「左脳的スピリチュアル~人生に奇跡を起こす魔法を手に入れる~」PART.20

不幸のスパイラルにつかまらないために

1.不幸を招き寄せる「罪悪感」
結論から先に言います。「罪悪感」は、最もエネルギーの低い感情です。エネルギーが低い感情を抱くとどうなるか。もう皆様なら察しがつくと思いますが、不幸のスパイラルにハマってしまいます。

では、「罪悪感」とは何か?
国語辞典には、「罪を犯した、悪いことをしたと思う気持ち」と書かれてあります。ここで言う「罪を犯した、悪いことをした」ですが、これがとても広いですね。何が「罪」で、何が「悪いこと」なのかは、個人差があるからです。そして、この個人差の基準が問題な訳です。親であったり、世間一般の常識だったり、周りにいる人の価値観だったり…etc.

何が問題なのかというと、人任せにしてしまっている点です。自分の人生の責任は自分にあります。上手くいってもいかなくても、それは誰のせいでも無く、自分のせい。だから、日々選択の毎日ですが、どんなに小さな選択も自分でする必要があります。しかし、選択をする時の基準は、『何が正しいのか?』なのではないでしょうか?

何が正しくて、何が正しくないのか・・・。もちろん、正しいことをするのは悪いことではありませんが、誰が正しいか正しくないのかを決めるのでしょう。おそらく、自分ではありませんね。

2.「罪悪感」を手放し、自分も知るために
100%自分で選択をすると決めた時、皆さんは迷われるかもしれません。「誰の目でもなく、一般常識に依るのでも無く、自分で決めてください」と言われたら、どうでしょうか?

「何がしたいのか、よく分かりません」という声をよく耳にしますが、これもその弊害。どんな些細なことでも自分で決める、選択する習慣があれば、今、自分が何を求めているのかが分からないということにはなりませんし、徒に罪悪感を感じることも無くなるでしょう。

私たちは常に複数の人達に囲まれて生活しています。例えば、周りに5人居るとします。5人全てを満足させる又は納得してもらうことをしたり、言ったりすることはかなり難しいですね。賛成する人もいれば、反対する人もいる。そして、それぞれが主張することは、その人にとっては紛れも無い正義です。

Aさん、Bさん、Cさんには受け容れてもらえたけど、DさんとEさんは不機嫌になってしまった。すると今度は、DさんとEさんに「実は、あれは本心じゃなかったんです」等と言い訳をしながら、「ああ言わない(しない)とAさんがうるさいから」といった悪口にまで発展しかねません。こういった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?これが罪悪感につながったとしたら、良いことなんて本当は無いはずです。

でも、常に自分の責任で選択して、決断していれば、誰の意に反しても気にならなくなります。それは、『自分で責任を取る』という覚悟を決めているから。「人を敵に回しましょう」と言っているのではありません。自分の意見を持たず、その時々によって意見が変わる人よりも常にその言動が首尾一貫している人の方が信用も得ることが出来るのではないでしょうか?人の意見に反することを怖がって迎合すれば、怖がっていたものを引き寄せることになります。逆に、何も恐れずに自信を持って、自分の態度を貫き通せば賛同してくれる人が必ず出て来ます。

自分で選択する習慣をつけてください。そうすることで、人生の目的が見えてきたり、自分が何を欲しているのかも分かるようになります。自分が欲しているものが分かれば、叶え方も分かってきます。なぜなら、「何が分からないかが分かれば分かったも同然」という算数の問題と同じだからです。まずは、自分を知るためにも「自分の人生に責任を持つ」こと、「何事も自分で選択する」ことを心がけてみてください。

3.「罪悪感」と「思い込み」
刑事ドラマで登場する犯人の動機に多いのが、「罪悪感」から始まる「思い込み」です。ほんの些細な罪悪感によって、疑心暗鬼になり、善意の行動も悪意に感じ、果ては殺人にまで発展してしまうというパターン。見覚えがありませんか?よく登場するパターンですから。

このパターンを見る度に、
①判断してはいけないこと
②罪悪感が最下層のエネルギーであること
を思い知らされた気分になります。

判断する時には必ず主観が働き、決して客観的ではありません。要は、「思い込み」につながるものです。そしてそれは、得てして真実とはかけ離れていたりします。判断する時、その基準はこれまでの経験であることがほとんどで、そこに罪悪感があったら前向きな判断が出来ないのも無理はありません。罪悪感があることで、物事を見る目が歪められてしまうんですね。「思い込み」は、「罪悪感」から始まる場合だけではありませんが、どちらも私達を不幸へと導く低次のエネルギーであることに変わりはありません。

「思い込み」に依る行動は、とても強いものなので、これをポジティブなもので占めたら、私達はとてもパワフルになることが出来ます。周りの人達から「出来ない!」と言われても、『イヤ、絶対に出来る!』という「思い込み」によって願望成就を成し遂げることも可能です。よく、占いの上手な使い方として、良いことだけ信じる、というのがありますが、これもその1つ。

つまり、「信じる者は救われる」ではありませんが、「強く信じる=思い込み」で、その「思い込み」で事態に変化が生じるのなら、やはり私達の思考や感情には力があると言えるのではないでしょうか?

何を信じ、何を見るのか、ということについても私達は、無意識のうちに選択をしています。何を選んで良いのか分からなくなったら、ハートに聴いてみましょう。ハートに聴いて、ハートがワクワクしたらGO! モヤモヤしたらSTOP!

人生は、とてもシンプルなもの♪
あなたの人生は、あなたしか生きることが出来ないということをどうか忘れないでくださいね。