしい出逢いの機会を大切にしましょう」ということです。
これは、出逢いの数を増やしたり、友達を多く持つという意味ではありません。
1人の人と深く付き合う方が、心から信頼し合う関係を築くことで、あなた自身も心の安定を得られることでしょう。
ときには相手と距離を置く勇気も必要
皆に好かれる善人はこの世には存在しません。あまりにも八方美人になりすぎると、自分の意識さえも曖昧になっていきます。
「この人と上手くやろう」「この人とは仲良くなろう」と思う考えを続けていると、上手くやることに執着し、仲良くしなければいけないと思うことで、自分を縛ってしまうことになります。
人に嫌われたくないという気持ちばかりが強くなると、ある日、鬱になってしまいかねません。睡眠障害や頭痛がしたり、他の身体の部分に兆候を感じるときは、勇気を出して、距離を置くようにして下さい。
その人間関係に執着し過ぎることはないのです。
人の心は変化するものです。
無理して嫌われる必要はありませんが、あえて好かれなくても構わないと思う気持ちを持つことです。物事・人間関係、そして、言葉にも執着しないで下さい。
人間関係が上手く行かないときほど、その関係に執着しないで、少し距離を置いて見て下さい。
「捉われない心」を持つことで、あなたは新しい良縁を招き寄せることが出来るでしょう。
ありがとうございます。